レコハン記。その13。

 ディスクレビューなんだけどゲンオン系っつーことであれだわ、渋谷Waveで買ったOHM: The Early Gurus Of Electronic Music (1948-1980)っすかね。色々と衝撃だったけどシェフェールが「俺と似たようなことやってやがる!」っつって衝撃を受けたってのはよく書くけど

 

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あとまぁ楽器が達者じゃなくてもこんな演奏していいんだ!っつーのでMEVとかも衝撃でしたよね。こんな自由でいいのか!っていうね。

 

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んでだいぶ後になってだけどCDで買ったのがLeave The Cityなんだけどタイトル通り厭世感満載っつーかよくある禅ヒッピー系の音で似非東洋な感じでがっかりした覚えがあるんだけど

 

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例のOHMのコンピに入ってたSpacecraftが入ってるのがこれなんだけどあれですよ、前回言及したイタリアのレーベルAlga MarghenからのやつなんだけどOHMのハイライトバージョンが一番良い部分で他は結構グダグダでこれもがっかりした覚えがあるわ(笑)

 

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あとMilton Babbittの「Phonemena For Soprano And Piano (Edit)」ね。単純にかっけー!って感じだったわ。理論どうのじゃなくて。んでまぁこれまたこれが入ってるCD買ったんだけどこれが一番良くて他がただのバリエーションだったりあんまりおもしろくなかったんだよね(笑)

 

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ただまぁ今だから思えるんだけど無駄だったことは一切なかったなっつーか良い音楽体験をさせていただいていたなと。そういうディグからCultivateされた感覚と経験ってのは一生モンだからね。

 

まぁあとケージのWilliam Mixもこれまた俺と同じことやってる系っつーかカットアップよね。

 

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あとまぁやっぱりCD単位で買って満足したのはダントツクセナキスのエレクトロニクス系のやつよね。

 

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理論と音の分厚さとか構成力があるから後年のTNBとかOrganumとかよりよっぽどノイジーなんだよね。そこまでギーギーしてないけど音の迫力で言うとクセナキスがダントツなんだよね。

 

あとまぁEMFからのElectronic Musicはゲトッたときはうれしかったなぁーっつーか通信制の高校のスクーリングの帰りにHMVで買ったんだったわ。

 

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やっぱ俺って早熟よね。音楽に目覚めてからの進歩が早過ぎるんだよ(笑)後にそれは学問やらにも受け継がれていくっていうか現在進行形なんですけどね。

 

ただそうやって断片的にゲットー!って感じだったから色々と知る段階でなんでも聴けるというのがどういう感じなのかは想像できないけどまぁそういう世代に悪い言い方になるけど今の世代に生まれてきて本当に良かったと思うんだよね。

 

足でディグる感じとかネットある/なしとか90年代の音楽の黄金期やら良いことだらけだよね。ただなんかそれでなんつーか俺の世代はラッキーだったな!で終わるんじゃなくて後世にも伝えて行かなきゃいけないよなっていうのを切実に感じるんだよね。偉そうな啓蒙じゃなくてこんなに楽しいもんがあるんだぜ!ってことだよね。

 

ってことで続きますっつーかまぁまた次回のレビューでまたなんか書くわ。

 

ってことで続きです。

 

いや、まぁそれが正しいじゃない?なんで音楽の良さが盤のレア度なの?ってさ、まぁ今の俺がもっともファックとする金が全ての軸になってるっつー最たるもんで所謂クラブジャズとかってそういうのの巣窟でさ、ユーロジャズなんつって実際は演奏が二流とか三流で見向きもされなかったが故にそっぽ向かれて刷られないようなのにかっこいいトラックとかが一曲ぐらい入ってるだけで「キラー」とかって言われてクソなDJがそういうのでマウントを取って盤の値段がクソ上がるとかね。

 

まぁそういうのって別に日本だけじゃなくてノーザンソウルとかの世界でもまぁイギリスとかでもそういう現象はあったにせよ日本のクラブジャズ関係の何がクソか?ってそのレア盤とする盤自体のクオリティが大したことないってことなんだよね。

 

元々そんなにセンスないやつが腕力とか権力とか姑息な立ち回りとか狡猾さでのし上がってきたみたいな成り上がりでやってきたようなやつが若手にマウンティングするために取り出してくるようなユーロジャズなんつったらまぁそもそものセンスが無いからそんなに良いわけないんだよね。

 

実際に聴いてみると「は?これが何万とか何十万なの?」っていうものばっかで別にだったらブルーノートの再発っつーかさ、普通にマイルスとかで良くね?っていう風に当時の俺ですらなってましたからね。

 

まぁ俺が凄かった!とかじゃなくて親父がジャズ好きで今は会社勤めはしてないから若いころの夢だったジャズドラマーになる!っていう夢を追ってジャズドラムやったりしてる親父なんですけどまぁよく書くけどビルエヴァンスが大好きでっつーか親父がね、まぁ俺的に言うとソフトすぎるピアノトリオとかばっかで悪く言うと女々しいようなのばっかかけてた気がするんだけどでもまぁキースジャレットのECMのやつとかもようは昔って親父がリビングで休日とかに聴いてるものがBGMじゃない?だから半ば強制的にそういうのを聴かされて育ったってのもあって今思えば良い情操教育だったんだけどある程度分かってたんだよね。

 

だからなんでこんなクオリティが低いジャズがクラブジャズ!っつって取り上げられてるのかさっぱり分からないっていうまぁだからすぐにそういうクソみたいなレア度を競うみたいな競争なんかに乗らずにむしろストレートでちゃんとした王道のジャズを聴きながら学ぶと同時に音響派のようなディープリスニングをするっていう感じでジャズのレコードを集め始めたんだけどまたそれでさらに耳が肥えるわけじゃん?

 

でもまぁ元は感性もあるけどやっぱり親父がそういうのをリビングでかけてたってのとDJやり始めてレコードを聴けるようになってからただモノとしてあった過去に親父が買ったジャズのレコードとかにウェスモンゴメリーは当時はさっぱり好きじゃ無かったけどまぁ今は言うまでもなくギターへの情熱から大好きになったけどあとまぁホレスシルバーとかマイルスもジャズ好きの親父!ってほどの量じゃなくて数えられるぐらいの量だったけどあったからそういうのを聴けたんだよね。

 

んでまぁマジなジャズだから耳そりゃ超えるよね。大体のクラブジャズとか言われてるのがフェイク臭いっつーのがすぐ分かるわけよ。でもまぁDJやるにはああいう縦社会に入り込んで実際にDJやってる友人とかも有名DJの付き人とかやってたしね、そういう世界なのかーっつーか俺絶対無理だわーそういうのって思ってた俺のモヤモヤたるやね。まぁそういうのがありつつ初渡米になって一気に世界が開ける感じになったんだけどね。

 

なんかでもそういう日本独特の村社会とか縦社会とかってのって今もあると思うけど透明化っつーかグラスノスチされてる感じがあるから嫌な人は最初からそういうのに属そうと思わないし嫌ならやめりゃいいしっつー当然のオルタナティヴがあるわけであとまぁレコ屋にしても消費が冷え込んでるから愛想よくして買ってもらうっていう当然のあるべきサービスに帰結するしかなくなる結果、ありえないぐらいあの地域のレコ屋でこんな健全な感じの人がスタッフやってるのか!って俺は感動したんですよね逆に(笑)当時の店員の感じの悪さっつったらどこって名指しすることなく平均的にそんな感じだったからね。

 

まぁいかにも金無さそうなキッズとかに愛想よくする必要も無かったっつーのもあるしまぁそりゃなんか海外のっつーかニューヨークとかでもちょっとランクが高いブランドとかに入ると当然まぁ買えるわけないんだけどウィンドウ的に入るとイエローモンキーが入って来やがったなっていうちょっと薄笑いする感じっつーの?

 

金ありそうなアジアンでも無いし何しに来たんだ?的な相手にされない感じってあるじゃん?(笑)前にやったって書いたけど青山とかのお高く止まってるだけのやたら高いブランドの店とかも雰囲気だけで高値つけてる資本主義の権化みたいな爆破されてもエクスキューズできないような店とかに入って見るといいんだよね(笑)

 

こんなこと書くとまたGoogle先生から嫌われてガンガン検索に引っかからなくなったりはてなからなんたらnotifyアラートとかが来そうだけど(笑)所詮そういう布を売ってるだけの店なんだっつー感じで入ると怖くもなんともないからね。あ、コンビ名忘れたけど洋服とは布を売ることですみたいなやり取りをするネタをやるコンビいたよね。結構好きなんだけど。んでまぁそれはともかくまぁ相手にするのか?とか声をかけてくるのか?とかさ、まぁ声かけてこないよね(笑)

 

ただなんかそういう店に入るのは度胸がいるって所詮はただの金なんだから怖がることはないってことなんだよね。高値でマウンティングを取っているだけっていう意味だと過去にいたレア盤自慢クソDJとかと同じようなもんなんだから。まぁ一緒くたにしてはダメだけどね。

 

ハイブランドでも流儀を通してるっつーかよく分からないデザインのが多いけど(笑)ちゃんとしたところもあるけどなんでこれが何十万もするの?っていう過去のレア盤扱いされてたユーロジャズ状態なブランドも多いわけでさ、ただまぁそういうのってネットでネタとして晒されたりしてどんどんブランドイメージとかぶっ壊れて行く感じだけど(笑)そういうなんかフェイクっつーか虚偽的なものの化けの皮が剥がれるんだよね。

 

んでなんであんなものを欲しいと思っていたんだろう?っていう風になる。だから結果的にただのロゴが入ってるだけのブランドものとかをダサいと思うようになるんだよね。これはまぁ健全化ですわ。ただまぁそれも着方ですんげー似合う子とかもいるからそれは別にそれを着ればいいと思うんだけどね。

 

ただまぁなんかさ、ロンドンのノーザンソウルのDJとかがレア盤買うために犯罪にまで手を染めていたみたいなのと同じ感じで女子高生がブランドもののバッグを買うために売春するみたいなのが社会問題になってたけど今なんてそこまでして売春しようと思う子あんまりいないかあとは売春好きというか(笑)刺激を求めるためとかまぁちょっとヤバい感じの子は常にいるとしてもまぁそこまでしてマテリアル的な幻想に突き進まなくなってるってのは健全よね。

 

ただ逆にそこまでしてブランドもののバッグを買おうとする意志ってのは強烈である種のハングリーさじゃん?無駄なパワーだけどすげーパワーだなとは思うよね。そういう欲望も含めてエネルギーが渦巻いていたんだよね。

 

都市部のヴァイヴスはそういううさん臭さとか今は滅多に見かけなくなったヤバそうな兄ちゃんとか明らかなヤクザとか(笑)今はいないもんね。所謂チンピラっつーの?まぁそういう輩がいる場所にはいるんだろうけどそうじゃないところにも普通にいたっつーのがね、前にも書いたけど「そんなやつ別に殺して埋めればいいじゃん?吸い取るだけ吸い取って」みたいな電話を永遠と某大型チェーンのCDショップで永遠としてる人とか(笑)客がいなくなってたからね。そのフロア(笑)

 

ってことで続きますんでんじゃまた。