2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
自己陶酔している人間に彼女のような雰囲気は出せない。自己陶酔していればダラダラしているようでもあくまでそれは「フリ」であるし、言葉ではニヒリズムを語っていても自己陶酔している人間のニヒリズムは言葉のところどころに自己愛が見え隠れする。自分…
モリモリは一瞬の感覚の記憶を遅らせる作用があるようで、上手く使えるようになれば独自の物が創り出せるような気がしなくもないが、そもそも何もないところから何かが出てくることはないので、例えば空っぽの俺から面白いものが出てくるということはないし…
「そうなんだ。でもなんで?」 「聞きたい?」 「いや」 そう答えた。 「そう言うと思ったわ」 彼女はクスクス笑ってブラディ・マリーの残りを飲み干した。その動作は内省的なピアニストが歳月をかけて磨き上げた短めのカデンツァを思わせる、自動的な優雅さ…
彼女には心の奥までさらけ出せる。特に自分だと心の底までさらけ出すことができる。というよりも彼女に抉られる感じがする。一度たりとも納得したことがない彼女に対する受動性、この従順さに戦慄する。ちょうどある種の動物が獲物に目つぶしをくらわせるた…
当時のボブ・サップ人気は凄かったので、当時の自分はボブ・サップの試合を欠かさず見ていたのだが、突進して倒せばいいのに、でも突進してくるだけのやつなんだなということが周知になってしまった後は、ボブ・サップは「攻略」されてしまった。そこで攻略…
「まぁなんていうか何も言い返せないわ。正論過ぎて」 「そんな洒落た格好してさ、一人でバーのカウンターに座ってカクテルの身ながら寡黙に読書に耽ってるなんてダサいよ。サルトルごっこっていうか文豪ごっこっていうかさ、ワナビーだよね。ロッカーの恰好…
芸術が失敗するときってのは大体表現者の表現の度合いが高すぎて主張がうるさ過ぎることだと思うけど、表現ですらないのにも関わらず「くだらなさ」を表現できているスタバのアルコール販売は究極の芸術だろう。誰が帰りにいっぱいひっかけてから帰るという…
だから僕は常にメンタルのチェックを欠かさない。でもここでパラドックスが起きる。もし僕が狂っていたら「狂っていない」と診断する僕は狂っているのだから、第三者の目がどこにもないということが問題になる。身体的な問題なら客観的に分かりやすい。首が…
しかしメテオライトのブレスレットを身につけた彼はもう無敵である。さっきまでの鬱が嘘のように回復し、創作意欲があふれ出してきた。そしてまた言葉との戯れを始めた。彼はまた前人未到の言葉の世界に足を踏み入れた。しかしメテオライトのブレスレットを…
部活の時、とある先輩からボールを持ってその冴えない先輩に渡すように言われたので、男は先輩にボールを持って行ったら冴えない先輩は何かの作業中で男の指示が聞こえないフリを永遠と続けた。男も粘って「先輩から持ってきてと言われたボールです」と言い…
人通りがないわけではないのだが、誰もこの中で若いサラリーマン風の男が死んでいるとは思ってもいないだろう。渋谷の監視カメラの位置はすべて把握しているので、トレスされる心配もない。銃器とCQBの免許皆伝の際にオツベルさんから頂いた懐刀にも血はつい…
「この曲、何なの?」 と言われたときにそう答えるには答えるだろうけど、一回もそう聞かれたことはない。あと彼女は未成年なのでウィスキーの口移しなんてのも全くのナンセンスで彼女はそれを口受け取った後ベッドに吐き出した。 「なにこれ。変な味。まっ…
優美は熱く息を弾ませじっとしていられないように、次第にクネクネと見悶え始めていた。僕は十分に舐めてからもう片方の乳首も優しく舐めた。優美が喘ぎ、くすぐったそうにビクリと肌を震わせては、かわいらしく甘ったるい匂いを揺らめかせた。 左右の乳首を…