可能世界の俺と今の俺。その1。

最近あんま書いてないから書いたやつの価値が自分の中で上がってるんですよ。だから今回は長めなんで二回に分けますね。分けないほうがいいのも分かるんだけど一気にやると文字の圧が凄くてスルーしちゃうって場合もあると思うからさ、最近滅多に書かなくなったからまぁそんだけ俺的に価値があるもんだから貧乏臭く小出しにしていきますね。


金融工学をやる!っつって封印してた数学の本を取り出してきてるんだけどさ、結構進んでた気がするんだけど全然進んでないね(笑)「もう結構やった」っていう実感はどっから来てたんだろう?っていう。んでもまぁもう大体分かるようになってるのは事実だけどね。まぁんで進み具合はっていうと三年から二年半ぐらい前に買った数学の本ってのが未読状態な感じ。っつってもまぁその頃に背伸びして分かるはずもないのに興味あるから雰囲気だけ知りたいっつって買ったやつが今ようやくまともに読めるレベルになってるって感じか。んだからまぁなんかまぁ数学で言えば三年目って感じか。体感的にもう5年ぐらいやった感じがしてたんだけど。っつーかまぁあれだよね、色々と逸れてるんだよね。まずやっぱ去年はゲームがでかいだろうと(笑)


FPSにハマりはじめた後に例の現代音楽のやつなんかに没頭しつつそれから金融工学関係の本を読んだりしてて今に至るわけで。あとこういう場合やっぱ日記書いてると便利だよね。俺がなにやってたのか?ってのが分かるからね。で、まぁあれだよね、PS2を買ってひたすらゲームやってたんじゃん!っていう感じで2013年ってほとんど何もやってない感じね。あとあれ、数学の哲学なんかを色々と読んでたんだね。そういえば。ちゃんとした数学っつーとホント、対して進んでないんだよな。なんかやった気になってたけどやってないことは多いな。


なら勉強のし直しだ!っつーよりかは勉強してる途中でゲームやったり他のことやってて何にもやってなかったんじゃん!ってことがバレたんですね。自分の中で(笑)そう思うと二年ぐらいじゃん。継続してやってたの。二年半ぐらいか。すんげー時間無駄にしてるなぁー。俺。まぁ別にゲーム楽しかったからいいんだけど。それにしてもホント、リアルに歳を取るってことの大きさを感じるよね。それこそアカデミアなんかではちょうど博士号を取って実力とか経験なんかも備わってきて色々とやれるようになるっていう時期だしっつーかまぁ普通に行ってたらそんぐらいになってるっつー歳だし、あとあれだよね、お笑い見てて活躍してるのが同世代なんだよね。ジャンポケ斉藤とか英考ちゃんとかさ、いや、20代だとこれから売れるかも・・・とか頑張ってる最中みたいな感じじゃん?


で、今の俺ぐらいの年齢になるとスターになる人はスターになってる歳なんだよね。いや、結構これって無い?別に俺はスターになろうとしてるわけじゃないんだけどテレビ見てて普通に同じ年代の人が大活躍してたりさ、女優とかにしてもだんだんベテランっぽくなってくるみたいな感じになるじゃん?まぁあんま年齢を軸に考える必要は無いとは言いつつも年齢的な焦りって無いと今の俺みたいに無駄に時間を過ごすことになっちゃうんですよねぇ。焦って別に急いだところでどうにかなるわけではないんだけどさ、ただなんつーかもうスターはスターになってる歳だぞ!っていうような焦りは必要だよね。俺みたいなやつがこのまま「年齢なんて関係ない」とかって言い続けるとおっさんになってまで「俺もいつかは・・・」とかって将来自体がもう来てるのにまだ将来云々ってほざくただの痛い人になるからね(笑)今でもそういう傾向はあるかもしれないけどなんつーか色々と客観的に見てきて本当に負け犬街道まっしぐらだよね。俺。


はっきり言ってまぁ留学は失敗したわけだし、仮に数学であのままやってても今みたいな俺の考え方になるわけじゃん?まぁ分かるようにはなるけどだからんで別になんかのペーパー書けるようになるわけじゃないよねっていうさ、それはあれだよね、音楽を学んだところで音楽が作れるかどうかってのは全く別問題ってことなんだよね。まぁでもマスターまでなら何も書かなくても受動的に勉強してテストパスするだけで卒業できるわけだけどっつーかそれでもアメリカの院なんて地獄みたいなもんだけどさ、んでも俺って元々目指してたのは博士号なわけでさ、だからまぁ可能世界的に「あのまま数学科で進んでた場合は・・・」っつーのを考えるんだよね。


それは後悔とかじゃなくて今もまぁある意味で数学は続けてるわけだからそれで仮にアメリカの大学にあのままいたら俺は何をしていただろう?とかあとは想像でアメリカの学部で勉強してるってのを想定できるんだよね。まぁそりゃ一応専攻を数学に移したわけだからさ、いや、ホント、やっとまともに単位になる科目を取れるぞ!その名もCalculus 1っていうさ(笑)微積分の基礎を大学でやるんですかい?って話なんだけどまぁようはあのまま進んでたらってのを考えるわけよ。いや、んで「あのままアメリカにいられたらなんとかなってたかもしれない」みたいなクソみたいなエクスキューズを現実的に壊すって意味でリアリストであるためにそうしてるんだけどね。で、結局まぁ色々と考えると詰んでただろうなぁーって感じだよね。でもとりあえず惰性で院には進んでたと思うんだよね。でもほんとにそれはモラトリアム延長みたいな感じで。でもんじゃあ学校にいればペーパー書けるようになるのか?ってまぁクソみたいなのなら音楽と一緒で書けるかもしれないけど割とまともなやつを書けるのか?って完全に無理っすよね。


だから結局まぁ時間の問題なんだよね。可能世界の俺は院にいるだろうけど博士号は厳しいだろうなって実感してるっつー時期でまぁすげー鬱になってそうだなって思うんだよね。いや、でもこれもまぁいいんだけどね。やってみないと分からないから。でもあれだろうな、今まだアメリカにいたとすればもう合計2000万ぐらい使ってると思うんだよね。2000万使って博士号が取れなさそうだということが分かりましたって何なの?って話だよね(笑)まぁでもすっぱい葡萄みたいになっちゃいけないんだよね。そりゃ当然。博士号取りたかったのに大学にすら行けなかった今の自分ってのを正当化するために「大学に進んでても無理だったに違いない」って思うのは完全に実存的な防衛機構が働いてるわけじゃん?それはもう完全にルーザーの世界なんですよね。そうじゃなくて本当にリアルに考えるんだよね。まぁあとそれは妄想っつーよりかは実際に自分はその場にいたし行こうとしてた転入先の4年生の大学なんかも決めてたしさっつってもグレード悪すぎてアクセプトしてくれるか分からなかったけどさ、あとはまぁcity collegeね。


ただまぁニューヨークは都市部だから数学者コミュニティってのがあって結構助け合いをしてる感じなんだよね。だからまぁ業界みたいに捉えると誰かに気に入ってもらってポストをいただくとかかばん持ちをやってなんとか食わせてもらうみたいな芸能っぽい感じの立ち回りはできたかもしれないね。まぁそんなのクソ食らえだけどね。でも多分実地にいたら必死でそんな感じになってたのかもなとは思うね。芸能とか音楽とかでも才能無いやつが力を入れるところってそこじゃん?業界に居座るためにプロデューサーとか先輩とかコネとか力がある人と仲良くなってなんとか仕事をもらうっていうさ、あとはまぁめちゃめちゃ営業するとかね、そこまでしてやる必要あるの?って話だよね。俺はそういうのすげー嫌だから仮にそんな道があったとしてもいやーそりゃやるぐらいなら死んだほうがマシっすよって言えるよね。まぁそれでもなんとか数学業界でモラトリアム継続できてたならまだ幸せだったのかもしれないけどとも思ったりしたけど、そもそもモラトリアム継続って分かってる時点でもうほぼ帰国決定なわけじゃん?結局どの道帰って来てたんじゃん!って話になるんだよね(笑)あんま笑えないけどね。


まぁどっちがまともか?と言えば今の俺のほうがかなりまともでしょう。過去の俺には一切無かった労働を一応やってるわけだから。まぁ別に働いてるから偉いとかじゃないしまぁ働いてるといえるほど働いてないんだけどさ、ただまぁ自分がいることで成り立ってる機能の一部ってのを担えてはいるよね。それは俺がいなくなったら物理的に人員が不足するっていう代替可能な労働力としてポンコツながらも一応機能してるってのがあるんだよね。まぁ数学会のスターになっている自分っていう夢とは程遠いんですが(笑)だからまぁそんな感じでもうずーっとこういうルーザー路線なのかなぁーって思っちゃうんだよねぇ。まぁ帰国してきた時点でルーザー確定だっただろって思った人もいたと思うけどね。まぁ外れてはいないですよね。


だからこそ思うわけじゃん?だったら大学にい続けてたほうがよかったんだ!って。んじゃあその辺どうなの?っつった時にリアル数学の厳しさってのがあるわけでさ、まぁ誰でもあると思うんだけどあのまま女優を目指せてたら女優になれただろうとかさ、それって過剰なwishful thinkingなんだよね。それは別にあれよ、政治とかでも同じね。あのままあの政策を続けてたらどうなってたのか?って想定するのって結構重要じゃん?で、まぁどの道こういう風になってただろうってことが分かるわけじゃん?それは不可避的なことも含めて現在は色々とこういうことがあったっつー前提であの時点で続けたところであんまり差は無かっただろうってのが後になって分かるってことだよね。でもまぁ俺の場合それが可能なのは帰国後も続けてたからだよね。


で、今ぐらい分かるようになったんであっちで学校に通い続けてた自分と同じかまぁ近いぐらいの感じでいられるわけよ。んでまぁどの道大根役者だから駄目だっただろうって別にそれはどんだけトレーニングを積もうが大根は大根っつーか下手な役者の特徴ってこれだよね。大根ってことに気がついてなくて永遠と夢を追い続けるっていう。これほど惨めなもんはないよねぇ。で、俺はまだマシで大根かどうかぐらいは自分でわかるわけ。だからまぁ客観的に自分が数学でどんな感じなのか?っつーのをアメリカの大学っつーのに照らし合わせて考えることができるんだよね。


まぁんでぶっちゃけたことを言うとずーっと仕送りがあればそれはそれで良かったんじゃないかってことだよね。アカポスの競争に参加するっつってもずーっと仕送りあればまぁぬるま湯で永遠と就活続けられるからね。どんどん金は無くなっていくんだけど元々家に金があればまぁそれはいいんじゃない?って感じだよね。大体だから食えそうもない分野で海外の大学で粘ってるやつって親の仕送りがあるからだよね。逆に奨学金出るぐらいの人だったら優秀だろうから就職できてるだろうしね。ただあれだよね、博士号は取れるかどうかは別として博士コースに実費で進んでたら多分、累計で3000万ぐらいかかってたんじゃないかって思うよね。学費と生活費合わせてって意味ね。


あのまま大学にいたらっつっても今でちょうど大学院1年生ぐらいだからまだまだあるわけよ。その間も湯水のように家賃と生活費と学費で金は消えていくわけだからね。で、食えるかどうか分からない数学を続けるってなかなかのもんだよね。家に金無いと無理だよね。実際にそこそこ金あるやつでも「もう金続かない」っつって帰国した人とかいたからね。マジでそんぐらいかかるのよ。ましてや円安が進むわけだからもっとかかるわけだよね。もはやそこまでして数学のポストに固執する必要がないような・・・ってことになるよね。med schoolじゃないんだから数学にそんな金かけても意味ねぇーべって話だよね。


まぁそれでも仕事が得られればいいとは思うんだけどさ、それでもまぁようは別に俺に限らずなんだけどそういう人全般に言えるのがそのかかってたお金ってのを親なり親戚に出世払いする義務があるのかどうか?だよね。で、払う義務があるならまぁ大体のアメリカの大学生と同じく就職後は借金返済に追われる毎日だよね。で、まぁ職業が研究職なわけだから論文も書かなきゃいけないっつーわけですげー激務でしょ。で、多分教えるポストなんつってもまぁあっちもバイトみたいな先生多いわけよ。コミカレとかは。だからなんかリアルにコミカレで必死に教えてる自分ってのが浮かぶよね。その姿は相当哀れだわ(笑)いや、今のほうが全然いいっすね。幸せではないけどあっちは大変すぎでしょう。めっちゃ金かかってるし。今の場合、一応プラスだからね。


あ、でもまぁあっちっつってもテニュア取れてれば別ですよ。超大変だけどね。まぁようはてんてこ舞いになってる自分ってのはよくある話でポスドクの人が非常勤でなんとか食いつないでるっていう状況だよね。契約解消になったら即帰国になっちゃうわけで。まぁでも繰り返すようだけど家に金があればいいのよ。別に家に帰れば金もあるし金も返さなくてもいいんだったらやれるだけやってみればいいと思うんだよね。んじゃあ俺は金が無かったからそれができなかったのか?っていうとまぁそれもあるけど金があったところで激務ですんげーストレスだぞっつーのを考えるとあっちっつー道はかなり微妙っすよね。


あ、それはリアルな自分の数学の能力ってのにも照らし合わせてね。よくいる馬鹿みたいになんか急に化けて超人みたいになって活躍してるなんて想定は一切しないからね。ホントにリアルに考えるとそんな感じでしょうって感じだよね。んでまぁ非常勤で食いつないで契約解消でもうアメリカにいれないっつーとまぁ年齢的に40手前ぐらいで帰国って感じか。凄まじく金がかかってるわりにほとんど何の収穫もないまま帰ってくるっつー感じだよね。まぁアメリカの大学出てるっつっても40手前の博士崩れのおっさんを雇うところなんてどこにもないだろう。


んーだからそれを考えるとあれなんだよね、とりあえず自分の中でのチャレンジって博士号を取る!ってことだったわけで今は無理でも数学単体では一応継続可能なわけでさ、そりゃもちろん教授のチェックとか入らないから厳密性とか相当怪しいけどまぁでも一応それはやりたかったことだからそれは続けたいよね。最低でもそんぐらいの期間はやりたいしやるべきだと思うわ。それがコミットメントなわけで。それでまぁそこまでやってそれでもまぁ特に何も無いっつーのだと納得できるじゃん?ここまでやったけど駄目でしたって言えるだけでいいんだよね。


だからまぁこないだ書いたことはこれを続けてても別にいきなり超人になることもなければいきなり何かが浮かんで書けるようになるわけでもないってのが分かったってことだよね。それでも続けますか?っていうところで一応まだ熱は残ってるしあとまぁ博士までやる!って決めたわけだから一応はやるでしょってことだよね。あとまぁ俺の場合、見切りをつけたところで他にやりたいことがないわけでこれしかないじゃん?だからまぁ現実的にこれにすがるしかないんだよね。軸をこれにしないと生きれないって感じだもんね。


ってことで2に続くわけで。んじゃまた。あと丁寧に段落とかも小まめに分けてみましたよ。これも普段面倒でやらないんだけど最近滅多に書かないからこんぐらいはやろうかな?と思いまして。自分コンテンツがめっちゃ少なくなったからね。マッシュアップも終わっちゃったしミックスもやりつくしちゃったからねぇー。マジでどうしていいのかわかんないっすよね。