行方不明の象を探して。その151。

書くことの境界で透明であること。書くものがいつもすでに消えているこの境界線との関係から排除され、それにもかかわらず関係を持っているものに対して、我々を誘惑するように見えるのは自己の欲望によるものである。どのような関係からもそれ自身を排除し、それにもかかわらず、相対的な様式においてのみ、それ自身を絶対的なものとして示すものに対して相対的な様式においてのみ絶対的なものとして示されるものが自身であり彼・彼女である。個人的か非人格的か、そして誰かであるか何かでもないようなもの。

 

書くこと、あるいは書くことの関係において、書くことが自らの境界を示すとき、その境界で自分自身を示すことができる。非現在、非存在、それは我々を誘惑するが、それらが我々を魅了するのではなく、それらが我々の欲望を喚起するのである。極限状態の快楽。

 

廊下に立っていた。窓もドアもない果てしなく長い廊下だ。彼女が帰り際に「プルースト」とつぶやいた廊下に似ている。あれは冴子ではなかった。立っている場所から少し先は真っ暗な闇になっていて、自分の影が吸い込まれてゆくのが見える。ずっと単調な動作を繰り返している。

 

そこでやっと自分が何かを手繰り寄せていることに気づく。遥か彼方にぼんやりと光っているもの。それが手繰り寄せる力に応じて少しづつ近づいてきているのだ。寒々として暗く長い永遠の廊下の中央で全身に汗をかいている。なぜか心臓の鼓動が早まりその音だけが世界中に響いている。

 

孤独だ。何かは分からない不安がその彼方のものとともに急速に近づいてくる。意思に反して手繰り寄せる手はどんどんと速度を上げぼんやりした光はぐんぐんとさらに迫ってくる。どこかで唸り声に似た風の音が聞こえそれに怯えるようになおもたぐり寄せる手を速める。

 

「でも、ジョンソン・エンド・ジョンソンの血栓症で苦しむのは嫌だろう?僕の父はずっと体を鍛えていて、常に痩せていたんだけど、心臓に問題が出てきて、そして亡くなった」

 

次の日、あなたは僕を置く。あたいはあなたに戻ってウンチする。うん、それはとても素敵に見えます。でもね、ちょいとレロベット心臓の部分を試してみましょう、ソーダは汚れているのだが、今見ていた映画の雨のシーンは、ソーダに雨が降っているからなのか、それともソーダだから汚くなるのか、どっちなんだろう?雨樋が雨を全部受けているわけだし、このレストランの外に立っているのなら、雨は雨だし、雨樋はそこにはないはずだ。

 

とりあえず家に帰ろう。ああ、そうそう、個人的に好きなのはこれ。犯罪の手前だけどね。ああ、何も言うことはない。え?ちょっと待って、もう一回。写真撮りたい。ああ、それともカメラの不具合か?それは本当に奇妙だ。でも僕は1つの認識を得たと思う。うまくいった、オーケー、一発オッケーだ。ああ、でもまだ石が残ってる。妖精が見つからないよ。

 

少しだけ小さくなった気分だ。小と少は似ているが違う漢字だ。 とこころで少年よ、12は10より大きかった。あと2人いる、だから仕事の話をしろ、あ、まって、というか一緒に働こう。大変だ、おっと、こりゃ大きな数字だ。働くのは嫌いだ。大嫌い。この世から労働が無くなればいいのに。みんなクリエイティヴなことをするか遊ぶかの二択。いや、無限択。

 

実生活でも作れると思うよ。数字が大きければ、穴も大きい。、というか現実に作ればいい。でもよ、お前が今急に話を変えたせいで、ポビトラの次元はとんでもないことになった。運が良ければ歪は元に戻るだろう。この宇宙野郎め。少なくともパーカーは使える。それにしてもお前のケツは岩のように固いぞ。

 

「さて仕事のことですが。このところあまり進んでいないようですね」

 

「その通りですがこれからも続きます」

 

「そのようですね」

 

「どうですか、いけますか」

 

「大変ブリリアントでございます。それはいつもの如くです。そこでこちらが申し上げたいことはこれからも続くということになりますと我々としましてはもちろん何か月続いても一向にかまいませんが、わたしゃね、言わせてもらいますけどドラゴンボールのアニメを見ていた時のような感覚を覚えるのですよ」

 

「と言いますと?」

 

「悟空とフリーザでもベジータでもいいんです。セルとかになっていくともっと長く鳴って言った気がするのですが、かめはめ波とフリーザのエネルギー砲をお互いが溜めながら独白が続いたりしますよね。あとはにらみ合い。それだけで一話が終わってしまって、極端な言い方になるかもしれませんが、一か月ぐらいずーっと見合ったまま何も展開しないぐらいの引っ張り方を感じたのですよね。子供の頃に。先の展開が知りたいのに永遠と見合って何か喋ったり「あいつの戦闘力が・・・」のような独白が続いたり、分かりやすく説明しますね。こんな感じです。説明ができなくて申し訳ない」

 

セル「 ちくしょーちくしょー! 完全体に…… 完全体にさえなればー! 」

 

ベジータ「 はーっはっはっは! 」

 

トランクス「 凄い…… これなら、勝てる! 」

 

セル「 ちくしょーちくしょー! 完全体に…… 完全体にさえなればー! 」

 

クリリン「すげぇや…… こ、これならセルにも勝てるんじゃないのか!? 」

 

セル「 ちくしょーちくしょー! 完全体に…… 完全体にさえなればー! 」

 

ベジータ「 はーっはっはっは!」

 

PM7:15

 

(ここでCM)←主に「はごろもフーズ」

 

セル「 ちくしょーちくしょー! 完全体に…… 完全体にさえなればー! 」

 

ベジータ「 ……おい、お前の言う完全体とやらは、そんなにすごいのか? 」

 

セル「 そうだ、完全体にさえなればお前などに…… 」

 

ベジータ「ほう、本当に強くなるんだな? 」

 

セル「そうだ、完全体にさえなればお前などに…… 」

 

ベジータ「 ………… 」

 

セル「 ちくしょーちくしょー! 完全体に……完全体にさえなればー! 」

 

トランクス「 ……いったい何を話してるんだ? 」

 

セル「ちくしょーちくしょー! 完全体に……完全体にさえなればー! 」

 

ベジータ「 おい、なってみろよ。完全体に 」

 

セル「 なんだと!? 」

 

ナレーション「 いったい、どうなってしまうのか!? 」

 

「当時はこれだけで一話分とかが凄く長く感じたせいで一か月もずーっとどうでもいい話をしているみたいな体感があったのは子供だったからなのでしょうね」

 

「そうでしょうな」

 

「そのことは一向にかまいませんが、もしそうとしますとですね、これは出来れば一纏めにして発表なさるかこれからもなるべくまとめていただいたほうが作者の仕事の具合が宜しいんではないでしょうか。といいますのはこれはとても表現にしにくいことで、ここへ来る間もどう言っていいのかと考えながら参ったのですが」

 

「長くて話が進んでいないとか話を引き延ばし過ぎだとでも言うのですか?」

 

「端的に言えばそういうことになります。ドラゴンボールのような感じになってしまっていると思うんです」

 

「でも僕が記憶している限りでは例えばどうでもいい話が一つあったとしますね、それについて冗長的過ぎてもっとスマートに短文でさらっと終わらせればいいのに永遠とそのどうでもいい話について話したり描写が続いたりしますね。いや、僕のではなくてあなたが言いたいことはそういうことなのでしょう?でもね、僕には長く書ける筆力も冗長に何かを描写できるまでの語彙やテクニックなどないのですよ」

 

「よろしいですか。皆さんは待っているのですよ」

 

「当然でしょう、いくらか楽しみながら」

 

「それが分かっているのになぜなのです?そろそろキレますよ」

 

「キレたらいいんじゃないんですか?」

 

「いや、というよりもですね、まとめればいいのだと言っているのです」

 

「これは考え方の違いではないようですね。まとめるなんていうスキルもなければ、まとめるような内容もないのですよ。全ては思い付きなのですからまとめようがないのです」

 

「ではどのように今後、お仕事を進められる予定で?」

 

「予定などありません。浮かんでいたらとっくに書いているし、というかね、出し惜しみをしているみたいな言われ方をすると心外なのですよね。そんなスキルはないし出し惜しみするようなものなんて一つもないわけです。」

 

「それを早く言ってくれれば分かったのに」

 

「何かあるのが見つかって書くことができればもうそれは終わってますよ。書いたら終わりだからもう実質終わっているわけです。でも僕のものは終わっていないし先がまだ分からない。だから現状のままでいるしかないわけです」

 

「わかった。わかった。それ以上、言わないでいいですよ。黙らないとキレますよ」

 

「キレたらいいんじゃないですか?」

 

「そうやって煽るのですね?」

 

「だってあなたは怒るとキッスしてくるからな。だってあなた、旦那さんいるんでしょう?旦那さんがいるのに僕にキッスをするのはまずいんじゃないですか?不倫ですよ。不倫」

 

「わかったわかった、作者よ、アイムソーリーだ」

 

「だから言っただろう?ゆうただろう?マイルズがグウェンを追いかけているときに流れるんだ」

 

ここでボーイフレーンド・ターイム!!かなりクールだね!!

 

「ああ、あの数字がどうしたんだろうっていうのに、参加したんだ」

 

彼らはただそこに座って、20分くらい僕らを見つめてた。ああ、またこの人が戻ってきたんだと思うとゾクゾクして朝も夜も寝られない。寝る時間がない。暇がない。

 

「あの子はマンチェスターから来たんじゃない。間違えてるぜ、トッド」

 

「いや、マンチェスターの人みたいだよ。マンチェスター出身のハーフだろう?僕はサウス・ヨークシャーで生まれたんだけど、16歳のときにマンチェスターに引っ越してきたんだ」

 

あなたは今まで、まぁ今までと言っても簡単に済ませられる話ではないのは分かっている。だから他のことは忘れた、ということにしておこう。僕は一発限りの強力なパワーと戦っているのではない。倫理的な目標を積み上げているんだ。こんにちは、美しい養成さん、ぼかぁ参加するよ、バーンアウトするために。こうして僕たちの世界は失われた。

 

「そうなんだ。でも俺は一日中椅子に座ってるんだ。フードバーには誰が?」

 

「あれを見るたびに、友達が10人くらい倒れるんだ。いつも古い、オールドワンなどとも古来から呼ばれるような類のトイレがある。見たいって?ほれ、あそこだ」