聴き倒れ方丈記。その8。

風邪の峠は越したけどダラダラと無駄に軽い症状だけが続いてる感じでなんか嫌だなーって感じで続き貼るけどね、前にも書いたかもしれないけど今みたいにレコード聴いてばっかとか本読んでばっかって生活だと股がムレて湿疹みたいなのが出来るんだけど結構しつこいんだよね。んで湿疹なのかインキンなのか分からないんで両方の薬を塗るという実験をしてみようと思います。

 

あとまぁあんまオナニーしなくなったってのもあるかな。シャワー浴びるとき以外ちんちんが開帳されることがないというね、全然ヤラない女とかはカンジタとかになりやすいとかっていうのに通じると思うね。

 

んでまぁレコード話の続きなんだけどディガーのアンセムみたいな曲があるんだけど

 

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死んだレコードを掘り起こしてサンプリングして再生させるっていうヴァイナル・ネクロマンサー的な感じなんだけどその風景が短編小説みたいに浮かぶっていうところのフィジカルな感じだよね。あとこれとか何回見たことか。

 

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なんかその酔狂なこだわりとか懐古とかじゃない理に適ったフィジカルで音楽を聴くことの効果ってありそうだよねっていうかそういう研究ありそうだよね。例えばディズニーランドのアトラクションをVRで体験できるっつってもディズニーランドって誰かと行くっていう共通体験っつーか楽しみをシェアするっていう感覚があるわけじゃん?それ言い出すと旅行なんかもVRで済むって言えばそれまでだよね。体に障害があったりして行くのが大変な人がVRで代用するのかVRで代替可能なのか?っていうところだよね。まぁVRだったら待ち時間とかないし時間の効率いいはずなんだけどなんか違うよね。

 

あとまぁ並んでやっと乗れた!っていう先がVRっつーのはまぁ別にキャプテンEO的な感じで(笑)ありそうだけど音楽についてもネットで聴けるからいいやっつーので失われてるものってのは相当あるんじゃないかって前にも散々書いた気がするんだけどこれってまぁ普遍的で便利になったのになんかつまんないのは何なの?っていうところだよね。いや、音楽シーンの停滞とかもう流行りとかメインストリームとかが無いとかっていうことでもない便利すぎるというところから来る退屈さだよね。

 

仮に洋服とかもデジストラクトとかできるようになって家でカスタマイズしてそのまま着るってことになったら便利は便利でコストもかからなさそうだけどすげーつまらなさそうだよね(笑)それって服はデジタルなの?それともオリジナル?みたいに違いが分からないレベルでデジタルで作れるようになりそうだけど身につけるものとかはどれだけそういうのが進歩してもデジタルとアナログでは違いが顕著だろうけど音楽とかに関して言うと実質の違いはないからね。

 

だからまぁそこで体験ということなんだよね。レコード屋なりCD屋に行って発見した喜び!みたいな個人的な体験も音楽体験になってるっていうか言ってる時点ですでに音楽なんだよね。なんか色々ありそうだけどあれなんだよね、その便利になったっつっても意外に見落としてたり凄く重要な要素が無くなってたりする場合もあるかもよ?っつーところだよね。まぁそんな意味でもあれなんだよね、仮にネットとかで全部見れてもそもそも検索しないとかね、知る機会が無いとかってやっぱりヤバいと思うんだよね。

 

なんつーか選択肢がある人はいいけど無い人はどうなるの?って話だよね。ストリーミングとかで済みそうなのは買わなくてよくてわざわざレコードで買わないと良さが無いようなのはレコードで買うってのはあえてレコードにこだわるとかっていう意味ではなくて確固たる意味がレコードを選択するというところにあるけど選択肢が無い場合、もうそこで格差が出来ちゃってるもんね。「こんなのあるよ」って教えてくれるおっさんとか兄ちゃんとかがいない悲劇だよね。別にそんなのなくてもいいよって言われればそれまでなんだけど人によってはそれを教えてもらうことで人生自体が変わる可能性があるぐらいのものがあるってことだよね。

 

なんかそこは俺はデジタルもアナログもネイティヴでラッキーな世代だ!っつって済まされないなっていうね、なんかまぁその選択のversatileな感じってのを特権的な世代とかで済ましちゃいけないなってことだよね。あとまぁ別に同世代でも音楽に熱心になったのが割と遅いっつーか仮に20代前半とかだったら俺なんかと10年ぐらいのギャップがあるわけでその場合、同世代でもデジタルネイティヴ的な聞き方をするっていうことにもなるよね。

 

アナログがかっこいい!みたいなアクセサリー的なファッション的な感じはクソだと思うからどうでもいいんだけどアナログの良さを改めて身に染みている自分としてはレコードは推進していかないといけないな!っていうのと意図的にストップをかけてたものだったんだけどストップする必要もないぐらいつまらなくなってきてやりたいことがどんどん無くなってるからレコード掘りはまた再開しようかなと思いましてねっていうか今日は続き貼るからこの辺でいいや。

 

ってことで一昨日からの続きです。

 

レジェンド扱いされるBurzumの中の人Varg Vikernesって伝説が凄いだけで思想とか稚拙で結局はまぁ在特会レベルの知能を持ち合わせてる視野が狭いクソレイシスト野郎なんだけどBlood Axisの中の人の例のブラックメタルの本の著者でもあるMichael Moynihanはガチのインテリでブラックメタルの本とかでもバカなブラックメタルの連中にインタビューしてても知能の差が明白で(笑)Michael Moynihanさん、あんたが一番ブラッディなBadassだよって言いたくなる感じなんだけどブラックメタルってようはキリスト教ドミナントな国だとそれがドミナントイデオロギー的な機能になるんだよね。あと体感ね。

 

酒飲んでタバコ吸ってコカインやりながらパンクロック聴きたい!っつってもキリスト教ディシプリンと真っ向から反対するから家が厳しいキリスト教だったりすると勘当されたりしてようはそこでの反体制とか反オーソリティってのがそのまま権威であるキリスト教に向かうことになる結果、悪魔崇拝とかになるんだよね。日本だとキリスト教なんてマイナー過ぎるし影響力ゼロだから(笑)は?って感じだけどキリスト教ドミナントな国だとそうなったりもするってことだよね。

 

馬鹿左翼が思考停止的に国家権力=悪とかって考えたりするのと同じなんだけど北欧とかだと体感としてドミナントな感じがあるんだろうね。実際はまぁジーザスってLiberatorなんだけど世俗的なキリスト教はパリサイ的な律法主義に成り下がってたりしてそれがまぁ余計に若いやつの反感を買うんだよね。んでまぁキリスト教なんつったって俺らのルーツは?っていうと太古では北欧神話だろう!っつってオーディンとかが出てくるのはまぁなんだろう、日本で言えば日本は神道だろう!っつって天照メタルとかやるのと同じかもしれないね(笑)まぁ神道ロックってあると思うけど北欧の場合、強いキリスト教への反感ってのもあってまぁそれが北欧神話になるっていうか対抗馬が北欧神話になるんだよね。

 

んでそれが形骸化されてスタイルだけ継承されてノルディックだのなんだのっつーバイキングメタルだとかフォームだけが真似されて大量に似たようなバンドが出るっていうね、まぁブラックメタルの話とか面白いから本を読んでみてください。

 

ブラック・メタルの血塗られた歴史 (Garageland Jam Books)

ブラック・メタルの血塗られた歴史 (Garageland Jam Books)

 

 

くだらない楽屋落ちのやつじゃなくて本格的な現代アートコンセプチュアルアートとかが好きだったりすると所謂80年代の病理イメージだの猟奇だのっていうこれもある種のモンドで不快な音とかスカムな音と病理やら猟奇イメージを結び付けたっていうイメージ音楽でもあるんだけど優れたやつはちゃんとそのコンセプトとアートワークと音が合致してたりして、俺がブラックメタル好きになったのもそういうフォームみたいなのが基本同じだからなんだよね。

 

別にギターとドラムとベースだったらただのロックなんだけどそこをがなり声だのローファイな蝉ギターだのドラムというかローファイなリズムマシンだのっていうLes Légions Noiresあたりの音がドストライクだけど恐らくノイズシーンとは関係ないんだけど関係ない場所で似たような音とかあとまぁ媒体がテープだったり作り手がアノニマスだったりとかまぁこのアノニミティみたいなのにも魅力を感じるよね。全てのブラックメタルがそうじゃないんだけどまぁ前から書いてるけど俺的に音を作る人間ってただのフィルターであるのがベストなんだよね。

 

大友さんがミュージシャンは音を出すだけの無能な存在であるべきだ的なことを言ってたのってまぁ普遍的な命題というと大げさだけどOvalなんかも作り手なんて音を出すだけのフィルターであるべきだって言っていてミュージシャンシップ的なのを否定してるけどまぁそれって承認欲求とか前に出たい!みたいなクソみたいな人間のエゴの否定でもあってすんげー音楽にとっていらない要素だよね。逆にポップスはそれで成り立ってるというかいかにイケメンとかかわいい子が歌ってるか?っていうまぁそれなんだけどそれの真逆ですよね。

 

だから正体不明なやつが正体不明な音を出しているなんて音楽の構図としてベストなわけでそういう要件を満たしているブラックメタルといってもアングラなブラックメタルなんかはそういうところが好きだったりするんだよね。

 

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まぁもはやメタルなのか?というね(笑)行き過ぎて逆に80年代のノイズ・インダストリアル系のリチュアル系アンビエントになってる!みたいな振り切れてる感じがたまらんよね。まぁこの辺は暗黒に飲まれていたまだジーザスに目覚める前のジーザスの迫害者だった頃の俺が再稼働させたSMKの音源でサンプルしまくってたけどとにかく禍々しさが半端じゃないよね(笑)

 

んでなんか俺ってまぁ怪談とか好きだけど怪談で心霊写真とか心霊動画とかを入れてたハードディスクだけがクラッシュしたとかって話がいくつかあるんだけどSMK再稼働の時は覚えてる人は覚えてるかもしれんけどハードディスクが二回もクラッシュして復旧とかデータのサルベージが作業よりメインになってたりとかまぁ大変でしたよね(笑)

 

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アングラブラックメタルの頂点がこのあたりのLes Légions Noiresだと思うんだけどっていうか個人的な好みだけど(笑)シンセとかもハードオフで売ってるカシオか?っていうような音で機材の充実とかと無縁なところとかがたまらないし結局意図せずにDIYになってるっていうかね、バンド組まないで一人でブラックメタルやっちゃうってまぁすんげーパンクよね。めっちゃNo Future出しリア充だったらこんな音楽やってないだろうし(笑)

 

ただ禍々しさを追求するっつっても結構大変なんだよね。簡単に出来そうで出来なくてそこはやっぱり表現したいものがあるのかどうか?っつーところだと思うんだよね。そういう意味でコンテキストはハイブローじゃないけどハイブローな芸術に匹敵する表現主義というかもはや音響芸術ですよね。

 

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ただまぁそれは国関係ないんだけどdevoutという感覚がそのまま対象がサタンになっただけで基本構造がキリスト教ってのが面白いんだよね(笑)悪魔主義的な修道士がやっている音楽という感じで悪魔主義だから独特の崇拝の方法があるのか?っていうとそうでもなくて「サタン!愛してる!サターン!」とかって叫んでたりしてそれって別にジーザス愛してる!って歌ってるメガチャーチの鬼ダサいクリスチャンロックとどう違うの?っていうところだよね(笑)あとフェイクだとは思うんだけど悪魔主義のミサを録音したレコードとかの音源でも祈りの発声の仕方とかリズムとかがカトリックのミサそのままでただ内容がサタンになってるだけっていう(笑)このあたりもある種のモンド感を感じずにはいられないよね。

 

でもまぁすんげーサタニックな音源って少なくてサタンがどうのとかっていうコンセプトにしてはいるけど中身がただのメタルだったり下手するとポップスだったりとかガチで呪われてそうな禍々しい音源って少なくてさ、あとAnton LaVeyなんかはショービズ悪魔主義だと思うんだけど持論としてリアルなサタンはムーディーな音楽を好むんだなんつってアルバムとかに入ってる音とかムードっぽいオルガンだったりするし(笑)

 

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ガチで悪魔主義に目覚めた人とかが聴く音楽って意外に少ないんだよね。ジャケは禍々しくても中身は全然ってのが大半でLes Légions NoiresみたいなガチなやつはCD化されてなかったりまぁ売ってるわけないんで(笑)出会えなかったりとかね。まぁだからウォール伝は良い出会い系サイトなんじゃないですかね。

 

まぁそんな感じでまだ続くんでんじゃまた。