自民党滅殺抜刀隊。

mimisemi2008-04-27

FFXさ、嫌気が指したとかいいつつクリアしたんだよね。本当に無理って思うRPGはやろうと思わないけど、これは別にやれないこともないので惰性でクリアしてみた。というかこれってやっぱバランス悪いよね。ステータスの上がり方が尋常じゃないっていうか、今までのRPGの感覚だと力が4上がった!なんて攻撃力が10ぐらい上がるようなもんだったんだけど、これの場合、何百って上がるからね。下手すれば千。そのステータスの上がり方が尋常じゃない分、敵もこのシステムを基準に作られてるんで、適当な強さだとすぐザコ的に負けちゃうのね。逆を言えばちゃんと強くしてればあんま苦労しないっつーか、でもそれにしても最後のほうの敵とかさ、考えられないよね。もう苦労するのが嫌だからすげー上げまくってさ、最後のほうで。そしたらまぁあれよ、Wakkaとか主人公とかAuronだかがさ、もうあれなのよ、通常攻撃て9999当たるようになってたのね。なんかやり方次第では9999以上与えれるらしいんだけど、まぁ面倒だからやってないんだけどね。まぁそれにしてもあれだ、これだけ強くしても最後のほうの敵は苦労はしなかったけど、キャラを強化してなかったらこんなの無理じゃんってのがウジャウジャ出てくるね。HPが十万近いザコとかいるじゃん?なんだかね、凄いよね。ザコがザコじゃない感じはなんつーかエキストラダンジョンみたいな感じだったよね。


まぁでもあれだわ、結局ストーリーがよく分からなかった。そんなに集中してやってたわけじゃないし、曲聴きながら適当にやってたりしたからってのもあるんだけど、まぁあとは英語ってのもあるね。ちょっとややこしい部分は注意してないと流れちゃうんで、そういうのもあってかアレだったんだけど、まぁとりあえずあれだわ、なんつーか規模はでかかったね。何千年がかりのことを解決しちゃったんだから。あとなんかやっぱ長かったなぁーってのがあって終わったときはまぁ達成感はあったかな。ただ二度とやるかって感じだったけどね。まぁキャラ的にはやっぱあれだわ、Auronが凄く良かった。このおっさんはかっこいい。おっさんっつっても35歳らしいけどね。50過ぎかと思ってた。年輪深すぎ。それにしてもこれって強化すればホント、今までに無いぐらい無茶な感じでキャラが強くなるよね。特に直接攻撃するキャラなんてさ、そいつのスフィア盤を埋めたら後はAuronのとこいってAuronのスフィアなぞればもう最強でしょ?なんつーかあれだわ、散々批判してたけど意外と短時間でキャラを強化できるから、まぁそこまで悪くなかったかもしれない。まぁスフィア盤には最後まで馴染めなかったけど、サクッっとキャラを強化できるのはまぁまぁ良かったかな。まぁただ前に散々批判しまくったような一本道だとか感情移入が出来ないとか、そういうのは揺らぎないけどね。


でさ、もう最近ゲームばっかだけどFF-X2を始めたのよ。そしたらもう大爆笑!!!!!!!!!!ユウナが踊ってるしっつーかまぁあれは変装してたあの変態女なんだけどそれにしても日本のオタク文化の急激な盛り上がりってのをすげー反映してるよね。それが割と硬派だったFFにまで侵食しちゃってるんだからヒドいよね。で、これ完全にギャルゲーなのね。ジョブシステムなんてのが使い終わったコンドームみたいに申し訳なさそうにFFの残骸感を残しているけど、まぁどうなんだろうね?まだちょっとしかやってないから分からない。なんつーかジョブシステムというよりかはキャラのコスプレを楽しむ要素としか思えないんだよな。特に戦闘中に変身するとセーラームーンみたいな感じになるでしょ?これってなんかあれだよね、FF版チャーリーズエンジェルだよね。で、アクション要素はトゥームレイダーみたいな。凄く色々なものに犯されている感じがノーマンクックしてるなって思ったね。凄い尻軽ゲームっていうかさ、ここまで開き直られると逆に面白いね。FFとか忘れてもうバカゲーとして楽しめる。この潔さはゲイってことがバレたんでノンケのふりをする必要がなくなったマッキーとかマエケンみたいな感じがするよね。これはFFXを名作だと思っていた人にとっては相当に絶望を与えたゲームに違いない。ただ俺としてはいろんな情報でもうFFがダメになってるってのを知ってたし、なによりFFXでもうダメだなって思ってたんで期待値が低かったんだよね。相当ダメなゲームかと思ってた。そしたら意外とそうでもないどころか、話がシリアスで疲れ気味だったFFXからダイレクトにクリア後にこっちをやるとその無駄な陽気さ加減が凄いよね。分からん、まぁ例によって後半また話がデカくなるのかもしれないけど、とりあえずまぁあの軽い感じが凄くいいね。チャーリーズエンジェルをRPGでやってる感じよ。俺もあれなの、名作!とか言われてる90年以降のハリウッド映画とかを見てそうでもないとすげーガッカリするっていうか、ムカつくじゃない?でもオースティンパワーズとかだと最初からこっちが期待してないっつーか、こんな感じなんだろうなって予想してるじゃない?で、内容がすげー馬鹿でしょ?だからもう最高なのよね。そんなオースティンパワーズみたいなフレイバーをFFX2に感じるね。ここまでナンパなゲームだと好感が持てる。作り手も開き直ってる感じがして潔しだね。あとあれ、PaineだかっていうあのなんかあれNANAに出てきそうなやついるじゃない?あいつの戦闘時の構えが最高なんだよね。FFXが戦闘ではある意味で究極的に地味だった分、本当にはっちゃけてるっつーか、その構えってのが敵に背を向けてデカイ剣を持って立ってるだけなんだよね。で、またその切り方とかも本当にありえない感じっつーかアニメの世界なんだよね。コミカルっつーか。


キャラの攻撃のモーションで一番好きなのはあれなんだよ、ゼノギアスのシリュウだったっけ?後半居合いになってすんげー強くなるやつ。あいつの居合いだよね。あれほどかっこいいものはRPG史上ないよね。少なくとも俺の中では無い。構えも目を瞑って刀を顔の前で持っているだけだし、なんかサムスピの右京とルパンの五右衛門を足して2回か3回回し蹴りしたような感じなんだよね。高田純二。なんつーかあれなんだよ、ギャップなんだよ。それが戦闘の構えかい?って思うような構えから繰り出されるトリッキーな動きとか刀のさばきとかってかっこいいわけよ。物凄く。だからゲームってプラクティカルな動きを再現しても地味で面白くないんだよね。実践的な剣道とか刀の演技なんてそこまでかっこよくなかったりするじゃない?中には笑えるものもあったりするわけで。だからやっぱゲームってファンタジーなんだよね。酔拳が異常に強いとかさ、合気道が最強だったりさ、こういうのってゲームならではなんだよ。


で、そういうゲームに憧れて実際、少林寺拳法とかやってみると別に全然かっこよくないし強くないし、結局やっぱ極真かよみたいなね、そういう現実的なことになっちゃうわけ。俺も本当に居合い好きでしょ?居合いキャラがあまりに好きで居合いをやってたのは前にも書いたよね?で、実際やってみるとただの太極拳っていうね。かっこよくないし、むしろかっこ悪い動きのルーティンばっかり。相手が倒れているときにまだ息があったのでこちらの足もとに対して不意打ちをしてきたときの技とかさ、説明長げぇーし、そんなの練習しても実践で役にたたねぇーよっていうね。相手と正座で向かい合って話していたときに不審な動きをしたので切りかかるという技とかさ、んじゃあ相手が微妙に自分の正面にいなかったらどうすんの?とかさ、疑問は尽きないわけよ。いや、まぁ流派によっては徹底的に実践的な居合いをするやつもあるらしいんだけど、俺はそういうのをやりたかったんだよね。「でぇりゃやぁぁぁぁぁぁ!!」とかいいながら竹とか切りまくるような。もちろん最初は練習からだから木刀で柱とかに切りつけたりするんだろうけど、そっちのほうが俺としては納得なんだよね。実践的でしょ?だって。いや、実際、人を切るなんてことはないにしても、全く意味が無い型をやらされるなんて学校の勉強とかと変わりないわけよ。バカバカしすぎる。あと居合いといえばあれだよね、相手と向き合ってやる居合いもあるんだよね。でもあれは流派だったかな?創作武術みたいな感じだったな?でも凄いんだよね。完全に刀の矛先をこっちに向けられてから刀で返す技とかね、凄いんだよ。あれこそまさに居合いだなっていう。完全にこっちが不利で死に掛けてるんだけど、刀を抜いた途端、自分の刀が相手の喉元を狙ってるっていうね、これこそ俺が思ってた居合いなんだよね。もちろん居合いって刀を抜かずに敵を倒すっていう、まぁ究極的に平和主義的な武術なんだけど、でもそれって恐らく後付けのフィロソファイズで、元はやっぱ護身術だったわけよ。あの開祖の名前忘れたけど、すれ違い様とかさ、奇襲をかけられたときとかさ、あれなのよ、西部劇で言うところの早撃ちなのね。バーで飲んでてもいきなり荒くれ者が襲ってくるかもしれないんで、その時は一瞬で銃を抜いて相手をぶち抜くっていうね、まぁ西部劇のあのモーションって絶対日本の時代劇を真似してると思うんだけどね。銃を抜いて一瞬で六発相手にかました後すぐにホルスターに銃を納めるとかさ、時代劇だよね。完全に。でもクイックアンドドローって競技であるんだよ。で、チャンピョンだかの動画を見たことあるんだけどすげーんだわ。すぐ銃を抜いてさ、一発撃ったかな?ってぐらいの時にもうすぐに銃をホルスターに閉まってるんだけどなぜか標的のビール瓶が二つ割れてるわけ。で、スロー再生してみると一瞬で二回打ってるんだよね。まさしくインビジブルな速さで。ありゃ凄いなって思ったね。まさしく居合いだなと。こういう一瞬における生と死の美学なのよ。クイックアンドドローしかり居合いしかり。だから俺は西部劇も時代劇も大好きなのね。いや、もちろんひたすら戦闘が多いタイプのやつね。こういうのにハマってた時期があって時代小説なんてのも本当に読んでたんだよね。でも居合いモノって少ないんだよ。サラリーマンから時代小説作家に転身したっていう人のやつがあってね、鳥羽なんとかっていう人。確か。その人ぐらいだよ。居合いの名手が主人公なのって。他も色々調べたんだけど無いんだよね。群ようこっていう人の抜刀術なんたら旅ってのは取り寄せてまで買ったんだけど全然戦闘シーンが無くてガッカリしたっけな。


いやーでもね、時代小説凄いんだよ。マジで。敵に襲われたときのさ、生きるか死ぬかのアレが凄いの。ホント、息を呑むってああいうことを言うんだろうね。で、また名前忘れたけど時代小説の割と大御所がいるんだけど、この人とかってすげー取材しててね、よくテレビの時代劇とかでガンガン人を切りまくってるけど実際の刀なんて人を一人でも切れば
その血と脂で切れ味が悪くなるわけで、あんなものは不可能だとかさ、そういうリアリスティックな事実ってのも小説に反映されてるから、娯楽系のチャンバラモノみたいな軽い感じじゃないのよ。戦闘が。マジでシリアス。で、人を切った後にね、まぁ遊郭みたいなところに行って小魚なんかを肴にしつつ酒を飲んだりして、その後、女を抱いたりするんだけど、マジでダーティーなのね。すんげー男臭いっていうか。描写が細かくて凄いのよ。乳房を口に含んで・・とかそこだけみれば官能小説みたいな感じ。いやーでも当時の武士とか流れ者ってこんな感じだったんだろうなぁー・・・とか色々と物思いに耽っちゃうわけよ。俺ってこういう自分とは正反対のものに物凄く憧れるのねって前にも書いたけど、武士とかギャング・マフィアとかヤクザとかさ、まず自分はなれないんだけど、ああいう男の世界ってのにファンタジーを持ってるんだよね。もちろん実際はいいものでもなんでもないけど物凄い憧れがある。「てめぇーブチ殺されてぇーのかぁ!!!!!」とか叫びながら白鞘から刀を出して相手を脅したりとかやってみたいんだよね。出来ないけどね。刀と銃を同時に装備してるとすげーかっこいいよね。ライドウじゃないけど、あれは理想的だね。抜刀術及び剣術の達人で尚且つ銃の扱いもプロ並とか最高ね。黒いスーツに白鞘入りの日本刀とS&Wのリボルバーとかかっこよすぎだろ。マジで。コスプレでもいいから一回やってみたいな。イタリアンマフィアにトミーガンが似合うように、日本のヤクザにはやっぱりリボルバーと日本刀が似合うね。まぁリボルバーのイメージってやっぱあれなのかね、米軍の流れモノを使ってからなんだろうねっつってもオートマもあるか。でも仁義とかだとリボルバーが多いよね。あと俺が好きなシーンはブラザーのあれね、大杉漣がタケシに謝ってるときにさ、タケシがぶちきれて「お前それでもヤクザかぁー!」っつって日本刀を抜くシーンがあるんだけど、さっき書いたのはこれのことね。これを一回やってみたいってこと。ブラザーってヤクザ映画の極端な部分が精製されて強調されてる感じですげー好きなんだよね。それが極端すぎるからお笑い映画なんだけど、その行き過ぎたヤクザ感が凄くハードコアでいいんだよね。ブラザーはちゃんとした映画としてはクズだけど、タランティーノ的な、キッチュな感じで見れば100点満点だよ。キルビル的とでもいうのかな。パルプとかレザボアとかジャッキーとかは映画としても最高だけどキルビルは映画としてはダメじゃない?でもキッチュなエンターテイメントとしては最高なんだよね。それとブラザーは同じなの。「お前、俺が腹黒いって言ったな?俺が腹黒いってのか?じゃあ見てもらおうか・・・道具持ってこい!!」とか大杉廉が言った後、本当の腹の色を見せるために切腹するシーンとかすげー好きなんだよね。完全にエンターテイメント。で、切腹してるんだけどヤクザの幹部は普通に刺身を食ってるとかね、あれは絶対タケシは意識的にやってるよね。真面目なヤクザ映画なんて撮ろうとしてない。もう完全にエンターテイメントとして
作ってる。それは座頭市でもそうね。あれは真面目にやってない。完全に商業主義のエンターテイメントとしてやってるよね。だからそういう風なものとしてみれば面白いんだよ。たけしって真面目なのとそうじゃないのを両方できるから好きなんだよね。中にはそんなレベルじゃ他の映画監督と変わりないって言う人もいるけど、そんなことはないのはエンターテイメント映画にしてもシリアスなやつにしても、たけし節ってのが一貫して映画にあるんだよ。で、あの雰囲気は他には無いからだから質とかはとりあえず置いておいてもそれはそれでいいんだよね。他と比較が出来ないのね。たけしの映画って。独特だから。


どうしよう、将来的に俺の政治思想が行き過ぎちゃって極右とかになっちゃって、んで事務所とかがモロに武装とかしてたら笑えるよね。いつでも国賊を討てるように準備をしているとかね、で、組の名前が天誅組とか自民党滅殺抜刀隊とかね。それはそれでいいかもしれないな。まぁ捕まるけどね。でも右翼でもそういうちゃんとした右翼がいれば俺は支持するけどね。というかマジでシンパになると思う。究極的に言えば国のことを考えるっていう意味だと右翼も左翼も無いのよ。でも世の中ってのは完全に勘違いしてるし、完全に右翼の定義も左翼の定義もわけがわからなくなってるからね、だからダメなのね。まぁ今ってもう右翼とか左翼っていうカテゴリは意味無いけどね。プラクティカルな態勢で政治にコミットしているかしていないかっていう差でさ、イデオロギーなんて二の次よ。国のためという根本的な理由だと本来的な意味だと左翼も右翼も愛国者だからね。だから最悪の国賊ってのは国のことをさっぱり考えてない連中ってなわけで、まぁそれって自民党の政治家みたいなもんなんだよ。あえて意図的に国を悪くしようとしてるとしか思えないような政治家ね。あいつらこそ悪で売国奴なわけ。だから右翼左翼なんていうどうでもいいことで争ってる場合じゃないのね。さっき書いた国のためという根本的な理由で繋がっていればいくらでも連帯できるわけだからさ、そういういてもたってもいられない国民達がまとまった形で政治にコミットしていければ最高なんだよね。だからそういう意味でまぁ中間団体主義としてのアナーキズムってのを俺は信望するわけだけども。ただまぁね、具体的な方法論が無いんだよね。ただ連帯連帯って言ってるだけだとネグリ・ハートと同じような感じになっちゃうからね。ああいう観念的な意味での連帯は一番ダメだね。その先にプラクティカルなコミットができるような下地がないとダメ。ってことでやっぱ方法論ですね。実践的な。最近、イデオロギーとかどうでもよくなってきちゃってるんだよね。政治って実践的じゃないと意味無いなって本当に思うわけ。とりあえずあれだ、イデオロギーなんてどうでもいいとかいいつつまぁイデオローグにならなきゃいけないんだよね。俺は。だからやっぱあれだ、こっちで実践的な訓練を受けないとね。然るべき場所で。やっぱ学問って素人でできるところとできないところってのがあるからね、そういう意味だとやっぱちゃんとした意味での大学ってのは本当に重要ね。そう思うと俺が向かうサブジェクトって規模がでかすぎて、マジでゲームとかやってる場合じゃないんだよね。まぁいいんだよ、でもね、別に世界を変えようなんて自惚れてるわけじゃないし、自分がやれそうなことだけをやれればいいかなぐらいのものなんだからね。

五輪書 (講談社学術文庫)

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