やっぱり無限+1とかには納得できぬ。

mimisemi2009-10-07

Intuitionismってのが数学にあるらしくて、んで俺の考え方はまさしくこれなんだなってのに気がついたね。俺はカントールに立ち向かう孤高の青年なのだ!ってことではなくて、クロネッカーって人によってカントールへの批判は当時に行われていて、んで俺はまぁ個人的にカントールの考え方は好きなんだけど、んでも結局なんつーか今のところはやっぱり同意しかねるなってところがあるよね。基本的にこんぐらいの抽象度になると数学と言えどもというか、数学だからこそ考え方の違いってのが出てくるんだなっていうか、これはまぁある種のモデルだなと。カントールモデルで展開できる数学はあるんだけど、それはあくまでまぁ本当に観念的な世界の話なんであって、実際には存在しないような、例えば神の存在証明並に実質的に不可能っていうか、そういうものなのだって措定しておけば展開できるセオリーはあるんだけど、実際にはそれはただの措定であって証明ではないってことでまぁやっぱり俺はこのクロネッカーって人の思考に近いんだなとは思ったね。


こういうのが楽しくてなんつーか実際のレベルで明日数学でテストがあるんだけど相変わらずさっぱり勉強する気になれない。もう夜中だっつーのにさっぱりだ。ようは俺が興味があるのは概念で問題を解くことではないんだよね。むしろ概念を理解できれば問題は解けるようになるわけで、結局、数学のテストで必要とされるのってまぁ大学数学レベルだと理解力ではあるんだけど結局はまぁ計算をやらされるっていうかさ、プロセスをやらされるじゃん?だからまぁあんまそういうのに興味無いんだよね。集合論で言えばこういう問題が考えられて、んでんじゃあ答えはどうでしょう?っていうような練習問題的な問題っつーのかな?集合論でも俺は集合論にしか興味は無くて、練習問題には興味は無いんだよね。かといってもなんつーか微妙な気持ちなんだよね。テストなんてどうでもいいという気持ちがありつつ、なんつーか割と好きな先生のクラスだから適当にやるのが先生に失礼かも?みたいな感じがあるんだよね。一応、まぁ数値的にも優等生っぽくしておいたほうがいいかな?なんて見栄映えを気にしてる俺がいるんだよね。でもそれは動機としてはすげー弱くてさ、だからまぁこんな前日になっても勉強する気になれないんだろうね。


っつーかテストの範囲は集合論と論理学なんだけど、もう俺の中でこの二つってもうとっくに終わってるんだよね。アイデアは掴めたからもうもっと他のやりたいって感じなんだけどさ、ようは問題が解けるのとアイデアを理解するのって違うよね。まぁアイデアを理解してれば問題は恐らく解けるだろうからテストは大丈夫だと思うけど、細かい計算方法とかさ、そういうのってあんま興味ないよね。そんなもん機械にでもやらせればいい仕事なんであって人間がやる仕事じゃないじゃん?昔は必要だったかもしれないけど今ってそうでもないよね。まぁ計算方法はまぁ知っておいたほうがそりゃいいけどさ、ただまぁ時間を費やすものではないよね。


で、最近さ、岡潔っていう日本の数学者に興味が出てきてさ、んで本を買ってきたんだけど典型的な変人なのね。春宵十話という岡潔のエッセイを読めばそれこそ数学の詩人岡潔みたいな姿が見えてくるんだけど、岩波新書から出てる「岡潔 数学の詩人」って本を読むとさ、実際の岡潔ってのが分かるっつーかまぁふつーに困った人なんだよね。この人。悪い人ではないんだけど典型的なダメな人っつーのかな?ラッセルとかも身の回りのこととかはさっぱり自分でできなかったみたいなエピソードがあるけど、岡潔も割とこういうタイプだね。日常的なことができないってほどまぁ重度ではないんだけど、いきなり非常識なことっつーか、人に迷惑をかけるようなことをやったり、思い立ったらいきなりどっか行っちゃったりとかね、天才の奇行と言えば聞こえはいいけど、なんつーか実際には困ってた人が家族とか親戚でいるっていうさ、驚いたのがね、この岩波新書ではまぁふつーのエピソードとして簡単に語られてるだけなんだけど、岡潔がある時夜学の生徒達だったかを襲って服とかを奪ってどっかで一夜を明かしたとかさ、ふつーに強盗罪じゃん!みたいなね、そんなのがあったりして結構笑えない感じの奇人なんだよね。


ようは春宵十話みたいなのだけ読んで心が洗われるような天才のエッセイだ!とかって思ったりして岡潔を理想化するのは大間違いで、まぁ純粋な人ではあるんだけど、迷惑な人だったっつーのはあるっつーかさ、常識的な感覚を持った人がが哲学的な観点から常識に捕われるな!って言うのってまぁ岡本太郎っぽい感じだと思うんだけど、岡潔ってマジで天然なんだよね。まぁ偉大であるのは分かるけど、まぁ理想化したら完全に全貌が見えなくなるよなっていう人だよね。まぁ歴史上の人物なんて大体そうだけどね。ショーペンハウエルとかだってすんげー性格が曲がってるっつーかさ、平気でメイドを解雇したりさ、それもすげー変な理由でね、あとはカントなんかにしてもまぁ結構身勝手なことがあったりさ、なんつーか彼らの思想が凄いだけに実際の人物像見ると「え?」みたいな人って哲学者とかで多いんだよね。そういう意味だとニュートンなんて最悪だし、ラプラスなんかも本当に最悪だったみたいね。ラプラスは権威欲がすんげー強い人間だったらしい。まぁ写真とか見ても性格悪そうな顔してるもんね。まぁそれと思想とか理論は関係無いじゃん!って話なんだけどさ、岡潔もモロにそのコロラリーに入ってるっつーのかな?


春宵十話だけ読めば岡本太郎的な天才像を思い浮かべられるけど、実際はかなり変な哲学者寄りっていうか、困った哲学者寄りっつーのかな?人格も出来上がってる人が書く心が温まるエッセイとかってことじゃなくてさ、ショーペンハウエルでもそれだけ読めばすげーおっさんだ!って思えるんだけど、本人のエピソードとか見ると困った人っつーかさ、まさしく気難しいおっさんっつーかさ、付き合い辛いおっさんだなって感じなんだよね。そういう意味だとキルケゴールなんかもまぁあの恋愛系のエピソードなんかを見ると本当にダメ人間だよね。それを言えばまぁニーチェなんかも本当にそうだけどね。ルー・サロメに骨抜きにされてる感じとかさ、かなりのダメ男っぷりだよね。


なんかさ、話が変わるんだけどテストにしてもさ、宿題とかのエッセイとかにしてもやっぱ今までの苦手意識が凄いんだよね。エッセイもロクなのが書けないとか、英語がイマイチだからなかなか進まないとかさ、そういう苦手意識が形成されちゃってるんで、だからすげー嫌になるんだよね。で、実際書き始めると全然スラスラ書けたりさ、明日のテストにしても多分スラスラ解けるんだよね。でも不安なの。まぁエッセイとかは書いちゃったから不安じゃないんだけどさ、でも取り組む前とかってすげー憂鬱っつーか面倒だなーとかって思ってるんだけど、やってみると一瞬で片付いたりして「は?」って感じなんだよね。いや、最近は英文がマシになってるってのはあるにせよなんつーか自惚れない程度に「俺はできるんだ」って思ってたほうがいいね。セルフエスティームだよね。俺は英文だってもう書けるし、頭がそこまで悪いわけじゃないんだからテストだってできる!って思ってればなんの不安も無いじゃん?でも今まで蓄積されてきた自分へのダメ人間像っていうか、日常世界でのそれはだいぶ無くなってはきたけど、学校に関してはまだまだあるよねっつーかそれが相当根深いんだよね。小学校から学校行かなくなる中学になるまで劣等生っつーレッテルを貼られてたっつーかまぁ実際そうだったからしょうがないんだけど、この頃のアカデミックパフォーマンスのイメージってのが俺の脳裏にこびりついてるんだよね。だからなんつーか俺はこういうのができないっつー思い込みがすげーある。


得意なものですら「テスト」というフォームになると、テストができてなかったという過去の自分のイメージがフラッシュバックしてきて俺はできないっつーイメージに捕われちゃうんだよね。実際は違うんだしさ、天文学のクラスの暗記とか実際、凄かったわけでさ、50問近くを10分ぐらいで解いちゃったんだからそれは凄いよねってまぁただの暗記法なんだけどさ、でもなんつーか昔と違って方法論とかを利用してできないものも乗り越えたりさ、勝手な苦手意識でできないと思ってたことが実際は違ったってことが多かったわけで、そこは自信を持っていいんだよね。慢心はいけないんだけど、やっぱある程度の自信は必要だよね。なぜか?って俺の場合、すぐ不安になるじゃん?まぁこれが不安神経症の症状なんだけどさ、こういうものに対する不安ってのは今の俺は昔の俺とは違うんだ!っつー自己イメージの更新によって塗り替えていくしかないんだよね。実際は塗り変わってるはずなんだけど、んでもなんつーかまだ苦手意識があるんだよな。不安ってホント、何の役にも立たないからさ、これはなんつーか取り除く必要があるよね。苦手意識もただのイデオロギーだから脱イデオロギーしたほうがいい。


ってことでもう寝るわ。眠くはないんだけど、無理矢理安定剤とか飲んで寝ないと時間がずれるんだよね。24時間サイクルで生きていけないっつーかさ、これがまぁ薬への耐性を作っちゃって悪いサークルを生むんだよね。今はホント、安定剤が全然効かなくなってるね。自然に眠くならないっつーのは本当に恐ろしいね。睡眠不足の日ですら日中は死ぬほど眠いのに夜中とかは妙に覚醒しちゃって寝れなくなるんだよね。夜中の思考が一番冴えてて、まぁウォール伝は大体夜中に書くんだけど、夜中にアクティブになるってちょっと微妙ではあるよね。社会生活が送れない感じだもんね。ってことでまぁ薬をあおりつつ寝ようとしてみるわ。あ、でも睡眠薬は飲んでないんだよね。依存するのが目に見えてるし、バルビツール系とかって脳細胞に良くないとかって聞いたからさ、まぁ安定剤とか抗ヒスタミン剤とかのチャンポンで眠くなるようにしてるよね。花粉症の薬で眠くなるあの感じを利用して寝てる感じ?まぁいいや。


春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

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岡潔―数学の詩人 (岩波新書)

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