イカ男・耳蝉。

mimisemi2007-04-05


これ書くの忘れてたか、もう書いてたらごめん。侘びだよ。侘びはね、前に書いた俺が魅力を感じるコンピューターミュージックそのものでしょ。いろんな機材を使うという贅沢さとか、いろんな音楽的言語を使うという華美さとか装飾を避けるとか、なによりコンピューターしか使えないという不自由さの中に、音の喜びや清純さを求めるわけよ。だから特にPitaやカルちゃんなんて寂びの極地なわけ。侘びと寂びのコンビが、カルちゃんとPitaのユニット、POPね。特にあのカルちゃんの不毛な音使いはわびさびの極地ね。ケーブルのハム音をわざわざマックに取り込んでアンプリファイしてデジタルなフィルター通して爆音で鳴らすなんて、電子音楽の極地ですよ。

そういえばわびさびついでに幽玄についても書こうかな。幽玄って何かの形が決まる前の「誕生の持つ瞬間の美」ってのを指すらしく、これこそまさにインプロなんじゃないかって思ったわけね。インプロといってもカオスを生み出すインプロではなく、瞬間瞬間の音を紡いでいくタイプのインプロで、まぁデレク・ベイリーが代表格だよね。あとは杉本拓とか。
どっちかと言えば、インプロというのは実質ありえないという意見に俺は賛成でっていうのも、基本的にインプロでもなんらかの音からの影響があって、そこの引き出しから
ランダムにリアルタイムで音をチョイスしている、ようはリアルタイムの音の並列だったりして、ある程度、音楽の形を保っているインプロというのは事実上ありえないんだよね。
本当のインプロがあるとしたら、恐らくそれは音楽の形をとってないと思う。赤ちゃんが弾いているギターとか、猫が弾くピアノとか、そういうレベルになるね。
まぁもっとも大友、もっとも大友、もっとも大友さんはこういった無心の演奏というのを追及しているらしく、さすがだなと感心してしまう。大友さんは本当の意味での
インプロを追求している数少ない音楽家だと思うね。ただ俺はデレク・ベイリーの音楽が好きなのは、この幽玄的な、瞬間の美を感じるからなんだよね。で、例えばその音ってのは
この録音でしかもうありえなくて、二度と出来ないというような感じのやつね。ただこういった考えは本当にそれこそ観念的な美的感覚の世界で、分からない人からは、
めちゃめちゃ弾いてるギターとか、音楽とはいえない演奏とか、そんな言われ方をする。ただデレク・ベイリーがデレクベイリーなのは、あの演奏の中から感じられる美的感覚に
他ならないと思う。もちろんインプロへの追求という部分も含めてね。俺が嫌いなのは理論に偏り過ぎた音楽で、大抵こういう音楽理論にうるさいようなやつってのは
こういったインプロを絶対認めないか、嘲笑うよね。すげー嫌。こういうの。音楽ってそんなもんじゃないでしょ。もっと抽象的で感覚的なものだと思うんだよ。それが仮に
音楽理論という裏づけがあった上で作曲を始めても、作るときには感覚にバイアスがいくわけで、それまでの膳立てなんてのはあくまできっかけに過ぎなくなって、作り始めたらもう
感覚の世界だと思うんだよね。いつまでも理論に偏った音楽なんて、まず人の心を動かせない。デレク・ベイリーの音楽が心を揺さぶるのは、彼の魂とか感覚みたいなのが
演奏の隅から隅まで行き渡っているからなんだよね。精神論的過ぎで観念的過ぎてわけがわからないね。音の細部まで作家の神経が行き渡っているとか、極めて主観的な物言い
ですからね。パンツがイカ臭いのでシャワーを浴びようと思うけど、紋舞らんで抜きすぎてるっぽい。最近。オナニーはいいね。何を考えているか分からない、イマイチ信用できない
女と付き合う必要も無く、肉体的な煩わしさも無く、金銭的な損失も無く、自分勝手に想像してヌケるわけだから、これほどいいものはない。ホント、一生童貞でもいいかもしれない。
最近、人生自体が1オナニーっていう感じがしてきたんだよね。男の人生ってのは1オナニーかもしれん。ホント、彼女がいるだのなんだのっていう、ソーシャルステータスに
左右されて他人に自慢できる彼女を持とうとするなんて煩わしさ以外のなんでもないでしょう。そもそも俺が「彼女」だの「付き合う」だのという言葉を発すること自体がなんか
矛盾を感じるんだよね。あまりに似合わないっていうか、五右衛門が「オナニー」って発言するのがふさわしくないぐらいふさわしくない。

そういえばPeople like usの再発だかあまりもんだか分からないけど、Kim'sに数枚入ってて買ったんだけど、やっぱPLUは理想的だね。本当に俺が好きな音だし、俺が好きなことを
やってる感じ。それにしても驚いたのがPLUって女性なのね。男3人ぐらいのユニットなのかと思ってたら違うのね。この人、音楽家というよりはかなりマルチなアーティストらしく
映像作品を作ってたりインスタレーションをしたり活動は多岐に渡っているらしい。こんな音を作る女の人とだったら結婚したいかもなー。PLUのってすげー手に入りづらくて、
ヨーデルボンバーが入ってるやつを暗い青春時代に死ぬほど聞いてたんだけど、それ以外はHotairから出てたやつとか、あとライブ盤ぐらいしか持って無くてさ、なんか今回の
収穫は昔を思い出したね。欲しかったのに手に入らなかったのが、こんなときになって手に入るなんてって感じ。ただPLUってサイトに行けばほとんどのアルバムがタダでmp3で
ダウンロードできるのね。だから別にmp3をダウンロードしてCDRに焼けばいいんだけど、PLUに限っては思い入れがあるのと、過去に死ぬほど欲しかったんで、持ってるってことが
幸せなのね。パッケージも最高だし。そういえば今日、学校の初日だったのにも関わらず、起きれなくて休んじゃったんだよね。こんなこともあってか大麻ーを2回かけてる
んだけど、一回目を消したときにコンポの電源を切るのを忘れてて、二回目が鳴らなくて寝過ごしたって感じなのね。このコンポのタイマーは電源が切れてないと鳴らないように
なっているので。ホント、俺は死ぬほど起きるのが苦手なのね。リリーフランキーよりも安斎さんよりも苦手という自負があるぐらい。で、この2人以上に睡眠時間が必要だし
睡眠時間のためなら何を削ってもかまわないね。そのぐらい俺にとって睡眠時間は重要なのです。ただ毎日10時間は寝てるから、毎日体内時計がずれてくるわけ。12時間とか
寝た日は次の日寝れないからね。で、どんどん時間がずれていって、夜型になっちゃう。俺の場合、ポスト・夜型だけどね。早朝寝るっていうか出勤時間ぐらいの朝寝てる感じだから。
完全にニート体質だよね。俺。Original Neet。んじゃ記事の語尾でまたお会いしましょう。

ホント、気になるのが半額とかね。あるレコード屋が「今までに無いセール」をするというので
見たんだけど、まぁデフォルトの値段の高いこと。このレコード屋曰く「赤字覚悟のご奉仕です」
なんて書いているんだけど、こんなもん大嘘に決まってる。絶対儲かるような価格に設定してある
どころか、元々のボッタクリな値段が半額になったところで、絶対に儲けは出る。
ってことは「赤字覚悟の玉砕覚悟」なんて絶対嘘に決まってる。スーパーにしてもさ、賞味期限が
迫ってるのは半額とかになって、極端な話、1000円ちょっとする刺身の盛り合わせが500円に
なったところで、スーパー側は利益が出るわけよね。それにしても凄かったなぁ。
このレコード屋の通販ね、最終日の40パーセントオフの日なんか、繋がらないわけよ。
アクセスが集中しすぎてさ。ホント、凄いよね。それだけあんな塩化ビニールの盤を
狙ってるハイエナがウジャウジャいるってわけで、俺もその一人だけど、狙っていた獲物が
どんどん売り切れになっていてね、まぁ騙されてる人も半分ぐらいいるんだろうなぁって
思ったね。まぁ俺はどうしてもほしいやつがあったんで買ったんだけど、決して安いとは
思わないね。40パーセントオフでもまだまだ高いぐらい。当然、元の値段なんて
普段は絶対買わないような値段なわけさ。まぁレコード屋なんてのも経営が大変なんだろうから
こんなことでもしないとダメなんだろうけど、やっぱね、海外買い付けとかディーラーとか
言ってるけど、販売価格の半分以下(10パーセント〜20パーセント)で仕入れてるに
決まってるわけよ。まぁそれだけ情報が溢れて、誰々がプレイしただの、誰々が雑誌に
書いていただので一気に値段が上がるわけよ。なんつーかそれはニューヨークのレコード屋を
回ったときに本当に思ったね。まぁあっちはあっちでまた変なプレミアがついている盤も
あるんだろうけど、日本ほどじゃない。「うわー高いなぁー」とか思うのも50ドルぐらいで
日本では万単位いくぐらいのもんだったりする(オリジナル盤が50ドルって安いよね)
でさ、あっちで買ってきたやつがあるんだけど、それって7ドルぐらいでさ、そこで
結構買ったから兄ちゃんがサービスしてくれてね、で、これはタダでいいよっていうのが
その7ドルのやつだったんだけど、こっちのあるレコード屋で5000円で売られてるのを
見て驚愕だね。「よっしゃー得した!」なんて思うのは相当バカだね。そんな値段をつけてる
店がおかしいわけよ。実際ね、内容も15ドルぐらいのもんだよ。もちろんいいけど
5000円するほどのもんじゃない。他にもセール品みたいのに混じってたやつがこっちの
レコード屋で3000円ぐらいで売られていたりして、ホントバカバカしいわけよ。
なんつーか俺が何を言いたいのかっていうと、やっぱ消費する側に立つとき剰余価値とか
店がどんぐらい儲けるのかってのを考えなきゃダメよ。その消費者側を食い物にする度合いを
知っておかないとダメ。だからね、俺はカラオケとか飲み屋って絶対嫌なのね。
あんなに薄めたドリンクを500円で出してたり、しょうもない料理をそこそこの値段で
出してるなんて、ホント、だましにもほどがあるわけ。なんつーかね、ホント最近イライラする
んだけど、どこもかしこもこんなのが横行しすぎだよね。なんかスーパーのレジやってて
半額のやつを必死に買っていったり、こっちの打ち間違えを凄まじい罵声を浴びせながら
クレームする客とか見てると、やっぱこれが真実なわけよ。まぁ頭では分かっているけど
こっちが怒鳴られる側になると、あっちのマジ加減がホントよく分かるわけ。
一方でね「一ヶ月に20万は洋服に使ってしまうので・・・」なんて言ってるヤツを見ると
もう殺したくなるわけよ。ホント、ブルジョワジーってのは何ももたらさないね。
まぁ成功した人が悠々自適してるならいいんだけどさ、なんかね不平等だなって思うわけよ。
50円差で必死な思いをしてる主婦と月に何十万とお金を使う若者。多少の差はあっても
凄まじい差ですよ。これは。こういう無駄に金を使うやつに限って、資本家側の意図なんて
分からずにひたすら消費しまくる。で、金を使うことに全然抵抗が無い。

もうこれはダメだね。ホント。レコードにしてもそうよ。結局ね、いいレコードとか手に入りにくいの
なんてね、お得意さんばっかにいっちゃうわけよ。で、こいつらは金持ってるもんだから、別に
何万円しても平気でいるわけ。もう消費社会の縮図ですよね。たまにこういうプレミアつけてる店を
見るとレコード買ってる自分がバカバカしくなってくるのね。「あー結局やつらの手中かぁ」なんて
思ったりさ、まぁね、良心的な店でそこそこの値段でいいレコードを買ってればいいだけの話なんですけどね、
やっぱ色々掘りつつ、そのジャンルに関してもディグダグしてると、どうしてもねまだ再発がないやつとかに
行き着くわけですよ。で、欲しいなぁーってなると凄まじい値段してたりして、んでも持ってるやつはとっくに
持ってて、俺なんか全然後追いみたいなね。まぁ競ってもしょうがないんだけど、なんかね、やつらの手中なわけよ。
もう消費するってことは悲しいことだよね。某大型古本屋なんかに行っても思うわけ。あーみんなやつらの手の内だって。
この古本屋は何の因果が店のロゴのデザインがブルーなんだよね。あの忌々しいレ○○ァンとそっくりだ。
もしかしたら両方とも創○学○なのかもなぁ。だったらありえるね。くだらない説法で金を集めてる、なぜか公認されている
カルト集団。政治にまで手を出してやがる。まったく宗教ってのは何も生み出さないね。宗教は個々人に帰化すればいいわけで
宗教じゃないけど、ああいうもんは禅とか認識とかでいくらでもなるでしょう。なんでああなるのかね。
これは最近見たケン・ローチのレイニング・ストーンズに顕著に描かれていたな。いや、宗教なんてやっぱこんなもんだよね。
まさしくこの類のレコード屋とか古本屋の手中で踊らされているだけに過ぎないわけよ。まぁーっつっても良書やいいレコードを
見つけて、普通以下の値段で買えればいいだけの話なんだけどさ、これって自分に還元してくるじゃん?
ある意味財産なわけよ。でもね、宗教ってのは何も無いね。結局坊主丸儲けなわけよ。全くね、まずは葬式とか戒名とか
墓を作ること自体をやめたほうがいいね。そうすれば無駄な出費もなくなるし、自分達で弔えば故人も浮かばれるだろうに。
坊主に多額のお金を払っていては死んだ人も浮かばれないよね。それにしても坊主丸儲けって言葉を最初に言った人は
相当なワイズガイだよね。世の中をちゃんと見てるってことだ。ずいぶんと話が飛んだけど、マジでね、こういう消費者を
騙してばっかの店って平気な顔して横行してるわけよ。だから消費者は騙されちゃいけないわけ。
それは消費者の意識が変わらない限り、こんな店も横行するわけよ。まぁとりあえず青っぽいロゴの店を見つけたら
要注意だね。搾取もいいところだよね。なんで店って消費者側に立って物を考えないんだろう。まぁ全部が全部そうだとは
思えないけどさ。なんかね、金無いくせにパスタ好きなもんだからパスタ屋っつーかイタリア料理屋に入ったんだけど
パスタってのも大儲けだね。まぁ特にこの店がそうなのかもしれないけど、やっぱこのへんも剰余価値なわけよ。
一番剰余価値が変わるのって食い物屋だよね。まぁ個人の店なんで経営は大変だろうからまぁいいんだけど、
そりゃ生活費が世界ナンバーワンにもなるよね。特に東京は。外に居るだけで恐ろしい連中に搾取されるかも
しれないわけよ。もうそう思うと外に出れないね。金は千円ぐらい持って外に出るのがいいかもしれない。

ホント、これを読んでる人はね、少しは考えてみてよ。たいして上手くも無い酒を出す店にいったら
「ここで酒を飲む必要はあるのか?」ってね。ケチと思われてもビール一杯ぐらいでやめておくべきだね。
あれだよね、でも美味しいものにはお金を出せるよね。その店俺はコーヒー屋が大好きで、どっか行くと
必ず上手そうな喫茶店を探すんだけど、やっぱ上手いコーヒーはいいよ。これこそ店と消費者の関係が
成り立っていると思うね。まぁ喫茶店のサンドイッチは怖いけどね(恐ろしく量が少ないのが多いよね)
でもやっぱ商売ってのは因果なもので、宅配ピザ屋みたいに具沢山でチーズが糸を引いているような
広告を出しておいて、めっさ小さいピザとか、こういう小手先の詐欺みたいなことをしないと利益は
出ないわけよね。まぁ最初から小さいピザで広告を出せばいいと思うんだけど、まぁ逆効果だろう。
なによりでかいと思わせておいて小さいってところで利益を出さないといけないわけで、これって少なからず
消費者を騙してるわけよね。んでもなんとなく金払っちゃう。ここが最高にマズイ。
やっぱどっかで妥協してるんだろうな。消費者は。やっぱ徹底的にケチにならないとダメだよね。
半額品を狙う主婦ってのはケチじゃなくて経済の知恵だと思うわけよ。ってことは小さいピザに金を払わないことだって
経済の知恵だし、クソみたいな居酒屋に行かないことだって経済の知恵だよね。
やっぱり店で見た値段に関して、少しでも変だなぁーって思ったら買わないほうがいいね。まぁ相当に必要だったり
前から欲しいものだったら買わないことがストレスになって体に毒だから買ったほうがいいかもしれないけど
それにしても買ってからちょっとは考えたほうがいい。あとさ、例の大型古本屋の別のやつで機械類を扱ってる
ところもあるじゃない?あれも面白いよね。ホント。ゴミみたいな値段で引き取って、見た目を綺麗にして
イカれてるパーツを取り替えたりなんかして、あたかも新品のように売るなんてさ、まぁ資本主義のマジックですよね。
だいぶ前にここでプレステかなんかのソフトを買ったことがあるんだけど、円盤の内側に歯磨き粉が固まったようなのが
ついてるのね。まぁどこでもやってるだろうけど、傷モノを「傷あり」とかでゴミみたいな値段で引き取っておいて
研磨剤で磨いて新品みたいにして売るわけよ。うわー怖いな。まぁ○コファ○ほどではないにせよ、基本的に
中古屋ってこんな感じよね。もうホント、恐ろしくて金使えないわ。ホント。とかいいながらレコード買って
散財してるわけだけど、これはある意味病気ですよね。もうウォークマンの電池が切れてるだけで大問題ですよ。
どうやって外にいろっていうわけよ。やっぱ音楽無いとダメね。予備にテープも持ち歩いてるから。
そんな人間がレコード買わないってわけにはいかないでしょう。そんなんでそのハードを扱ってる店の
ゴミレコードコーナーでYMOを見つけたり、なんとアストラッド・ジルベルトとジョビンのやつを見つけたり
なんかして、まぁ中古屋も買い方さえ分かってれば損しないわけよね。でもいかに価値が分かってないかで
YMOは特に盤にも問題なくて40円だったし、ジルベルトは100円だったし、件のレコード屋みたいなところでは
3000円になったりするわけで、ホント怖いですよね。やっぱ盲目的にただ消費するだけじゃブルジョワジー
思うツボなわけですよ。やっぱそんなに裕福じゃないんだったら、考えてお金を使わないと。
それにしても相変わらず街金の宣伝が多いけど、いかにバカな若いヤツがローン組んで金を吸い取られてるかって
のが分かるよね。またその金を借りる理由ってのもしょーもないもんで、どっか旅行に行くだとか
洋服がほしいだとか、デートの金が無いとかそんなんだろう。そんな理由でくだらない居酒屋とかメシ屋が
儲かって、さらにローン会社は金利で儲かるなんて、もう思うツボですよ。まぁそれなりの理由があれば
いいとは思うけど、なんだか適当な理由で金を借りてるような気がしてならないな。ホント、金利なんてのは
犯罪並みにボッタクリなのに。もう桶屋が儲かるだよね。バカな若いやつが増える‐セックスする‐子供ができる
‐バカな子供が育つ‐意味の無いことに浪費する‐金を借りる‐ローン会社が儲かる。だよね。
まぁセックスの行はいらないと思うけど。っつーか若いヤツっていうだけでローン会社が儲かるよね。
んでもどうしても桶屋に例えてみたかったの。許して。んじゃこれならどうかな。
DJが活躍する‐DJに憧れるやつが出てくる‐DJが有名になる‐雑誌に寄稿する‐レコードの需要が増える‐
憧れるやつが雑誌を買う‐DJがレコードを推薦しまくる‐憧れるやつが後を追う‐DJが本まで出す‐
憧れるやつが後を追う‐レコードの需要が増える‐レコードが高くなる‐希少価値が出てくる‐どんどん値段が
高くなる‐後追いのやつらが血眼になって探す‐レコード屋が儲かる。まぁこれもうまいとはいえないけど
俺が言いたいのはこういうことよ。もうね、レコード屋行くとね「ジャザノヴァがヘビープレイ!」とか
「小西さんも買っていきました」とか「ニコラコンテがサンプリング!」とか見ると情けない気持ちになってくるのね。
でもさ、レコード屋がそういうバカなポップ(っつーのかな?)を書くってことは、それなりに効果があるってことだよね。
つまりは買っていくやつがいるわけだよ。そんなわけのわからない推薦文にのせられて。「鬼ブレイクビーツ!マスト!」
とか「そこらのヒップホップじゃ太刀打ちできないドラムとベース!」とかって書いてあるやつも、なんかの機会で
コンピに入ってるのを聞くと、当時にしては今風な作りってだけで、別にヒップホップのほうがよっぽど太かったり
ブレイクビーツっぷりも本家のやつらになんか叶う分けないわけで、以下に誇大広告を出してるかってことだよね。
誇大広告を出すのはいいよ。それで買うやつがバカなんだよ。やっぱそこにもさっき書いた消費者と店側の関係が
出てくるわけで。昔はそうじゃなくて、今はもう大御所になりつつあるDJなんかは必死にレコードを探して
自分のレコードみたいのを見つけていたんだろうけど、今は後追いの若いやつらがバカなんだろうね。
そんな広告に騙されて買うわけだから。たぶん90年代初期なんてこんなことはなかったんじゃないかと思う。
少なくとも「ジャザノヴァプレイ!」なんていう変な広告は無かったはず。

そんなので嫌な気分になるとレコード社みたいな素朴な店が良く見えたりしちゃうね。まぁここはもっと高いんだけど
逆にニコラコンテがプレイしていたとか、小西がサンプリングしていたとか関係ない世界だから、逆にそんなんで
高くなってるレコードなんかは、普通の値段で買えたりするわけで、いかにそんな変な文章を書いてるレコード屋が
横行してるかっていうのを痛感するわけね。商店街に入ってる昔ながらのレコード屋なんかに入ったりすると
まぁ高いんだけど、妙に安心するのは「Muroが雑誌で取り上げていた・・・」とか書いてないから安心するんだろう。
きっと。ホント、メディアリテラシーってのは昔以上に重要になってくると思うよ。リテラシーがないやつらは
搾取されてるのにも気がつかないまま一生を終えるわけで。逆に「あそこの店、また変なポップ書いてる」なんて
のが口コミで広がって評判悪くなればいいのに。そう思うとレコードにしてもCDにしてもそれが本当に好きで
買ってるやつってのはほんの一握りにすぎないのかもなぁ。だって他人がまわしてたってだけで買うなんて
純粋な動機じゃないでしょう。何が欲しくてそれを買っているんだろうか。マジで理解に苦しむよ。
持ってないと時代に取り残されるとか思ってるのかな。マジでバカだな。特に渋谷あたりのレコード屋に行くと
そんな風に見えるバカな若いヤツが多い気がするなぁ。こういうやつらがレコード買ってるんだなぁーって
思うとお先真っ暗になるね。少なくとも音楽的に進歩する事は無さそうだなぁーって。
で、海外の連中がまたどんどん新しい発掘やら音を作って、また「何々ネタ」だのなんだのって理由で
高くなるレコードが増えて、それを後追いでどんどん消費していくっていう負け犬の悪循環が続くんだろうなぁ。
そう思うと音楽の世界も底辺にこういう目先のことばっか追ってる刹那主義のどうしようもない連中が
うじゃうじゃいて、その上に雑誌やらのメディアがあって、その上に絶対的な発言権を持ってるミュージシャンや
DJがいて、その上にレコード会社があって・・・っていうような絵に描いたようなピラミッド型の資本主義が
出来上がってるよね。日本は特に顕著なのかもなぁ。勝手にガレージで騒いでいたらイベントになってしまったとか
バンドになってしまったとかってのは絶対無いし。インディペンデントなスタンスが持てない以上、ピラミッドに
対抗する術ってのが相当な才能とかコネとかパワーが必要で、これまた排他的な世界が展開されていくわけだよね。
そんなピラミッドの末端で騙されているのがDJ志望、ミュージシャン志望の若い連中だと思うと悲しくなってくるね。

例の変なポップだけど、場所にもよるんだよな。バカの激戦区が渋谷で新宿は割とまともな感じがするな。
下北は渋谷に比べて妙に落ち着いているのを見ると、やっぱ渋谷ってのはバカの爆心地だな。
そう思うとレコード屋も賢いわけだ。レコード屋がバカなんじゃなくて、騙されて買ってるやつらがバカなんだから。
それにしても誰々プレイってのもよくあるし、最近は「小林径クラシック」だのなんだのって小林径が多いような
気がするんだけど、「ジャイルスプレイ!」ってのは少なくなったよな。やっぱ旬のDJを利用してるわけか。
いやーでもジャイルスも頭打ちだとは思うけどいいDJだと思うんだけどなぁ。一回も聞きに言ったこと無いけど、
コンピとかは相変わらず雑多すぎ(というか守備範囲と知識ありすぎ)ながらも質がいいもんな。
そうそう。incredible(つづりあってるかしら?)っていうミックスはマジで秀逸だな。こんな新旧の混ぜ合わせは
ジャイルスにしかできないに違いない。こういうメディアとか流行り廃れに関係ないDJこそ信用するべきなのに
巷では「番長お墨付き」じゃないとダメなんだよなぁ。ホント、おっかしいなぁー。
ジャイルスのコンピを800円で買ったんだけど、まぁ俺にとっては凄まじい得なんだけど、世間的にそんなもんなのかな。
これめちゃくちゃいいんだけどなぁ。嬉しいと同時に悲しくなったなぁ。ホント飽きっぽいんだな。
いや、今でも全然人気あるのかもしれないけど、別にクラブとかいかないし雑誌も読まないから全然分からないや。
なにしろ全部憶測だから。まぁね、消費したらすぐ捨てるっていうことよ。一時期のブラジルブームもどうなったんだろう。
ずいぶんと手ごろな価格で手に入るようになってるよね。そういえばエレクトロニカみたいなのの中古も物凄い量があるよね。
いかにユーザーが消費して捨ててるかってことだよね。まぁこれに関しては自分も関係が無いわけじゃないので
なんとも言えないんだけど。なんかさ、渋谷のタワレコとか新宿行かないと買えなかったようなのが、そのへんの中古屋
にあったりするもんね。音響みたいなのの広がりってのも凄いけど、飽きられ方も物凄いね。まぁ自分の手元にも
テムリッツとかSNDとかウルトラレッドみたいなのしか残ってないのを見ると、自分も同じだなって思うと同時に
やっぱ本当にいいのは色あせないよなってのも感じるわけね。まぁテムリッツとウルトラレッドって出すと
共産バリバリなんでアレだけど、他にもAvatarっていうカナダだかの渋いコンクレートばっか出してるレーベルのやつは
全部残してるし、シェフェールとかアンリとか他にもGRMもブツは全部あるね。リュックフェラーリの退屈なやつは
全部売っちゃったけど、フィールドのやつはあるね。他は何があったかなぁ。ってそんなに広い部屋に住んでるわけでも
ないからね。別に。あとはね、アトムハート関連のやつね。これはいつ聞いてもいい。あとSH&WとPeople like usね。
そんな感じでコラージュのほうに行くとjohn wallはマジで外せない。これはオールタイムフェイバリットだな。
なんつーかさ、マジでjohn wallはかっこいいよ。名前も現代アートの作家みたいな名前してるけど、まさに音の
オブジェみたいなシネマティックなのが多くてマジで良い。DJ Rupture(つづりあってるかな?)が気まぐれに
混ぜてたりするのも頷けるぐらいかっこいい。やっぱ良いものはいつでもいいよね。これこそ見事な需要と
供給だと思わないかね?良い音楽を求めるユーザーと良い音楽を提供するアーティスト及びレコード会社。
ホント、理想だね。そう思うと日本の音楽産業は腐った生ゴミ以上に腐敗してるね。根底から腐りすぎていて
消臭剤も効かないぐらいの悪臭を放ってる。john wallやSNDみたいなマジで良い音楽を一生聞くことなく
みんな死んでいくんだなって思うと、マジで良い音楽を作ってるからって別に金が入ってくるわけでもないってのを
認識させられるね。まぁみんなSND聞いてたら怖いけどさ、でも変な流行だけ追ってるようなニューエイジ聞くよりか
よっぽど気持ちいいと思うんだけどね。それにしてもSND並の音があると、逆にこれを知らなかったらどうしようって
思うときがあるね。これはある友人からもらったのがきっかけなんだけど、それまで俺はスルーしてたわけよ。
名前は知ってたけどね。もしSNDを聞かなかったらどうしようって思っちゃう。なんつーか映画にしても本にしても
そうだけど、これまで知らなかったってことが悔やまれるぐらい良いものがあったりするわけよ。
まぁまだ多少若いからいいんだけど、おっさんになってから気がついたらマジで悲しいな。そう思うといつでも
アンテナを張り巡らせて良いものに出会えるきっかけを作らないとダメってことよね。
そう思うとテムリッツを16かそこいらで聞いて感動できた俺ってのは心底愛せるパーソナリティの持ち主だなって
音のセンスだけはあるんだなって自負しちゃったりなんかして。まぁある意味、普通から見たら音楽のセンスが
ゆがみ始めたのもこの頃だとも言える訳だけど。でもね、初期のテムリッツのアンビエントっぽいやつなんかは
普遍的なサウンドですよ。マジで。まぁ彼(彼女?)の場合は思想やらコンセプトがあったりするんだけど
それを置いておいても十分良い音なわけで。なんか白熱しすぎて朝になってた。そろそろやめるわ。寝なきゃ。
自分なりの明日もあるわけだし。

もうちょっと手元に残ってるやつを書くわね。やっぱイーノのアンビエント作品群は外せないよね。
これはマジで時代を感じないし、何年先も変わらないと思う。Autopoieses(つづり間違ってそう)の白黒のやつ
なんかも最高だね。何人かに貸したら評判悪かったけど、マジでタイトルどおり白黒な音だよ。
ラップトップ音楽ってのは良くないのが多いけど、これはラップトップっつーかパソコンっていう方法論を
逆手にとった作品だと思うなぁ。サンプルループとかノイズばっかなんだけど、素材一個一個に全く愛着ない
感じが凄くいい。俺もこんな感じにサンプリングしたいな。ある意味お手本なわけ。でも変に音に愛情が
あったりするからなかなか無理ね。サンプリングっていう行為自体も一種の作曲で方法論で作家性が出るってのを
見せ付けられた感じ。自分の認識が変わったって点でもマジでデカイね。いや、ホントにいいから聞いてみてよ。
やっぱ今でもね、シュルレアスティックな音と音が重なることでの異化とかプロセッシングにしてもそうだけど
こういう部分に惹かれるのね。そう思うと手元に残ってるやつは少なからずこういう感じがあるもんばっかで
やっぱ物事ってのはバラバラに見えて全部繋がるように出来てるわけよ。コールドカットも言ってるでしょ。
モジュレーションで。コールドカットだって関係無くないわけよ。あの無造作なサンプル加減ってのは
サンプリングっていう行為自体に惹かれるものがあるね。そんな意味だとターンテーブリズムにも通じてきて
クリスチャンマークレーになったりするんだけど音楽的につまらなさすぎるから、やっぱ面白バトルDJね。
Kid Coalaなんかはヒップホップっつーか、こういう観点で聞き始めたんだけど、マジで素材の異化ってのを
リアルタイムにやっていて、まさしくシェフェールターンテーブル使った感じ。まぁこんなヒップにはならんだろうけど。
ヒップホップもこういう部分が面白いから外せないんだよなぁ。サンプルって部分でね。
コンクレートオタクがヒップホップ聞くなんてのも多分珍しいことじゃないと思うな。なにしろ音を異化するっていう
部分では共通してるわけだし、手法的に見ればそんなに違わなかったりするし。いやー面白いな。音楽って。
やっぱ繋がりってのはあるわけよ。DJの面白いところは自分で勝手に自分なりの繋がりを作れるってところね。
自分の解釈で手元にある音源を繋げて別の物にするってのは凄く面白い行為で、やっぱミックス作りってのは
マジで面白いな。やってて発見があったりするし。音的には繋がらないのも繋げちゃうあたりがやっぱ
コンピ作りとミックス作りでは異なるところなわけよ。そう思うとヒット曲を繋げただけのミックスとか
流行りモンって多いよねぇ。聞いてても何にも感じないんだよな。こいつは何がやりたくてこれを作ったんだろう?
っていうようなのがホント多い。やっぱパーソナリティを感じるミックスってのに一番惹かれるね。
まぁこれも既存の楽曲を使ったミュージックコンクレートみたいなもんだ。まぁ踊らせるっていうのに終始してる
やつとかは別として。別に軽蔑してるわけじゃないけどね。もっと外が明るくなってきたからそろそろやめようと思う。
最後にさ、古い話だけど、プラネットロックを当時の感覚で聞いてたら本当にやばいんだろうなぁ。
クラフトワークを普通に聞いていた青年が10年後ぐらいにラップが乗ってるやつを聞くわけでしょ。
いやー音の異化こそ音の革命かもしれないね。まぁまぁな終わり方なのでこのへんで。

また会ったね。今日のデイザーはラヴサインという曲です。なんでみんなサイン波が流行るとサイン派といわんばかりにサイン波を使うのか?っていうことに最高に疑問だったんで
こんなのを作ったんだと思います。昔から皮肉が好きだったようで。でもなんかこの曲が昔っていうのがすでに厭ですね。おっさんみたいな気分です。この頃が「若い頃は」って
感じだもん。それにしてもこの文字表示なんとかならんものか?枠をクスコでヴァギナを広げるかの如く広げたいのと、文字の並びもなんか段落とかガタガタでしょ?整えたいんだけど手動でやると時間かかるわけね。直接ここに書いてるわけじゃないから。たぶんやり方はあるんだろうけど、あんま調べる気になれないね。明日はちゃんと掟学校幾或寝。
如果有明天也象不去學校一樣的事,忍耐一個月手淫的重罰變成必要。

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