湯葉の入れ子。

mimisemi2009-09-05

神だのユニバースだのっていうのに思いを馳せてたら面白いことを思いついたので。


地球でもなんでもいいんだけど、それ自体が何かに入れ替わるってのが物理的には行われないじゃん?地球と全く同じ構成要素を持っている何かが地球を入れ替わろうとしてたらそれって隕石同士の衝突になるじゃん?でもさ、領域とかが空間とか緯度とか時間とか重力なんかも全部同じ感じで入れ替わったらそれって物理的な衝突が起きるのかな?それともそれがそのまま変わっちゃうのかな?変身ってそういうことじゃん?恐らくそれ自体はそれ自体で時間やら重力やらっていうそれ自体の領域で存在しているから、ありえないことだけど、同じ要素のものが全く同じ位置に二つ存在してたとしたらその存在は一つと看做されるよね。


最近書いてる神の話もまぁそういうことなんだけどね。同じ物の中に同じ要素のものが何層も重なってても分からないじゃん?だってそれ自体はそれだからさ、1=1じゃん?これと同じ感じなのがまぁφ'=Uなんだけどさ、オントロジーの話もそうだけど物理的に言うとそれってどうなるのかね?それを確認するのって時間を止めたりしないと無理だよね?ようは完全な静的な状態でしかその層を確認できないんじゃないかな?そういう能力もまぁ神は持ってそうだけど、それはともかく地球の話に戻すとさ、位相そのものが移送できるとしたらそれがようはtransformationだよね。でもまぁ変身じゃないんだよね。だってそれ自体は変わらないわけだから。でも位相の移送にバグがあったりするとようはそれがトリックスのデジャヴみたいなもんになるわけじゃん?全くそれ自体がそれであるので変化には気がつかないけど、マトリックスにおいてデジャヴが起こるとそれはマトリックスをコントロールしている第三者のハッキングを示す位相のバグであるってことじゃない?


そういうハッキングが行われていても分からないしさ、そのハッキングがまぁ神隠しだったりするのかもしれないよね。若人あきら的な意味不明なワープとかさ、クローゼットに隠れて、んで出たら他の国の工場に言っちゃった的などこでもドア的な空間のゆがみというかひずみというかニッチというか、それは位相のハッキングでも行えることだし、存在そのものもまぁ消す事は可能だよね。


松ちゃんのゾッとする話の中川功太の話とかまさしくこれだよね。


http://rakutenwikipedia2ch.blog66.fc2.com/blog-entry-475.html


知られてはいけない功太にだけ見えていたか、功太だけを友達だと思っていた吉田君っつー異次元からの存在が「変だ」とバレそうになったので、レイン的な記憶の書き換えを吉田君が行ったことによって、そこに記憶や情報が存在しなくなることで、存在自体が消えることになってしまうっていうね、ただ功太の記憶までは変えられないから功太の記憶には戻ってるみたいな。そういう意味でまぁレイン的な完全な書き換えとは違うのか。まぁこれで言うと功太が特異点になるよね。


位相の移動の干渉を受けないままその空間に存在し続ける事が出来るってことはまぁ部分的にバイナリ化されてないみたいな話じゃん?それは確実に実存として存在しているみたいな話でさ、だからオントロジカルに記憶として吉田君の存在が功太に残ってるみたいなね、神隠しとかもまぁそんな気がするし、あとはまぁ信じるかどうかはともかくとして、こういう功太的な話とかあとはタイムスリップの話とかも時間軸は必ず一つではないということから考えるとまぁありうる話ではあるよねってまぁ完全にSFだけどさ、2ちゃんのまとめサイトかなんかで見たので凄く印象的だったのがさ、その書き込みをしている人のおばあちゃんの話で、おばあちゃんが若い頃だったか忘れたけど、戦前ぐらいの時に山だかどっか歩いてたらいきなりデカイビルみたいなのが表れて、んでそこにいる人達はトランシーバーみたいなので会話しているみたいなのを見たんだけど、その中を歩き続けたらまた山に戻ってきたみたいな話で、ようは一瞬未来に行っちゃったみたいな話ね。まぁ未来というよりかは違う時間軸に次元のひずみから飛び込んじゃったみたいな話で、恐らくこのひずみってのは霊道みたいに色んなところにランダムで発生するものかもしれないんだよねってまぁいいよ。全部SFっつーか想像で書いてるから。


っつーかまぁハルヒの閉鎖空間みたいなのと同じだよね。違う時間軸があるんだとすればああいう空間があってもおかしくない。まぁハルヒ的な表れ方ではないにせよ、次元と次元の行き来は実質的にリサ・ランドールが4次元理論で説明しているように、3次元のものってのは風呂にあるシャワーカーテンの表面についている水滴みたいなもんでさ、それ自体ではそのシャワーカーテン以外には移ることって無理じゃん?例えばその水滴がいきなり次元を越して横軸で例えばトイレに付着するとかさ、まるで生き物のように「ピョン」と跳ねるとかって無理じゃん?でも他のシャワーカーテンという時間軸の中に存在する空間のものがたまたまシャワーカーテンの一部分が付着することで起こる違う時間軸同士での移動とかやりとりってありえなくもないよね。それは4次元ってことじゃなくて3次元的なものが違う時間軸に存在するってことね。そういうことは滅多に起こらないんだけど、なんかの拍子に起こったりすると例えば変なタイムスリップ的なことが起こるんじゃないかな?とかって思ったりするよね。双子パラドックス的な手法で起こすタイムスリップはタイムスリップというよりかは自分の時間軸の座標を変えることで起こる普通の時間軸との差異によって起こるタイムパラドックスじゃん?


これまたまぁ俺の勝手な理解だけど、まぁそんなようなもんだと仮定するとさ、一瞬でどっかにワープするっつーのは同じタイムスリップでも全然違うよね。アインシュタイン的なタイムスリップは時間軸の際じゃん?7年待てば地球は12年進んでいることになるみたいなさ、まぁ差異を作り出すんだよね。光速に近いものに身を委ねることによってね。でも位相的なタイムスリップは全然違くてさ、湯葉みたいなのが重なる感じだよね。めっさ薄い湯葉みたいなのが何層も重なっているのが3次元的な空間のあり方だとすれば、その湯葉のいくつかが他の時間軸に存在する湯葉とクロスしてもそれ自体はそれ自体だから湯葉のサイズで言えば合うじゃない?だから相殺みたいなことは物理的に行われなくて、行われるのはまさしく移送だよね。移送っつーか入れ替わりっつーの?そういうのが3次元を構成している層によってたまに起こるんだとすれば、功太みたいな話もまぁ別に不思議な話ではないっつーのはさ、功太が経験していた当たり前に吉田君がいる時間軸ってのはみんな吉田君のことを知っている時間軸じゃん?集合写真とかもある時間軸っつーか3次元ね。


で、吉田君の目が飛び出ちゃったことによってそれを見た功太にバレそうになったってことでそれでは都合が悪いっつーんで吉田君が意図的に層を吉田君が存在しない層に書き換えたとしたらさ、存在しない層にいる人間達にとって吉田君って存在はいないし、写真とかも無くなるじゃん?書き換えっつーかまぁ置き換えだね。でもなぜか功太の存在はそのままで周りだけが入れ替わっちゃったっつーんで、ようは層で言えば吉田君に関わる全ての層が他の層に入れ替わったことによって起こる層の間における差異が吉田君の存在の有無だよね。その人が選ばれしものかはともかくとして、そういったことを偶然に経験してしまうという人が世の中にはいるってことで、いきなり未来っつーか違う時間軸の層に移動しちゃったとか層が重なり合っている場所にたまたま居合わせたことで違う層にいることを経験してしまったおばあちゃんとかさ、その逆で言えばクローゼットからどっかの工場に移動しちゃった女の子で、これの場合、層が重なり合ったというよりかは、女の子自体が別に層にワープしてしまったという感じなんだと思うよね。


その子の軸だけがその子が経験していた軸の軸を固定したまま違う層に移動してしまったので工場に移動してしまったみたいな話ね。でもこれの場合、層がその構成要素を保ったまま重なり合ったり入れ替わることで生じる際とかではなくて、この子自体が違う層にワープしちゃったってことね。あ、でもまぁおばあちゃんの話とまぁ結局は一緒なのかな?でも時間軸は一緒じゃん?女の子の場合。ってことはそれは最初に書いた地球の入れ替わりみたいな話でさ、同じ時間軸のものの層がそのまま入れ替わったってことなんだけど、その子だけが特異点として前の層の緯度やら領域(ようは女の子自体)を残したまま入れ替わっちゃったんで、時間軸ではなく座標軸のズレが生じたことによって女の子はワープしちゃったかのように見えるって話だよね。例えばまぁあれだ、テーブルクロスに書かれた世界の図の中に存在していた何かっていうのが、それ以外を残してテーブルクロスを食器とかを倒す事無く「サッ」と引いたような感じで一瞬でテーブルクロスが変わればさ、その子の座標軸は以前のテーブルクロスの世界の座標軸を残したまま、違う層の座標軸を示すことになるよね?画像編集ソフトとかでさ、フォントのセクションってのもさ、背景変われば位置が変わったように見えるじゃん?適切な右上の場所に書いてあったはずが背景が変わってしまったのでびみょーな位置になってしまったっていうのはそのフォントがフォント自体の座標を残したまま他の層の座標にその存在が規定されることになったってことだよね。これがまぁ女の子のケースだわな。


もっとマシな例えを使えば真っ白なテーブルクロスについたシミだけがそのテーブルクロスに在るという実在を保ちながら違う同じ真っ白いテーブルクロスに入れ替わったって感じなんだけど、テーブルクロスの敷き方が前とはだいぶ違うので真ん中ぐらいにあったシミが後の同じ白いテーブルクロスでは右下あたりになっちゃうみたいな話ね。これがまぁ俺が言いたかった特異点ってことね。ただそのシミ以外のテーブルクロスは全てが白なんで白であるということはそのシミの場所以外は変わらないわけだよね。だからそのシミの場所の変化を知るものはシミ自体かシミを見ていた人しかいないわけだよね。ただでも新しく敷かれたテーブルクロスにもその場所にシミがあったということが前提での層の変化ね。つまりはそのシミ以外は実際は変化していないので、そのシミ自体があたかも独立したまま座標変化を施したように見えるわけだけど、実際はそれはシミの座標変化ではなく、層自体の入れ替わりなんだっていうことに層にいる人達は気がつかないわけねっつーかまぁ気がつくわけないよね。


その点としてのシミの実存というのが実は違う場所に存在していたということになるとまぁマトリックス的だよね。ただマトリックスの住民達がマトリックスにいるということに自覚的になるはずが無いわけなのはさっきのテーブルクロスの白と同じ話ね。この世っつーか人間が知覚している世界ですらその限られた世界と世界観の中でもバグ的なことが発見されてるわけで、まぁマトリックスで言うバグっつーのがまぁ狼男だとかドラキュラだとかって言われてるけど、そういうことに限らずバイナリデータの抜け落ちとか部分的な配置間違えとかってありうるじゃん?層の変化の無い変化も人間は見抜けないし、バグも理解できないものとして理解するしかないわけよね。そういう前提で言うと、そういうバグとか層の変化すらも見抜けないような人間に神の存在が理解できるわけないよね。だからそれは人間の概念で抽象的に「アーキテクト」とかって言うしかない。マトリックスと一緒ね。


だから「アーキテクトが世界をお造りになった」なんて言い方はアーキテクト以外できないわけね。もしくはネオみたいにアーキテクトに直接会って確認しないと無理だけど、まぁ普通の人間にああいう経験はできないし、それを概念として理解するのがまぁ悟りかもしれないけどさ、それは科学的証明足り得るものではないんだよね。あくまでそれは有限的な「概念」というもののなかに存在するものなので、人間がその全てを理解するということは不可能ね。それを理解するということは無限を理解するっていうことであるし、ブラックホールの底みたいなのを完全に定義するようなもんだよね。「いや、底はあるんです」っていうアプリオリだとされている概念はどういうエビデンスによって成り立つの?っつーのをまぁ証明できれば凄いと思うけど、まぁ無理なんじゃないのかな?何しろそれってもう実在じゃないからね。だからまぁ想像で言うしかないわけよね。


ソクラテスのKnow thyselfっつーのはさ、「謙虚であれ」みたいな言葉にも聞こえるじゃん?これを「自分の器を知れ」と解釈するのは大間違いでさ、人間としての有限性を理解せよってことなんだよね。その理解に立脚すれば有限的なものが全てを知るということは不可能なので、有限なるものはその有限性を規定する要素の一つである絶対的な不可知を認めざるを得ない。それがまぁ無知の知だよね。で、無知の知ってのはその有限性に立脚した人間のポテンシャルを最大限に引き出すように促すような言葉なわけで、だから「汝、我を知れ」ってことで小さくまとまるってこととは正反対なんだよね。


ってことでまぁ思いつきの要約でした。

Thoughts on Machiavelli

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