レコハン記。その4。

 っつーかD.Oさんの悪党の詩ってあるじゃん?

 

悪党の詩

悪党の詩

 

 

なんか溜めるっていうのかね。発売してすぐ読まないで「よし!」って思ったら読む!って思ってたんだけど「その時が来たな・・・」って思ったのがまさに「今!」なんだけどかなり自慢になってしまうんだけど最初は「え?」って感じだったんだけど鎖文芸部っつー鎖のTumblerとかツイッターのオフィシャルがあるんだけど全然知らなかったんだけど二か月前ぐらいの投稿に俺のマッシュアップが貼ってあって「マジか!」って感じやったんよね。

 

鎖文芸部 • justjuke: Tru B-Boyz Strikes Back (Mimisemix) by...

 

鎖文芸部 • justjuke: Shomei (Mimisemix) by Satanic Mental...

 

鎖文芸部 • justjuke: Gate (Mimisemix) by Satanic Mental...

 

鎖文芸部 • justjuke: Kusari Groove (Mimisemix) by Satanic...

 

オフィシャル公認マッシュアップってことになるのかよメーン!って感じでテンション上がりまくってるんだけど二年越しでオフィシャルに言及されるとか上げてて良かったぜメーン!だよね。ただ最近の新譜はアカペラ無いからマッシュアップ作れないぜメーンって感じなんだけどD.Oさんの本は一気読みしないでゆっくり読んでる感じなんだけど収監前の話のところだけ先に読んじゃったんだけどそこでCBDオイルってのを知ったんだけどまぁ詳しくはググって欲しいんだけどTHCのところがイリーガルだぜメーンって感じなんでカンナビジオールってところだけ抽出したものらしいんだけどその分離っつーか精製するプロセスに手間がかかるらしくてすげー高いんだけどちょうど今俺は不眠に悩んでいるっていうかデフォですけどね。

 

不眠っつーか寝つきが悪いってのはいつものことでんでまぁ眠れないと薬を多めに飲んじゃうことが多々あってんで今って特に眠剤とかの規制がなぜか「日本にドラッグが蔓延してしまう!」みたいなイリーガルドラッグと一緒くたになってまぁ一部の乱用者とかパーティードラッグ的に使うってのが問題になったりするのとほぼドラッグディスペンサー状態になってる医者とかもいるからまぁ規制が凄くなってちょっとでもダブると医者の方が多めに出しているっていう感じになっちゃって警告状みたいなのが届いちゃうらしいんだよね。

 

前はデパスとか二か月分とか出せたから勝手に頓服代わりに使えたりとかしてまぁそれだけ乱用も増えるんだけどさ、今は特に厳しいんだよね。んでまぁなんかその規制が厳しい薬を使ってるっつーのが嫌になってっつーか患者とかあんまり関係ない感じの一方的な政府の規制とかの匂いが嫌なんでんじゃあもうその特に規制強いやつとか使わねーよ!って感じになって変えてもらったんだよね。まぁ脱眠剤中毒になるからいいんだけどまぁ眠剤マックスでも眠くならないとかマジでヤバいからね。

 

んでまぁその眠剤の部分を結構ヘビーに眠くなる安定剤にしてもらったんだけどただまぁこれってのが突然死とかする場合があるやつで(笑)危険なものってわけじゃないんだけどね、ただまぁ眠くなるぜメーンマックスカクテル状態からちょっと脱したからっつーかやっぱりもう脱ドラッグしていくしかないよなっつーところはあってさ、まぁそんなんで例のTHC・・・じゃないほうね(笑)CBDですね。英語の試験っぽい名前だが。

 

まぁそれの摂取の仕方ってのが安定剤にすぐ耐性がついちゃってタブーとされている例の舌下なんだよね(笑)舌下に入れて90秒ぐらい待つらしいんだけどその辺は本物と同じ感で溜める場所が違うだけなんですねっていうまぁそれはともかくね、んで例のクサの香りが凄いするらしくてまぁそりゃそうだよなって思いつつニューヨークに思いを馳せながら寝れたりすればいいなっていうまぁ脱ドラッグの方法としていいかなっていう感じで試してみることにしたからまぁどんな感じだったか?とかはまた追々書いていくぜメーンって感じですね。 

 

まぁホントにハイになる成分とかじゃなくてリラックスとかっていうそういうもんだから如何わしいものじゃないみたいなんだよね。値段が相当ネックなんだけど寝れないっつって薬が増えて行くとかマックスでも寝れないっつってマックス以上飲んじゃって処方が事実上ダブっちゃうみたいな状況から何とか脱しないといけないからね。

 

あ、んでドラッグって薬のことですからね。ちゃんとした処方された(笑)でもまぁ英語で言えばドラッグよね。んで俺の場合、長年依存してきてるから少しでも量を減らさなきゃいけないってのは常にミッションとしてあるんだけどなかなか難しいんだよね。

 

あ、そんな感じでまぁディスクレビューね。

 

ってことで前回のディスクレビュー話で言及したシューゲイザーなんだけどまぁ去年はどっぷりだったんだけどまぁその純ノイズではないバンド内のノイズって意味だとマイブラとかもライブ見たことないんだけど名物の永遠とノイズが続く時間ってのがあってまぁその辺りの音とかが本当にいいよなーと思ってね。

 

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そうそう。ホロコーストセクションだ。ブートでは出回ってるんだけどこのホロコーストセクションだけ集めた音源とかあったら超欲しいんだけどな。

 

あとMedicineのファーストね。

 

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Medicineに於いてのマイブラケヴィン・シールズにあたるのがBrad Lanerなんだけど元々ノイズシーンとも関わり合いがあった人なんだよね。んでまぁ俺はあんまりないんだけどソロワークが好きで特にシューゲイザーのBeautiful Noiseっつードキュメンタリーのサントラが大好きなんだよね。

 

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アンビエントとギターノイズの相性の良さといったら焼肉とライスぐらいのものがありますな。

 

まぁこの辺をトレスしたんじゃなくて恐らくアンプとかいじっててたまたま出音が良かったんでそのまま録音したやつとかなんだけどまぁモロにそんな感じなのがこういうのとかね。

 

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何よりギターだけでこういう音が出せる!ってのがギターに無知な俺としては当時の俺には衝撃だったんすよね。やってて衝撃!っつーかね。

 

まぁ俺の音源はどうでもいいやっていうかあれだね、あのギターノイズってある意味でフェティシズムみたいなもんで渇望するようになると所謂純ノイズではないんでもノイズ的要素があるバンドとかのノイズ要素の部分にフェティッシュになるっていうかまぁそれはファンクとかソウルのブレイクにフェティッシュになるB系の人たちみたいなのと同じ感覚なんだけどまぁそんなんであれなんですよね、ラリーズの水谷氏とも共演経験がある球体人形作家の静香さんのPSFからの音源なんだけど冒頭の旦那さんでもある三浦真樹さんのギターノイズが俺の理想とするまさにイデアそのもので「これだ!」って聞いたときに感じたのがもう衝撃過ぎてね、まぁそりゃイデアにほぼ近い理想形をすでに作り出している偉大な先人ってのはいるにしてもまぁいざ出会うと感動が半端じゃないよね。

 

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こういうオブスキュアな音源とかラリーズみたいなのってアメリカのロック好きなんだけど掘り過ぎて色んなものに飽き飽きしてる人たちに大人気らしいんだよね。日本って本当にこういうオブスキュア系とかノイズ系とかアングラ勢のレベルがすげー高いんだよね。いや、それはあれじゃんね、今買い直してるイタリアとかドイツとかのライブラリ音源とかにしても匿名性が高いオブスキュアな音なんだけど異様にかっこいいんだよね。

 

BGM用に作られてるはずだからコマーシャルなはずなんだけど例えばバンマスなりシンガーとかが前に出てくる感じじゃない分、ある種ファンクとかが抽象化されたような感じで今の耳で聴けばミニマルにも聞こえるっていうさ、DJ的にもイントロとかが長い!とかじゃなくいきなりグルーヴの部分に突入するから人気だったんだろなという予測は容易ですよね。俺は再発ブームでただ好きだから買ってたんだけど。

 

んでちなみに静香さんの師匠というのがレジェンド的球体人形作家の天野可淡さんで

 

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耽美系な感じがシューゲイザー的ドリームポップの世界観と繋がるよね。とにかく魅力的なカルチャーなんだけどまぁペヨトル工房とかの夜想とかの世界観よね。こういうのもようはディグり始めてた時期に主にノイズとかインダストリアル系からアングラカルチャーにどっぷりハマってたんだけど夜想みたいなのもまぁすんげー自分の原体験的な構成要素として重要なものを占めているなと思うと同時に今のデジタルカルチャーとは真逆の徹底的なアナログ的質感のものっていうかさ、三島由紀夫とか澁澤龍彦とかの文化的な耽美性ってのがそのまま現代に来た感じのリアルカルチャーな感じっつーのかね。

 

なんかんで今はキリスト教に開眼してまぁSMK再始動してからゴシックっぽいような感じのものを改めて好きだなーっていう耽美性と退廃性っつーのかね?廃教会的な感じっていうかうつろいやすい危うい感じっつーのかな。Cold Meat Industryとかの音源を聴きまくってたけど

 

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インダストリアル系でもサタニックなリチュアル系っつーニッチなサブジャンルがあってCold Meatから色んな所で出したやつをまとめた作品集を出しているArchon Satanitとか

 

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あとSleep ChamberのSatanic Sanctionとか

 

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有名どころだとCurrent 93のDogs Blood Risingとか

 

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決定的なのはクソがつくほどの名盤のNature Unveiledよね。

 

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この辺は仮に高くてもLP欲しいな!って思っちゃいますよね。

 

んでまぁ隠れ名盤としてオリジナルはカセットなんだけどАпорєа*の「На Рєкахъ Вавл҃нскыхъ」ね。

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んでこういうオブスキュアってさっきからオブスキュア言い過ぎ感があるけどサタニック系とか宗教系とかまぁちょうど本当にニッチなところの俺のドストライクゾーンみたいな音源をLPとかで再発してるイタリアのannapurnaというレーベルがあって

 

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元はCold Meat Industryから出てたMZ​.​412の「Burning the temple of God」なんかも再発してたりするんだよね。気骨しか感じない立派なレーベルだわ。ちなみにこの「Burning the temple of God」はアンチクライスト系の歴史的名盤だと思うね。

 

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っていうか球数出し過ぎたから続きは次のレビューでするわ。

 

ってことで続きね。

 

あとまぁしつこいようだけどレコードは禁止にしないと破産する!っていうアメリカ時代の苦い思いもあって意図的に封印してきた趣味ってのを今は解禁しても他色々とやり尽くしたから解禁でいいんじゃないですか?っていうところになってるっていうのもあるよね。

 

あとまぁおっさん現象だと思うんだけどなんかさ、いや、それこそ俺が掘ってた時代とかの40代のおっさんとかが懐メロだ!なんつってっつーか50代とかかな?若い時に好きだったディスコとかをおっさんがまた聴き直してるみたいな懐メロ現象って社会現象になってるかどうかはともかくとして個人の中で人生の中で何回か起こり得ることだよね。

 

俺的にそんなに昔という感じはしないんだけど例のPartners in Crimeのブートのコンピとかリリースが97年とかでガチで22年前ぢゃん!っつーそりゃ俺も歳取るよな!ってことになるんだけどまぁ俺の場合ね、22年前の音というよりかはそういう所謂渋谷系とかも含めた昔のサントラとかライブラリー音源再評価の時に発掘されてきたものってのは思い出の音でもあるんだけど普遍的に出がたくかっこいいな!ってのがあるんだよね。

 

まぁそれ言い出したらディスコとか所謂ダンクラみたいなのも普遍的にかっこよくてダサくなるということはないけど昔の音源ってそういうのが顕著だよね。もう確固たるかっこよさがある。あとまぁ当時の機材とかも含めた質感とかも含めてなんだけどまぁそれ言い出すとジャズなんかも当時の録音機材とかさ、The Five Corners Quintetなんかはわざわざ昔の機材で録音したりなんかもしてたけどそういう時代の産物ってあるよね。

 

で、特に渋谷系なんかが参照してたような60年代のヒップなヨーロピアンフィルムとかオシャレなアートワークとかあの時代のモンって音楽に限らずアートワークなり映画なりファッションなりっていう確固たる良さがあるよね。んでまぁ結局それってまぁ俺のドストライクなんだなっていうのを再認識してるっていうか持ってるレコードにしても意図的じゃないんだけど結果的にモンドも含めてそんぐらいの年代のものが多いんだよね。だからもうそれが好きってことでまぁ懐メロ的な部分もありつつ自分の中での普遍のイデアみたいなものなんだろうなって思うんだよね。


ノスタルジーっていうと刊行されてるのとかも含めるともうじいさんのオーディオマニアとかが「エアチェックしてました!」みたいなのが多いけど俺みたいに精神の時の流れが速いとそこまで歳を取らなくてもノスタルジーはやってくるんだよね。あとまぁノスタルジーと言えばラップトップノイズだよね。

 

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所謂Megoの連中とかが黒いPowerBookのG3とかで轟音とかグリッチを出してたのがかっこいい!みたいな、まぁこれはもっとも60年代再評価のノスタルジーとかじゃなくてただの時代の流行りで全然普遍的じゃないんだけど(笑)ただまぁ改めて聴いてみてもあの荒さは良いよね。今みたいにPCにワークステーションが積めるほどのスペックじゃなかったから限られた中でノイズとか変な音を出してたんだけど当時はさぞかしMax/MSPなんかを使って小難しいことをやってるんだろうなんて思ってたけど別にそうでもなかったというね(笑)

 

ただそのシンプルさにプリミティヴな感じがあって大友さんが当時Megoの連中をしてデジタル機器でパンクをやってる連中だって言ってたのは正鵠を得てるよね。これほど正鵠を得た言葉があっただろうか!っていうぐらい当時のあの感じに関してはまさにこれよね。まぁそれも後になって言ってるんじゃなくてリアルタイムの当時に大友さんがそういう評価をしてたんだけどね。逆にそういう意味で過大評価とかもあったんだけど弾けないギターを弾く的なパンク加減っつーと形骸化したパンクとか結局演奏上手くなっちゃったパンクバンドとかよりよっぽどパンクだったなっていうまぁヘタウマとでもいうのかね。まぁ後にどんどんソフィスティケートされていくんだけどね。

 

んでディスクレビューは後にするとか言いながら色々と今掘ってきたのを聴いてるんだけど神々しいユニオンガールズが居たところで買ったDeathbomb Arcという初耳のレーベルの三枚組のコンピがあったんだけど所謂RRR的な?っていうスカムバンドのコンピかな?と思って調べたら近年はまだ聴いてないんだけど全く商業性を意識してないようなノイズ・エクスペリメンタルヒップホップなんかをリリースしてたりしてかなり注目のレーベルらしいっつーか元々凄くDIY的なFuck YouなAttitudeを持ったレーベルらしくて今回買ったコンピは結構前のやつで単純に安かったからっつーのと面白そうっつーところだったんだけど大正解だったんですね。

 

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まぁ語弊を恐れずに言うと俺がギターノイズとかでやってるのとかと似たようなスカム感があるインプロとかで所謂「ああ、同業者の方か」って言う感じなんだけど(笑)変なインプロといっても適当にやってりゃいいわけじゃなくて全くカテゴライズ不可能なすんげー良い音を出してる絶対これで食ってるわけじゃねーだろうなっていうバンドの音源がこれでもか!ってぐらい入ってるボリューミーな内容でDavid ToopがキュレートしたNot Necessarily "English Music"

 

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の現代版と言えなくもないような内容で現代音楽なんつってもフルクサスとか絡むとスカムとの違いが紙一重でそこが小難しい現代音楽というよりも至上のスカム音楽という楽しみが生まれるという好事家にはたまらないテイストがあるんだけどそんなテイストを持ったコンピでDeathbomb ArcっつーFuck YouなAttitudeで20年以上やり続けてるレーベルがあるんだなっていうのを知れただけでも儲けものなのにコンピの内容も神な感じで最高でしたね。

 

っつーかこの文章本編なんだけど本編もディスクレビューみたいになってるね(笑)っていうかまぁ色々と長くなったから本編短めだけどとりあえず続きはまた今度ってことでんじゃまたね。