ウォール伝、はてなバージョン。

革命家/Rockstaによる日々の思索を頭をクリーニングするかの如く書き連ねるブログ。

Black Metal Veins。


っつーか記事と関係ないんだけどすげーやべーの見つけた。有名な人なんだと思うけどcanooooopyという100パーセントサンプリングでGaragebandのみで音を作ってる人なんだけどかなり良いんだよね。聞いたとき「ひぇー」って感じだったわ(笑)


https://soundcloud.com/canooooopy




ぶっちゃけこのぐらいの年代の人の次世代っぽい音って苦手なのが多いんだけどこの人は凄くいいねっていうか良い意味で90年代的かな。嫌なゼロ世代感が無いのね。いや、サンプリングでどんどんCD出してほしいですよね。マジで。著作権関係でfuckなこと多すぎるからサンプリング=ゲリラ活動なんだよね。ある意味で昔大友さんがやってたサンプリングウィルス計画みたいなのとコンセプトは似てるかもね。


http://www.japanimprov.com/yotomo/yotomoj/interviewj01.html


いや、でもcanooooopyなんだけどまさに俺がplunderphonicでさんざん書いてたことって本当にこれなんですよね。好きなの混ぜちゃえば良くない?っていう自給自足な感じっつーのかな?自分で聞きたいのとか「こんなのないかなー」ってのを作っちゃうんだよね。あと色々と聞いてて「あー理想に近いけどここが惜しいなー」みたいなところとか改変して自分のバージョンにしちゃうとかね、そういうデータベース的な思考だよね。


ってことでここからエントリーです。


Lucifer ValentineっつーAugust Mordumみたいな映画を撮る人がいるんだけど基本的に大脳分裂みたいな感じのアート紛いの映像とヴォミる感じで基本的につまらないんだけど2012年のやつでBlack Metal Veinsってのがあってドキュメンタリーなんだよね。自称ブラックメタラーの人たちが出てくるんだけどみんなジャンキーで永遠と絶望を語ったり「体ボロボロだぜー!」みたいな自慢してたり完全に低能なルーザー達がひたすら破滅の道を歩むっつーか永遠とドラッグやってるっつーやつなんだけどブラックメタルに限らずパンクにせよロックにせよlowerな感じのフォロワーって必ずいるからね。ブラックメタルがドラッグ推奨してるとは思わないしまぁこの映画に出てくるブラックメタラー達も独自のブラックメタル観を語ってたりしてて結構面白いんだよね。でも当然「へぇー」って感心するような感じじゃなくてダメな感じのロックファンなんだけどここまで強烈なジャンキー映画はGringo以来だなと思ってさ、まぁ調べればあるんだろうけど厭世的な感じが半端じゃないんだよね。凄まじいホワイトトラッシュ感っつーのかな?あらゆる意味で底辺なんだよね。


別に子供のころに問題があったわけでもないし、普通の良い家庭で育ったしこうなったのは完全に自分のせいなのよーなんて開き直りつつ永遠とドラッグやってるっていうね、で、画面に「六か月後」で表示されたと思ったら例の開き直ってる女の顔と体にブツブツができててさ、まぁその破滅のプロセスをひたすら追ってるっていう感じの映画なんだけど強烈さという意味で逆にすげー教育的なんだよね。それこそ義務教育の過程で教育ビデオとして見せたほうがいいぐらいの強烈さなんだよね。俺は葉っぱは好きだけどよくそれがゲートウェイドラッグになって他のケミカルに繋がるみたいな話あるけどさ、普通知識あれば絶対ケミカルなんてやらないのよ。この映画見れば歴然だしあとまぁ中毒者が精神病院行きになってた様子を描いたドキュメンタリーとかさ、そんなの腐るほど
あるからね。


ブラックメタルってまぁそりゃ闇っつっても色々と解釈があるから一概には言えないけどまぁ「破滅の道を歩め!」みたいなことを真に受けたらこんなことにもなるなっていうかまぁメタルっつーか特にデス系とかって内向的で病んでるファンが多いイメージあるじゃん?あれって本人の厭世的だったりこの世への絶望とかが音楽にあらわされててそれに共感してたりするんだよね。まぁ俺もそうだけどね(笑)でもまぁだからといって自殺せよ!ってことにもならないよね。まぁこれに関してはサタニズムについて色々と書いたけどニーチェなんかの影響が大きいタイプのサタニズムなんかは完全に超越を説いてるからね。どんだけ自分が惨めだろうが世界が酷かろうが意志で負けたら負け犬になるからpower of willを持ち続けろ!っていうことなわけでまぁぶっちゃけ教育的にすげー良いんだよね(笑)だからまぁこういう観点からするとジャンキーに転落するなんて全然ブラックメタルじゃないしむしろサタニズムから言えば完全に負け犬なわけなんだよね。あと別にニーチェのリファレンスが無くてもとにかく自由になるっていうことを説いてたり歌詞にしてたりするのも多くてそうなるとジャンキーってのは完全に薬に依存してるわけだから全然自由じゃないよね。


基本まぁあれなんだよ、ブラックメタルってエリーティズムなんだよね。意志の力を持てるやつだけがやれる音楽みたいなさ、そういう意味で力とか関係なく片っ端から慈悲だのなんだのっていうことを説くキリスト教ってのに対してアンチになるわけだよね。完全に人間を心の底から骨抜きにする宗教ということでそれが真の悪ということになるっていうかまぁ完全にニーチェのアンチ・クライストですよね。まぁそういう意味で前に仏教についてもさんざん書いたけどまぁ仏教的な意味の慈悲心とかも完全にダメだなって今は思うよねっていうかあれこそまさに本当の意味のエリーティズムなんだよね。そんなの持ってたら普通社会的に立ち回れなくなるどころか無駄にダメージくらったりするわけでさ、本当に選ばれた人しか歩めない道なんだよね。そういう意味で仏教ってのはサタニズムなんて比にならないぐらいエリート主義なんだよね。まぁつまりは小乗ということだわ。まぁそれでいいんだけどね。小乗という枠組みの中でやってれば論理的に完璧だし誰も文句言えないからね。世俗化すると論理的におかしくなっていくってのは前にも散々書いたけどそんな中でまぁ超人思想ってのは小乗に乗り切れなかったレベルの人でもまだ望みがあるっつー割と敷居の低いエリーティズムなんだよね(笑)


前にも書いたけど「なるほど!」ってやっぱ思ったのがさ、色んなことがクソでもそこでニヒリストにならないってことなんだよね。そこで象徴的な意味合いで超越的なものとしてのサタンというのが出てくる。なんで神じゃないのか?っていうとそれではこの世の中のクソっぷりが全く説明できないしこんなのを放置しておくなんてありえないだろうっていうところだよね。でもまぁサタンってのはマキャベリアン的な意志の力志向なんだよね。むしろ色んなことがfuckだからこそそういうのを超越しろ!っていう超越思想なんだよね。そういう意味だと魂への信仰ということでオリジンというわけではないけど傾倒的にエマソンとかそっちのほうだよね。ましてやソローとかになるとナチュラリストだったりしてまさにペイガニズムと繋がるんだよね。まさにウォール伝!ってわけ。俺が志向してるのは悪魔だけにあくまでそれなんだよね。いきなり闇に落ちたとかそういうのではなく「これなんだな」っていう確固たる世界観を得たっていう感じだよね。まぁだからそういう意味でサタンってのはただの象徴だよね。まぁこれも見方次第ですよね。死神っていうと怖いっつーイメージがあるけど実際は最高神に仕える農夫という意味合いがあって死んだ人の魂が現世に留まり続けないようにちゃんと刈るっていう意味でのgrim reaperなんだよね。だからどっちかというと魂という観点から見ると良いやつなんだよね。普通に(笑)


まぁその最高神ってのが何なの?って話でもあるんだけどまぁでも俺の知ってる限りっつーかまぁ勉強してる最中だけど破滅の道を歩め!なんて説いてるものは無いよね。あとまぁあるとすればそれはジムジョーンズとかのカルト系になるよね。それが魂への唯一の救いなんだっつってまぁポア的な思想にもつながって最悪の反社会性を帯びるんだよね。まぁんでもそういうのもあるから一緒くたにされてるしまぁそういうイメージしかないかもしれないけど思想的にちゃんとしてるものもあるんだよねっつってもこれがすんげー限られてるんだよね。そういう意味で本当のブラックメタラーってほとんどいないんだよね。まぁそれで言うとパンクとかロックとかでも同じだろうな。そのスピリッツってのは生き方なんだ!ってことを言い出したらまぁ反抗的じゃないですか?だからまぁ社会になじめるわけがないから必然的にアウトローになるんだよね。人にヘコヘコ頭を下げたりするのはロックじゃない!とかっていいだしたらまぁ社会生活送れないよね(笑)それと同じなんだよね。まぁでも逆にパンクロックとかは聞かないけど思想的に完全にパンクで生きてるって人はいるよね。好きな音楽はブルースとテクノでパンクなんて全く興味ないっつっても生き方とか考え方はパンクだったりするからね。逆もまた然り。スタイルとしてパンクはいくらでもやれるけど生き方に反映されてるか?っていうとそれはまた別問題だよね。まぁすげープライベートなことになるよね。


まぁそれで言うとヒップホップも同じだよね。あれも生き方と文化そのものだもんねっつーかカルチャー全般そうなんだと思うけどね。でも特に音楽はそういう生き方的なものに直結してるってのが多いしそれをリリックにしたりコンセプトにしたりスタイルにしたりするわけじゃん?そういう意味で抽象化すればどれも一緒なんだよね。だから別にブラックメタルって全然特異でもなんでもなくてすげー典型的な生き方と直結した音楽スタイルなんだよね。


あ、んでまぁ書きたかったのはこの映画の紹介なんだけどまぁこういうのは本当にfuckだよね。これがブラックメタルとかって言われるとなかなか困るっていうかこれはscumとかjunkだろって気がするんだよね。ブラックメタルってもっと気高いもんだしある程度の知能がないとできないもんなんであってバカが「生きてる意味なんてねーぜ!」とか言いながら破滅の道を歩むってのは全然違うと思うんですよね。っつってもまぁ色々だからなー。ブラックメタルっつってもねぇ。こういう破滅系の世界観もあるしネオナチみたいな世界観もあるし白人至上主義とかさ、white powerみたいなのもあるしね、だから白人の音楽なんだ!とかって言うやつがいるけどそれも本当にアホ臭いよね。根本的にこれはDIMと言われるような暗黒面とか陰鬱さとかってのを表現する手段だったり世界観だったりするわけで必ずしも差別主義とか政治的なものが絡む必要はないんだよねっていうか勝手に政治とかに繋げてwhite power!とかってやってるやつらは本当に低能だと思うのね。


まぁ前にも書いたメタラーディスるような感じになっちゃうけどなんかまぁムキムキの脳まで筋肉でできてそうなやつが下手に政治とかに関心持ってこじらせちゃったみたいなものがああいう感じなんだよね。まぁ知能的に本当にネット右翼とかと似てると思うんだよね。メンタリティとか浅い感じとかね。それがまぁ世界中にいるってことなんだよね。北欧とかもそういう意味で酷いからな。こういうブラックメタルは本当に最悪だなって思うよね。実際に音聞いても本当にマッチョであと基本ムキムキだから全然ダークじゃないんだよね(笑)ヘビメタとかって軽蔑されるような音のが多くてさ、で、まぁ本当に陰鬱な音やってるやつらでネオナチとかwhite power系って比較的少ない気がするんだよね。まぁようは圧倒的にマッスル系のメタルやってるやつらにネオナチが多いってことなんだよね。これは理由は簡単で本当に陰鬱な音ってのは相当デプレッシヴじゃないと作れなかったりある程度の繊細さが必要だったりするからそんな単純な思想を持ってるやつに作れるわけがないってのはあるよね(笑)だからまぁネオナチ系とかは力任せのメタルみたいなのしかやってないよね。


まぁようはさ、文化的に暗い部分とかね、あとまぁオカルトって意味だと古い生贄の儀式とかさ、日本も独特のがあるじゃないですか?そういうのを世界観として表現するってのはまさにブラックメタルなんだよねっていうか別にメタルである必要もなくてそういう闇をモチーフとするっていう方法ってのはあるしブラックメタルはその一種なんだよね。だから別に必ずしもアンチクライストである必要もなければそもそも西洋的な世界観を持ってる必要もないわけね。個々が勝手に暗部をひたすらこじらせて出力していくっていうものだからね。ただまぁノイズ系とかになるとまた違うんだよねっていうかノイズ系は猟奇とかじゃん?それも暗部でしょっていってもそういう表層的なものではないんだよね。もっと観念的な絶望とか文化が持っている闇の部分とかそういうところにフォーカスするっていう志向性なんだよね。そういう意味で友川かずきとかってブラックメタラーに人気じゃん?カバーされてたりするけどまさにそれは観念的にブラックなものを表現している人だからなんだよね。ブラックフォークの元祖といってもいいかもしれない。まぁわからん、フォークとかは詳しくないから世界を見ればもっとオリジンって言える人がいるかもしれないけどね、ただまぁ言いたいことは分かるでしょ?


あ、んで映画の話に戻るけど紹介しておいてなんだけどまぁLucifer Valentineって人間的に屑なんだよねって映像見ればわかると思うけどこのBlack Metal Veinsにしても映像のショック加減とかそういう表層的なもんばっかなんだよね。本当の心の闇が全然描けてないっつーかそんなの描くつもりもないんだろうなと。Vomit三部作ってのがあるんだけどまぁ本当に最悪なんだよね。美大ワナビーなやつが作ったような感じでさ、まぁそこまで質が低いわけじゃないんだけど浅いんだよね。耐性無い人が見たらそりゃショックだろうけどAugust Mordamってそういう意味だとよくできてるんだよね。雰囲気とか描写とか絶妙だしね。あとまぁどうなんだろうね、映像のゴアさとかって意味だともうネット社会になってると見ようと思えば映像っつーかリアルなもんがいくらでもあるからね。こないだもたまたま見たんだけどISISの連中がアッラーハックバール!って言いながら手足を拘束した人間の首をどんどん切っていくってやつがあったんだけどあんなの見ちゃったらある意味なんでも大丈夫になっちゃうよね。まぁ大丈夫じゃないんだけどね。映像のグロさというよりかはやっぱりその本当のdisgustって「なんでこんなことするの?」っていう怒りからくるよね。単に映像がグロいだけだと耐性が付くと大丈夫になるけどやっぱりこの理不尽なことへの怒りってのがさ、そこだよね。やっぱ。そういう意味だとリアルに勝るものはないしそれって別に首切るとかそういうもの以外でもdisgustなものって腐るほどあるからね。むしろ心理的に来るものこそ本当の意味でのグロだよね。


だからまぁいや、リアルと映画を比べてもしょうがないけどLucifer Valentine的なのって本当にどうしようもないっていうかあとまぁ本人もそこまで闇に落ちた人じゃないんだろうなって思うよね。まぁそう思うとさ、やっぱり手腕だよね。本人の病理とかじゃなくてハネケとか三池とか園子温とかが描く闇とか不条理って凄いじゃないですか?だからインパクトあるんだよね。結局ここだよね。だからまぁ本当に改めて表現とは?ってことについて色々と考えたよね。


ってことでんじゃまたね。