イデオロギーと政治の乖離。

mimisemi2009-02-12

前提的なポストモダン的ニヒリストである俺は「あえてやるコミットメント」のクールさを普段から主張しているわけだが、最近の俺の「あえてするコミットメント」はマックでメシを食う事だ。マックに行くと客は有色人種だらけだが、これが意味するのは「Well Informed」な白人達はそんなジャンクフードは食わないということだ。しかし、俺はそういったところに「あえてする」ニッチを見つけ出す。つまりは「マックでなんか食事をしない。行ったとしてもサブウェイでサラダを頼むだけ」みたいなのがクールだと思っているヘルスコンシャスという名のドグマに支配された気取り屋達へのアイロニーが「あえてマックで飯を食う」ことなのだ。お前らは健康を気遣って本来は大好きなはずのマックでメシを食うのをやめたのだろうが、俺はその健康を気遣うということを超越して、あえて健康に気を使いながらもほどほどにジャンクフードを食うという、ジャンクフードとの上手い付き合い方をしている。普段の俺の食生活が
精進料理のような感じなのは言うまでもない。ようは普段は玄米と納豆みたいな食生活なので、たまにマックを食おうが関係ないのだ。あくまで主食は玄米と納豆だから、たまに食べるジャンクフードなど痛くも痒くもないわけだ。


雑誌とかに載ってるどうでもいいコラムみたいな文体で書いてみた。どうかしら?まぁそれはともかくでもね、クオーターパウンダーだっけ?ビッグマック以上にデカイやつね。それとフレンチフライとコークっつー癖が最近ついちゃってっつーのもさすがにサブウェイに飽きてきたんだよね。で、こっちって日本みたいに食生活が素晴らしくないから、外で食えるのっつったらマックかサブウェイかピザぐらいしかない。吉野家とかなか卯みたいな庶民の食卓みたいなのが無いんだよね。これには本当に困るっつーのもね、メシ食ってから学校行っても夜になると腹減るんだよね。で、前は外で食うのを我慢して家に帰ってきてからメシを食ってたけど、フォレストヒルズに引っ越してきてからっつーのはさ、単純に家に帰るまで時間がかかってるからもう何か作るのが面倒になるのね。まぁ通学時間は40分増しぐらいなんだけど、でもDaily basisで考えると結構デカいんだよ。だからもう腹へったら外で食う事にしてるんだけど、学校のカフェテリアなんてクズだし、かといっていつもサブウェイじゃ飽きるし、ピザも散々食いまくって飽きたんだよね。学校周辺っつーかマムハッタンっつーかアメリカが恐らく平均的にバーガー屋かサンドイッチ屋かこってりしたデリしか外で食えるようなのが無いからさ、本当に困ったもんなんだけど、最近はマックに行く癖がついてるんだけど、一気に腹が出てきたね。もうすげージーパンがキツいもん。短期間でこれだけ太るのは凄いよ。さすがマック。


スーパーザイズミーなんかを見るまでもなく、マックっつーのはバーガー系のチェーン店の中でも格別に体に悪い部類に入ると思うんだけど、でも食うのが無いからマックしかないんだよね。バーミヤンとかデニーズみたいなのが無いんだよ。あーこういう時は本当に日本が恋しくなるね。日本って外食は素晴らしいと思うよ。本当に。吉野家とかは無い事もないんだけど、別にわざわざ電車に乗って行くほどのものでもないんだよね。ようは学校付近にあるとかさ、通学路にあるっていうアクセシビリティが重要なんだよね。それを考えると本当に無いんだわ。食うところが。みんなどうしてるのかな?メシ。


ところでマイブームのレオ・シュトラウスなんだけど、ちょっとまた覚え書きをしたいので書いてみるねっつーのはね、基本的にネオコン思想っつーかシュトラウスみたいなエリート主義ってようは悪用されやすいんだなって思ったのねっつーのはね、例えばシュトラウスニーチェに倣って、賢人や哲学者が新しい道徳みたいなのを作り上げるべきだみたいなことを言ってるんだけど、こういったものを馬鹿が実行してしまうと言うまでもないパパブッシュのNew World Orderみたいな話になっちゃうんだなって思ったのね。「我々エリートが価値や道徳を想像するのだ」って本当のエリートがやればいいんだけど、そこで俗人がやるともう最悪なんだよね。ドクトリンはシュトラウスのようなエリーティズムで、んで勘違いして実行しているのがただの馬鹿っつーのは衆愚政治以上の悪夢だよね。こういう勘違いによって色んな人達が被害を被ってるわけだから、本当にシャレになってないと思う。ニーチェの超人思想や権力への意志といった概念がナチスに歪曲されて解釈されたりするのと同じように、シュトラウスのような思想もまた、馬鹿なネオコンどもに歪曲されて解釈されて、んで酷い事になってるっつーのが今の世界の現状だろうね。まぁあのWブッシュのほうね。で、ヒトラーってのはニーチェを読んだ事が無いらしいんだけど、それは恐らくダメなネオコン連中もシュトラウスを読んでいるやつらなんていないだろう。恐らく。


衆愚政治を抑えてなおかつ権力の暴走を抑えるための賢人政治というかエリート政治のドクトリンが馬鹿に利用されて馬鹿の権力の乱用のツールになっているっていうのは本当にアイロニカルというか逆説的だと思うよね。イデオロギーというタームで考えると、例えば本来的なマルクス思想を元にした社会主義国共産主義国が存在しなかったように、ネオコンっつーかエリート主義みたいなのもまた、ただ歪曲されて解釈されてただのイデオロギー的ドクトリンか、統治のためのツールになっているっていうのが現状だよね。ようは俺が言いたいのはリテラルな意味でのイデオロギーと現実的な政治との間に凄まじい断絶があるってことね。それはイデオロギーを行使する側にアホなのが多いんで、おかしな形でそれが行使されて、んで結果的に権力の乱用の道具になっているっていうね、共産主義がそうだったように、ネオコン思想もまた同じなのかもしれない。ようはちゃんとしたやつらが政治家になってないんでこういうことになるんだよね。私利私欲を考えるような低俗な人間が政治をやっているからこういうことになる。だからやっぱちゃんとしたエリートが政治家にならないとダメなんだよね。


あともう一つね、シュトラウスとは関係が無い、まぁ俺の最近の持論の選挙民を免許制にするっていう話だけど、ちょっと考えたのがね、ようはさ、直接民主主義のベースとなるようなシステムっつーか、ようは暇人がよく決まった場所に集っては政治的ディスカッションをして、んで様々な意見を交換したり意見を表明するっていうさ、小さいコミュニティでのみ可能な直接民主主義の形態ってのがあるじゃない?で、俺が危険だと言っているのは全ての人が政治に関わる直接民主制で、俺がここで言っている直接民主制ってのは代議士の一個前にまた層があるっていうね、社会がStructural Levelに存在していて、政党がPolitical Linkage Levelに存在しているんだけど、その合間に選ばれし民衆による公共的な政治のレイヤーってのがあってもいいんじゃないか?って思うわけ。ようは政治家というレベルではないんだが、市民エリートが集ってああだこうだ討議をするっていうレイヤーを通して、Political Linkage Levelに民意を反映するみたいなさ、そのもう一つのシステムというかレイヤーが必要なんじゃないか?ってことね。


ようはそこで俺が危惧しているような馬鹿共はこの市民エリートによる公共のセクターには参加できないわけね。もちろんそこにはアホの政治権の剥奪という常識で考えればとんでもない考えがあるわけだけど、でも民意を政治的なレベルに上げるためにはやはりそれはエリートの手によって成されないといけないわけね。で、そういう民間による公共セクターを担う人達ってのは誉れの高い職業でさ、給料も良かったりするんだけど、相当頭が良くないとそのセクターに参加できないみたいなね、そういうなんつーか民間のシンクタンクみたいなのがあってもいいんじゃないかな?って思うんだよね。もちろんそこでアメリカのロビー活動みたいに特定の政党と結びつくような腐敗が生まれるのは目に見えているけど、そこをなんつーかNGO的な発想でやるんだよね。あくまでそこはオンブズマン的というか、政府に対して相当批判的なエリートが集まっているブロックってのが必要なんだよね。常に権力に対して監視を続けつつ、様々な民意を吸収して、それらをプラクティカルな政治的なものとして政治のレベルに問うっていうような、まさしく中間団体ね。


もちろんそこで政府レベルでも政治家にエリートが集まっててさ、んでその権力者側のエリートと市民側のエリートの意見が統合されたものが政治的なアクションとして出力されるっていうね、恐らくこのシステムでは市民ブロックによって過剰な権力の乱用は抑えられるし、まぁそれ以前に私利私欲のために権力を乱用するような政治家ってのが権力側にいないわけだから、まぁそういう問題は起こらないはずなんだけど、仮にいたとしても厳しいチェックによってそういう政治家ってのはもう辞任せざるを得ないみたいなさ、そういう具体的な権力に対しての力を行使できるようなセクターってのが市民側にあればいいんだよね。まさしくチェックアンドバランスなんだけど、まぁこれを擬制っつーかありえない幻想だっていう人もいるだろうけど、でもやっぱポイントはエリートに権力を持たせるというところに尽きるんだよね。それは市民セクターでも権力セクターでも具体的な力を持っているというのは政治的エリート達だけなわけね。まぁそのエリートやらをどう定義してどう選ぶのか?っつーのはまた難しい問題だけど、でもね、これってある意味で俺のショタコンサバティヴなイデオロギーとコンパチブルなんだよ。結局はまぁ反民主主義的でエリート主義的なのは変わらないからね。政治のせの字すらも知らないような輩には政治権を持たせないわけだし、まぁ前にも書いたけどスターシップトゥルーパーズの「市民権」みたいにようは政治権ってのを持つ事が凄く社会的にも名誉なことみたいになれば例えば政治家になろうとしなくても、市民セクターで政治的なものに参加するようなエリートになるっていうような選択肢も増えるんだよね。で、社会的には何気に政治家になるよりもそっちのほうがかっこいいっつーかソーシャルステータスが高いみたいなさ、そういうレベルの高い民間による政治的機構があればいいんだよね。そんなのあったら俺もそこで働きたいって思うしね。


どうよ?これ?古代ギリシャの政治討議の場みたいなのを民間の政治的機構として布置するっつーのは?その人達はそれが仕事だから政策なり外交なりっていう政治的なことの研究とか検討っていうのに腐るほど時間を使えるわけよ。で、権力もそこに分散されるわけね。特に民間の政治機構にも権力が分散されるっつーのは凄く良い事だと思うよね。もちろんその政治機構はエリートによって担われているわけだから、衆愚政治みたいなものに陥る心配も無いわけ。まぁ政治に疎い人達から政治権を剥奪するっつーのが乱暴過ぎてなかなか通らない意見だとは思うけど、やっぱ前にも書いたように民主主義ってのが馬鹿を誘導して権力を乱用するということに悪用されているような国が明らかに多いわけでさ、そういった権力の乱用の横行を防ぐためにも民主主義への盲信ってのはもうやめたほうがいいと思うんだよね。これだけは確実に言えることだよ。


ってことで今日はこの辺で。

Hi Fidelity Dub Sessions 1

Hi Fidelity Dub Sessions 1

一人前になるためには20歳までに葉っぱを吸わなきゃいけないということらしいですね。それにしても練マザファッカーのDOがコカインで捕まったらしいけど、本当に酷い話だよね。大量に持ってたとかだったらアレだけど、ちょっとぐらいの個人使用ぐらいおおめに見てやらないとさ、例えばこのDOみたいな「これから」っていう若い奴の可能性がメディア報道とか「前科モノ」みたいなレッテルによって失われるわけだよね。本当に勿体ないことだと思う。これってのは育ち盛りの若葉に対してどうでもいいようなことを理由に除草剤を蒔くようなようなもんだよね。こんなのただの国家権力の悪用だよ。