アシッド作家になろう!って決めてからのペースが半端じゃないなってことで新作できたんで。
ってことで本編なんだけど去年まとめて買った俺のダントツフェイバリットブランドであるNina Murのサングラスなんだけど
樫の木でできているものでレンズを外して度入りにするというのがリスキーすぎるらしくて何軒か行ったんだけど断られちゃって、んでまぁ買ってからもう半年ぐらい経つんだけどこないだカザールのレジェンドってのを買ったって書いたじゃん?
んでそれに度を入れるべ!と思ってフレーム持ち込みでも可能なところというのを改めて地元でサーチしたら和光堂という40年以上やっている店があって価格がリーズナブルでなおかつ技術力が高そうだからカザールのレンズを入れに行ったついでにダメ元でNinaのやつを持っていったら和光堂のオーナーの太田さんが「腕が鳴りますね!」っていう感じで引き受けてくれたんだよね。
Ninaは輸入で買ったんだけど取り扱っているジュラでもレンズを入れる場合は仮に工程で壊れちゃった場合、保証が無いらしいんだけど太田さんは「やってみます!」という感じだったんで頼んだんすよね。
んでまぁ太田さん曰く「一生に一度あるか無いかぐらいの作業だった」らしいんだけど出来がヤバいんだよね。レンズの取り出しはほぼ不可能だったのでレンズを切り取ってデフォのレンズより薄めの所謂今ちょっと流行ってる感じの薄サングラスみたいな仕様にしたんだけどバッチリ過ぎるんだよね。
ってことでお写真を。
完全にデザインがヨーロピアン仕様なので鼻が低いアジアンだとなかなかフィットしないってことで、なんと!鼻パッドまで付けてもらったんだよね。そしたらもう付け心地がバッチリ過ぎてさ、んであとあれなんだよね、サングラスって夜かけてるとなんか変っていう風潮があるじゃん?でもロンブーの淳がしてるような薄い色だと室内とかさ、あと別に日光ががギンギンじゃない日とかも所謂、色眼鏡的な感じでつけられるからかけたいときにかけられる!っていうのが凄く良いんだよね。サングラスだと曇ってる日とか違和感あるからねさすがに(笑)
んでまぁ出来上がりが凄まじいんでNina Murにこの上の写真を送ったっていうかアップした写真のURLと久々に書いた拙すぎる英文で経緯なんかを説明しつつメール送ったらオーナーの一人であるDavideさんからすぐ返信があって「いや、確かにこれはアメージングだね!」って書いてあってなんか感動しちゃったんだよね。
マドリードの工房ですさまじく繊細な手作業によって作られたメガネが日本に渡ってきて、太田さんの手によってレンズ加工と鼻パッドが入って完成したっていう、もう人間のテクネーの塊みたいなもんでしょう。RPGとかで言うところのレジェンダリーレベルの職人という感じだよね。
ちなみに和光堂のURLはここなんで他で断られた特殊なメガネとかは遠出しても頼んでみる価値があると思いますね。
技術って憧れるよね。いつも俺って「極める」ということにこだわるんだけどなんかその人間の技術というものに凄まじい憧憬を感じるんだよね。俺は何一つとして極めたことなんてないんだけど技術って無形文化財よね。マジで。ファストファッションとかが流行ってるけどやっぱデザイナーさんとか職人さんの魂と技術が込められたものってすさまじいアウラがあるよね。そういうものを身につけられることで単調でつまらない日々に小さい興奮があるっていうね、そこがなんかただの消費じゃない、こだわりとしてのファッションっていうところだよね。
こだわりが強すぎて困ることのほうが多い気がするけど(笑)こういう時はやっぱこだわってて良かったなーって思うんだよね。こういう日々の感動ってのが幸せなんだろうなっていうのに改めて気が付いたよね。服にしてもメガネにしても「これください」「了解しました」ではないさ、色んな会話と試行錯誤とかがある中でじっくり決めて行くっていうプロセスよね。それで本当に気に入ったものをゲットする!っていうね、それの度が俺は過ぎてるとは思うけど、金がかかることではあるんだけども最高の体験だなー!って思うんだよね。特に本当に気に入ったものをゲットできたときにはね。
ってことで今日はお写真がメインの内容でした。んじゃまた。