黒い太陽。

mimisemi2009-01-11

んじゃあ告知通りネットに繋がらなかった間に適当に書いてたやつをアップするねっつーかあれだ、相変わらず買ってきた映画を見てるんだけど、マルコヴィッチの穴が予想以上に面白くて良かったな。あのマクシーだかなんだかっていう熟女がたまらなかった。俺って歳を取ったのかあれなんだよね、女性のストライクゾーンがかなり広がってきてるんだよね。こないだもさ、改めてカリスマ見たら風吹ジュンいいなぁーとか思ったり色々あるね。逆になんか悲しいのが同世代とか下の世代の年齢層の女の子達をシリアスに良いとは思えなくなってきてるのね。まぁ昔から年上好みだったけど。若過ぎるとなんつーか自分のメンタリティがおっさんなんで、なんつーかシリアスに良いと思えないんだよね。可愛いなぁーとは思うけど、なんつーかそれはおっさんが若い子を見て「いいねー」とかって言ってるレベルなんだよね。中にはおっさんになっても女子高生にムラムラきてる人とかいるわけで、まぁ世の中って色んな人がいるよね。


あとね、映画なんだけど、黒い太陽ってのを見たんだよ。Unearthed Filmsっつーギニーピッグとか出してるようなお下劣系のレーベルから出てるやつでね、まぁ有名なのは石井なんたらの771部隊だか731だったか忘れたけど、日本軍の人体実験をテーマにしたやつね。あの本当の死体とか本物の猫を大量のネズミに食わせてたりするやつね。同じ監督だと思うんだけどね、この南京大虐殺のやつ。これも731だかと一緒でさっつーか731のやつは見たことないんだけど、結局、なんつーか自分が日本人っていうのを置いておいてもなんつーか下劣なんだよね。日本が酷いことをしたのは分かるし、仮に南京がねつ造だったとしても、まぁ侵略紛いの戦争を仕掛けたことは事実なんだし、まぁその辺に関しては揺らがないんだけど、なんつーか徹底的な中国人の反日教育っつーかさ、凄まじい日本への憎悪を感じるよね。憎悪っつーか悪意なんだよね。もうカリカチュアと言わんばかりの日本軍の描き方でさ、まぁ被害者としては中立性もクソもないんだろうけど、少しは日本軍側の政治的な観点を描くとかさ、日本兵達の葛藤を描くとかさ、比率が8:2ぐらいでもいいから、少しは日本軍側からの視点で何かを描いてもいいのにもう徹底的に被害者に徹してるのね。ずーっとひたすら日本軍の蛮行が描かれるだけでさ、こういう描き方をしちゃうと社会派フィルムでもなんでもなくてさ、結局、個人的な恨み妬みとかの集積になっちゃうんだよね。監督は社会派フィルムのつもりなんだろうけど、結局はまぁ下劣なカルトフィルムレベルのものなんだよね。もちろん俺は当時の日本軍に何の思い入れも無いし同情も全くないけど、でもまぁこれは映画としては本当にクズだね。まぁ最初からゲテモノだろうって思ってたし、まぁたまたま見つけてさ、キムズでね、で、まぁギニーピッグとかと同じレベルのものだって思ってたんだけど、なんつーか見れば見るほど惜しいなって気がするね。もうちょっとまともに描いていれば記録映画みたいになったかもしれないのに。


結局、戦争における狂気なんてのはさ、まぁ日本軍はまぁトップレベルだったかもしれないけど、これって結局、日本軍が酷かったんですよ!っつーよりかは、こういう戦争っていう例外状態みたいな状況下での人間の狂気なんつーとさ、中世の魔女狩りだの処刑だのさ、十字軍がどうのってもう歴史を見ればこんなのいくらでもあるんだよね。別に残虐行為ってのは日本軍の特権でもなんでもないわけ。それをまぁひたすら描くっつーのは描けば描くほど下手なプロパガンダ映画になっちゃうよね。感情に何かを刷り込む映画になっちゃう。まぁ洗脳映画ってことだ。それこそイラクでだって現在進行形でアメリカ兵が残虐行為を行ってるわけじゃない?あのちょっと前の収容所の話とかもそうだけどさ、別にこれってアメリカ人だからとか日本人だからとかって話じゃないんだよね。戦争っつーもの自体が人間を狂気に駆り立てるって話なわけでさ、コミットした主体ばかりを責めてもそれって結局あんまり意味無いんだよね。それは色んな犯罪も一緒でさ、そいつのモラリティーの欠如とかは当然のこととして、重要なことはそいつを責めるよりもなぜそんな犯罪が起こったのか?っつーのを分析することなんだよね。罪を憎んで人を憎まずだったっけ?まぁ結局そういうことよ。もちろん被害者への感情回復みたいなのも含めて加害者を重罰に処するとか社会的制裁を加えるってことは重要なんだけど、それ以上に重要なのはやっぱり社会的なコンテキストだよね。まぁ被害者が感情的になっちゃうのはしょうがないんだけどね。そういう意味だと中国人があれだけ怒るのもしょうがないんだけど。


で、まぁ比べてもしょうがないんだけど、同じく今日見た映画でWar GameっつーB級カルトみたいな映画があるんだけどさ、これってあのハッカーズとかとよく対比されたりするんだけど、なんつーか俺がいつも言うようなあれね、80年代とかのさ、まだコンピューターってのが未知のものの時代でさ、それが故になんつーか勝手にコンピューターが万能のものみたいな誇張があったりしてんで話が進むっつーのがあるじゃない?ようはコンピューター神話みたいなやつね。今じゃありえないでしょ?今はコンピューターってのが家電みたいな時代だから、あまりにアンリアルな描き方をしすぎると「こりゃー無いな:って言われちゃうもんね。でも80年代みたいな時代ってそういうのが無かったからこういうストーリーがあり得たんだよね。メガテンとかもそうでしょ?悪魔召還プログラムとかさ、あの感じって80年代のコンピューター神話をもろに受け継いでるよね。あ、そっか。でもメガテン自体は80年代なのか。まぁちょうどまっただ中のやつってことだね。あとウィリアム・ギブソンの小説とかでも似たようなのがあるでしょ?コンピューターがローファイな時代なのに妙に万能っつー世界観。こういうのってすげーいいよね。で、このワーゲームってさ、すんげー反戦映画なんだよね。結局、グローバル単位で核戦争を行っても、みんな滅びてそれで終わっちゃう勝者が不在のゲームなんでナンセンスだっつーね、まぁ勝者がいれば成り立つのか?っつー話だけど、それをコンピューターに教えさせるっつーのがシンボリックだよね。でも多くの人間は理解してないみたいなアイロニーもあったりして、なかなか良い映画だよね。「こんなナンセンスなゲームはやめてチェスでもしましょう」っつーのが凄くいい。冷戦時代にこういう映画もあったっつーのがいいんだよね。仮想敵はソ連に設定しつつも戦争をしないっつーのが凄くいいよね。で、オープニングは明らかに博士の異常な愛情へのオマージュだよね。


もう今日はこれでいいや。書き溜め悪魔の放出のはずが、ちょっと書こうと思ったことがまた相変わらず長くなったんで今日はもうこれでいいやってことでまた次回ね。


オススメとか動画が繋がらないんで今日は無しで。