今後はDJ路線?。その4。

まぁやっぱ結局経済性みたいなのが構造を規定しちゃうんだよね。媚びない音を追求したいけどそれなりにお客さんも集めなきゃいけないという現実はどこに行っても変わらないからだからまぁどこも似たようなイベントをやるようになるんだよね。まぁかといってもコアならいいのか?って話でもあるからさ、まぁそれは一概にそうでもないからアレなんだけど、まぁ結局だから「DJだ!」って思っても色々と調べてなおかつ考えるとこういうことなんだよねぇーっつって冷めるっていうのはこういうことなんですよね。まぁ俺が音を作るときと同じジレンマよ。結局、自分は良い!と思ってるだけじゃ自己満足だし、ある程度評価されればいいけどまぁ凄く限られた人だし、かといってもっと広く理解されるようなものを作ればいいのか?っていうとそういうことでもないしさ、結局、なんらかの形で表現するって場合に付きまとうジレンマだよね。


で、結局はどういう形であれ経済性みたいなのが介在してくる話になるとどうしても話は芸能とかに行っちゃうんだよねっつーかようは集客性とかって意味で。だからこそまぁ余計のこないだ書いたみたいなことを思うんだよね。もっとすげー敷居が低い感じでパーティーとかオーガナイズできればいいのになって思うんだよね。ノルマがどうってことになるからオーガナイザーとかが疲れ果てちゃうわけでさ、なんかもっと簡単にできないもんかな?って思うんだよね。まぁそれがあれなんだけどね、レイヴとかの始まりなんだけどね。ウェアハウスとか野外でやるっていうさ、まぁ音響設備持って行けば場所代かからないからね。で、まぁ警察が来て規制されて・・・っていう流れなわけで。かといってもまぁそういう風営法とか権力による規制があるから駄目なんだって話でもないんだよね。別にそれだけじゃないわけで。まぁでもさ、こういうことを考えるとっつーかDJ目線に戻ってみるとここ数年の日本の風営法ってただですらやっていくのが大変なクラブとかの業界に止めを刺すような話だよねって改めて思ったよね。


まぁ別に関心が無かったわけじゃないけど特に別に夜遊びしてるわけじゃないしDJやってるわけでもないっていう身から考えるとやっぱ正直どうでもいい話になっちゃうのよね。まぁそれにしてもどうでもよくないんだけどさ、やっぱでもかなりこういうDJ目線にしないと問題の重要性ってのを切実に感じることができないってのはやっぱりクラブカルチャーみたいなのが根付いてないからだよね。まぁ俺の場合、こりゃ酷い話だなぁーぐらいの感じで関心はそりゃ持ってたけどそこまで切実じゃないっつー感じで、んでまぁ今改めて音楽における場の重要性ってのを認識してDJ目線で考えたときにあんな風営法ありえないだろ!っていう切実なレベルになるんだよね。まぁようは目線がそのぐらいじゃないと切実にならないんだよね。元々クラブとか行かない人にとってはどうでもいい話だったりするわけで。まぁ権力とかに敏感な人は別としてもね。


ただまぁ今の俺の考え方ってただですらお金を得られる機会ってのが減ってて音楽も金にならない中で音楽ってのを媒介に人が集まるっていう場ってのは音楽に残された最後の場だと思うんだよねってまぁ場はネットに移ってるって考え方をしてたけどそれとは別にこないだ書いたように音楽を媒介に人が集まって何らかのお金が動くっていう経済活動の一環になりうるっていうことの重要性だよね。元々仕事が無いしどんどん無くなるんだからちょっとでもお金を得られる仕事ってのは増やしていかないといけないわけだよね。だからそういう状況では規制とかを無くせば勝手になんか人がはじめてある程度の経済的循環を生み出すみたいな可能性があるものに関してはどんどん規制を撤廃するべきだと思うんだよねっつーかさ、いや、クラブっつったって小規模にしたってそれで食ってる人もいるわけでさ、それをつぶすって産業を潰すってことだもんね。工場を海外に移すみたいなもんでしょ。国内産業を潰すってことだよね。まぁでもそこでさ、若者の賃金が減ってる中でただ生活費は下がらなくて土地代とかも下がらないって中だと結果的になんつーかその場が介在するものに関しての費用対価が高くなっちゃうよね。


みんな金無いからイベント自体の入場料は安くせざるを得ないし、かといっても場所代は高いままだしで、まぁ来る人も金無いっつーとあれだけどまぁみんな金無いって感じで考えればそりゃみんな節約するよね。まぁ究極的な節約って外に出ないことだからそもそも金を節約しようと思ったらイベントとかに行くわけがないよね。あとまぁあんまドリンク頼まないから入場料安くしてドリンクで稼ごうと思っても肝心のドリンクがあんま出ないっていうさ、んでまぁ若者のアルコール離れとかになっちゃうとまぁそういうのって終わりだよね。マジで。まぁでもクラブで朝まで騒いで酔っ払ってるうちにドリンク頼みまくって散財しちゃったとかってまぁ生存に必死な今の若者から見ればバブル期の金の使い方みたいな異次元な感じはしちゃうよね。ファミレスでドリンクバーとか家飲みとか外飲みってのが経済的合理性から選ばれてるって中であえてクラブに行くっていう必要もなくなっちゃうもんなぁー。まぁソフトドリンクで朝まで踊るって人もいるだろうけど。


まぁホント、風営法に関しては改正されなきゃいけないのは当然としてさ、んでもまぁ24時間営業可能になったら若干風紀は乱れるだろうってのは絶対あるわけじゃん?まぁこれは前にも書いたけどさ、で、まぁそりゃ深夜でみんな酒入ってる中で問題が起こらないほうがおかしいんだよね。で、なんかちょっと事件があるとやっぱ規制ってことになるわけでしょ?で、DJ目線になると散々書いたように元々日本でDJとかクラブとかで活動するってこと自体が大変なのにクラブを規制するとかってもう死活問題なんですよね。活動できなくなっちゃうわけだから。元々あんまりそういう世界と関係ないって人でも考えてほしいのがさ、それがまぁこないだ書いたただですらお金を稼ぐっていう機会が少なくなってる中でまだ経済的に成り立ってるものってのが凄く貴重ってことなんですよね。犯罪の温床になるから規制するべきって論理だとさ、それだったら金融とか規制しなきゃいけないってことになるじゃん?暴力事件みたいな物理的な事件だけが犯罪じゃないわけで。


ホワイトカラー系の犯罪の温床になるものは規制するべきってことを言い出したら規制だらけになるよね。でもクラブとかに関してはイメージ的に凄くマージナルなもんだからそんなに大きく考えないっつーのとまぁ犯罪の温床みたいなイメージがつきやすいってのはあるにせよまぁさ、ホワイトカラーの犯罪も暴力も同じ犯罪なんですよね。だからそれが起こる原因があるから犯罪が起きるからそれを規制するべきってことになると経済活動事態に著しい規制がかかるってことになっちゃうのよ。新自由主義の考え方ってこれじゃないですか?基本的に経済活動に関しては干渉するべきじゃないっていうさ、んでもじゃあなんでクラブとかパーティーには規制がかかるのか?ってことなんだよね。やっぱまぁ端的に言ってイメージと差別だよね。実際は凄い産業なわけだし動いてる金がたいしたこと無くてもそこをベースに活動してる人がいてそういう人たちがそれで食べているという場所を潰すってのはようは産業を潰すってことでしょ?だからまぁ金融は規制されなくてなんでクラブは規制されるのか?ってことになるんだよね。両方とも犯罪の温床なわけでしょ?


まぁだからあれなんだよね、金融とかは政治的な利権とかがあるから保護されてクラブとかは利権が無いから保護されないっていうそれだけなんだよね。あとまぁ政府とは関係ない本当に純粋な市民による経済活動だったりするわけだから政府にとっては何かと問題を起こされると面倒だからとりあえず問題が起こる前に規制してたほうがいいみたいな考え方だよね。まぁ何気にこれって普通の人にも多いんだよね。クラブとかに偏見を持ってる人とかはあんなもん変なやつらが集まって踊ってる場所でしょ?ぐらいのイメージなわけだから。んでもまぁあれですよ、ものづくりとか製造業とかの地場産業とかって小規模だろうが産業だから重要じゃないですか?それと同じなんだよね。クラブも。大規模じゃなくてもそこで活動してたり何かが生まれたりしているっていう場でお金が動いてるって意味でローカルな経済主体じゃん?で、まぁ中心は音楽なわけでさ、大局的に考えればクラブが無いよりかはあったほうが何らかの曲が誰かの耳に入るって機会が増えるわけだから直接的に爆発的にではないにせよ何らかの音楽産業へのポジティブなフィードバックってそこで生まれるわけじゃん?


そういう大きい範囲で見ると決してローカルな経済と言えるほど小さいもんではないんだよね。あとまぁグローバリゼーションに対してある種永遠にローカルだよね。その場で金が行き来するっていう究極的にローカルな経済主体なわけで。考えてみるとさ、グローバル的なもんに結果的に金を払っちゃってるってのが大半じゃん?結局は海外資本のところにお金が行っちゃうとかさ、まぁもちろんそこで雇われている人の賃金とか土地の使用料とかを考えればローカルな面もあるんだけど究極的には経済主体はどっかの海外の資本だったりするわけじゃん?で、それに対してローカルなのって地元の弁当屋とか総菜屋とかじゃん?って弁当屋ぐらいしか浮かばなかったんだけど(笑)


まぁそれでも食材は輸入とかだったりもするからさっつーかまぁそういうところまで行っちゃえば音楽にしたって別にクラブで流れてる音楽が必ず国産ってわけじゃないわけだしそこまで別に自給ということにこだわる必要は無いけどさ、でもまぁこの自給ってすげー重要な概念だよね。基本的にでかい資本のものが生産を独占するってことになればそりゃグローバル企業の資本が強いところが勝ちますよね。そういうのとは違うローカルなものの重要さってまぁスローフードだのなんだのって色んな分野で言われてることだけどクラブって最たるもんだと思うんですよね。地元の畑みたいなもんなんだよね。何らかのもんがその場から生まれてるならそれは産業で人が関わることで経済も成立するじゃん?完全に自律してなくてもある程度の経済がそこで回るっていうこと自体がもはやレアじゃないですか?グローバル化以前はそれが当たり前だったけどグローバル化後はローカルなもんなんて探してもなかなか無いぐらいレアなもんなんですよねってまぁちょっと大げさに言ってるところもあるけども。


いや、だからさ、まぁしょっちゅう殺人事件とか暴力事件が起きてるとかならともかく一回起きただけで大騒ぎするなって話なんだよね。ちょっと殴り合いが起きただけでそのクラブどころかクラブ自体が規制されるのか?って話じゃん?それは経済的にどうなの?って話なんだよね。そりゃ金あればいいけど金ないわけでさ、少しでもローカルな産業があったほうがいいって中でちょっとした小競り合いだけでクラブ規制とかそういうのは駄目だよねってことなんだよね。なんかもう絶対あるじゃん?24時間営業後の初事件!みたいなさ、そりゃ人が集まるところだったらなにかしらのトラブルは起きるでしょ。それをその都度大げさに言ってクラブ自体が暴力とか事件の温床だなんつって規制するのは経済的合理性に反してるよね。それは金融とかと同じロジックですよ。ホワイトカラー犯罪の温床だけど金融そのものを規制するなんて経済的に駄目じゃん?


だからなんつーのかな、犯罪の温床になるっていうこと自体の論理的自明性って明らかじゃないってことなんだよね。それを言い出したら何でもそうでしょってことになっちゃうじゃん?まぁよく槍玉にあげられるのがゲームとか表現系だよね。こういうのがあるから犯罪が増えるっていうさ、なんの自明性も無い話なわけじゃん?っつってもクラブは人がハメを外しやすくなってなおかつ酒が入るわけだから犯罪が起こりやすくなる場所に違いはないっつってもさ、それってやっぱ程度の問題なんだよね。しょっちゅう色々と事件が起きてたらまずいけどちょっとの事件で大騒ぎするのはおかしいのよ。それだったらもっと大騒ぎしなきゃいけないことだらけなのよ。車があるわけだから事故が起こりやすくなるみたいな話じゃん?あとはやっぱトレードオフだよね。騒がしくなるしガラは悪くなるかもしれないけどそれがあることで生活できるとか活動できるようになる人が増えるっていう産業的な意味合いとあとはやっぱストレス発散だよね。何よりもこれですよ。


それこそ事件とかを気にするならもっとストレス解消の方法について真剣に議論しなきゃ駄目だろ!って話なんだよね。まぁ日本の場合、それが他人に行くんじゃなくて自分に行って自殺しちゃう人が多いんだけどまぁクラブがあれば解決!ってわけじゃないけどハレとケのバランスですよね。これは前から書いてるけど日本ってハレを規制しすぎなんだよね。あとそれが凄く悪いもんだみたいなさ、静かにしてるのが美徳みたいなのってあるじゃん?本来の日本って何かしらの祭りがしょっちゅうあったっていう風土なのにそれが逆なんだよね。まぁそれはだいぶ前に散々書いたから繰り返さないけどやっぱりまぁ今の俺が思うのは経済的なことだよね。場が増えて活動ができることで生活が成り立つっていう一連の流れが成立すればもうそれは産業なんですよ。だからクラブって場を生み出す産業なんだよね。


ここは土壌が良いから作物を育てれば良い作物ができるっつー土壌を使わないでいることの不経済性だよね。あとやっぱさ、モノが売れないなんつってまぁあとショップとかやったって売れないわけでしょ?あとは売るってもネットが主流だったり。だから場が余るんでしょう。そりゃ場は余りますわな。だからなんかに使ったほうがいいに決まってのよ。で、それでクラブって一番手っ取り早いよねっつーか前にも書いたけど人ってとりあえず音がしてて騒いでると「なんかやってんのかな?」って興味示すんだよね。で、とりあえず行ってみるわけよ。クラブっつって音漏れしてたら駄目だろって話なんだけど別に爆音で流すだけがクラブじゃないからね。なんかやってて人が踊ってるっつーだけで人が集まるんだったらこれってもう客寄せじゃないですか?とりあえず人が集まるっていうところに経済性を感じるんだよね。それは何かがより人目に触れるっていうことになるから広告的なもんのハブになったりなんかをそこで売るとかってのも普通になんかやってるよりかは人が集まってきやすいわけだから集まりやすいわけだよね。まぁモノが売れるかどうかは別としても。


これってまぁ最近書いてる俺自体が俺に懸念していることそのものなのよ。ようはなんでもネットで済むってことになるとどこにも出なくなるし人とも出会わなくなるしっつってもまぁネットを介しての出会いはあってもリアルな場での出会いってなくなるじゃん?あとまぁ外に出て金を使うことが無くなるってことだよね。一方で相変わらず完全に電脳化すれば物理的制約に苦しまなくて済むから楽だとは思いつつもこれって経済性ゼロじゃん?基本金使わないっていう考えの最たるもんだよね。まぁ別に金が軸じゃないしてもまぁでもとりあえず引きこもるってまぁ経済的ではあるじゃん?でも結果的に全体としてみたときに経済が滞るってことはやっぱ駄目なんだよね。引きこもってると。


まぁネット経由でオルタナティブな経済とかができれば別だけどさ、まぁでもそれにしてもやっぱり物理空間でのお金の行き来って大事じゃん?全部がサイバースペースに以降するなんてだいぶ先の話だろうし、何よりクラブの臨場感とか場の雰囲気なんてものの代替というのは難しいでしょうっつってもあれかヘッドマウントディスプレイで仮想クラブなんてのは可能なのか。んーでもまぁ経済的ではあるけどやっぱなんかね、金の行き来が無いよね。それだけで終わっちゃってる感じが。インタラクティブであったとしてもやっぱドリンクとかさ、まぁようは公共事業的な考え方なんだよね。場があれば職ができるからそれはあったほうがいいっつー考え方なんだよね。それは今自営だからすげー分かるのよ。すんげー小さい中でも一応経済的に成り立つとその中で成り立つ雇用ってのもあってそれがあることで成り立つ自営の人間とは別の雇用されている人間にしてもその人の生活が成り立つってまではいかないにしてもなにかしらの貢献ができるわけでしょ?こういう経済主体ってすげー重要だよね。


こういうのが小規模で色々とあればいいのになって思うのよね。ようは企業とかに頼らなくても色々何かをやってる人がいてそこで成り立っている小規模な産業があるからそこで何かしらの仕事を探してやるとか活動するとかさ、これって一番理想的だよね。政府に依存しない主体って意味でも理想的だよね。バーとかって意味ねぇーじゃん!ってずーっと思ってたけどさ、むしろ場があるから成り立ってるものってすげー重要だなって思えるようになったんだよね。客観的に見れば酒なんて自分で買ったほうが安いわけなんだけどでもまぁ俺は利用しないけどバーってまぁ場って意味で成り立ってるわけでしょ?お金で見ればもっと安く買える場所があるのにも関わらずそこで飲むっていうイニシアチブがあるんだよね。


これって凄くない?ただの酒なのにバーっつ場があるだけで付加価値が生まれるんだから!もちろんその付加価値を感じるのは消費者よ。意味ねぇーじゃん!って思う人もいるけどそうじゃないと思う人もいるわけで。そう思うと水商売全般凄いな!って思うんだよね。結局売ってるのは酒なわけでさ、あとまぁサービスなんつったって姉ちゃんが接客するだけじゃん?そんだけで付加価値が生まれてて人がそれに金を払うんだから凄いよね。だからまぁ俺のイメージとしては音楽を中心に何らかの場に付随するものが動くことでお金が動くっつー感じだよね。音楽が主なんだけど何らかの媒介でもあるっていう。やっぱだから雰囲気とか音響設備とかさ、こういうのってすげー重要だよね。ネットで何でも済むからこそそういう場でしか出せない雰囲気とか音とかってのが重要な気がしてきてるんだよね。


って感じでまだ続きます。んじゃまた。