結局、コロナの話なんだが。その3。

では続きね。

 

こういうことになって色々と篩にかけられてるよね。でも消費は篩にかけられるべきじゃないと思うんだよね。やっぱり金使わないと経済回らないし自分が経済まわすんだ!ってほどの額を使ってるわけじゃないけどさ、そりゃもちろんね、ただ個人消費って大事なのよね。だからまぁいつも書いてるけど基本的に不安ベースの貯金が最悪でさ、モノが何であれね、それが地下アイドルとかえげつない商法でCD売ってるアイドルとかでも金使ってたら回ってるからそれは不安ベースの貯金よりはいいわけだ。

 

だから消費万歳!なんだよね。まぁ俺は使わないけど飲み会とかね、埋没コストみたいなのに金使うのも使ってるだけでとりあえず正義ですよ。だから貯めすぎとか常に不安ベースで節約節約!みたいな生活してるやつらは大嫌いだけど今回の件でそういう考えが妥当になっちゃうよね。実際に貯金が無いとこういうときにどうにもならねーんだなってのを実感するわけだしさ、まぁ事業やってる人はどうにもならなくなったら即赤字で諸経費が月にガンガンかかるから個人の貯蓄でやっていけるっていう問題じゃないんだけどさ、でもまぁなんつーの、最低限の生活っていうレベルでの貯蓄はやはり必要だ!ってことになると真っ先にカットされるのはエッセンシャルじゃないものだよね。

 

まぁ俺で言うと俺が使ってるものほぼ全てですよね。機材とか音楽ソフトは別にしてもまぁああいうのは買っちゃえばバージョンアップの金とかはかかるにしてもメインのDAWとかぐらいだしフィジカルに至っては機材マニアとかじゃない限り必要なのがあればもういらないでしょ。ただでもそうじゃないんだよね。

 

guitar acquisition syndromeってのがあるけど別にこれはギタリストに限らず音楽やってると例えば俺みたいにテクノを今は作ってます!なんつってもシンセ音源のエクスパンションとかで範囲外のやつとかも使って観たくなるしそりゃソフト然りだよね。使いこなしてトラック作りに反映されるのか?っていうと反映されないことが多くても試してみたいなーってのは遊びとしてあるわけだよね。ギタリストが色んなエフェクター買い集めるのと一緒ですよ。

 

それって一見無駄だけどなんかそこが人間じゃんね?ギターもアンプもエフェクターもヴァーチャルギターセットに繋げば全部全く本物と同じ音が出ます!っつってもやっぱりギターはギターがいいしアンプはアンプが良かったりするわけだよね。まぁ時代がリアルにヴァーチャルに置き換わったら分からないけど今の世代は少なくともそうでしょうっつってももう俺もおっさん世代に入りかけてるから古い世代とかになるんだろうなって思うとアレですけどね(笑)

 

ただまぁヴァーチャルのシンセのレベルでもこれも試したい!ってのはあるわけでね、まぁそれはヴァーチャルだからコストがリアルに比べて全然かからないから簡単に試せるってのはあるんだけどただまぁなんかさ、これで事足りてるからいいんですってことではないよねってところなんだよね。

 

そもそも好きで何かをやってたり買ってたらそれは価値観の問題だから他人から見て無駄でも本人にとっては無駄じゃないんだよね。例えば俺は外で飲むとかキャバクラみたいなのを全く理解できないんだけど否定はしないよね。好きな人は好きで納得して払ってるわけでさ、そりゃ逆に俺がなんでストリーミングで聴けるものをわざわざレコードで買うの?って聞かれるのと同じようなもんなんだよね。

 

酒なんてそんだけ出せば良いのが買えるんだから家でゆっくり飲めばいいじゃないって思うのは勝手な他人の意見なわけで本人が好きでキャバクラに行ってるっていうところはもうそれでいいんだよね。さっき地下アイドルとかえげつない商法でCDを売ってるアイドルとか極端な例を出したけど他人から見たら俺の金の使い方なんて下手すればもっと酷いもんかもしれないからね。なんで聴けるものをわざわざレコードで買うんだ?っていうね、しかも中古版で傷とかもあるのにそこまでのプレ値じゃないにしても古いテクノだったら安売りはされてないから基本プレ値だよね。合理性から見たら全く外れてるよね。でもまぁ俺は好きだから買うわけだよね。

 

逆にネットで聴けるのに・・・ってのが分かるのがデジタルリリースとかもされてるめっちゃ今の音でぶっちゃけデジタルリリースとレコードの音の差がほとんどないようなものをわざわざレコードで買おうと思わないからそういうのは買わないんですよ。あくまで昔のテクノだからね。

 

洋服なんてこだわりが無い人にとっては愚の骨頂だろうね。しかもそれを余裕があるから買うんじゃなくて命を削って買うってのはもうバカの極みに見えると思うんだよね。でもまぁ好きな人からすれば楽しいわけですよ。あとまぁ服が似合わなくなるのが嫌だからダイエットとかが全く苦痛にならないっていうメリットとかもあるし(笑)

 

アメリカに居たときに数学の先生だかが「なんか全く理解できないんだけどなんで若い人はスニーカーにこだわるのかね?全く理解できないんだよね」とかって言っててさ、ただ本人のファッションセンスとか洋服全般に関する無頓着さが惨めなレベルで言いたいことは分かるけどあんたクソダサいぜってやっぱ思うわけよ(笑)金かからないのはいいかもしれないけどこの人には絶対なりたくないな!って思ったよね。金かかるけど自分は自分で本当に良かった!って思うわけよ。

 

それって言わば一種のギフトよね。金かかるけど楽しめる何かがあるってのは無い人間に比べたらそりゃ幸せよっつっても無いことが幸せで貯金が趣味って人もいるからいいんだけど趣味があるとか金かかるけどやりたいことがあるとかってのはそれだけで幸せだと思うんだよね。日々幸せさを失っていく俺は特にそれを痛感するんだよね。

 

それはコロナで外出できない!とか金使えない!とかじゃなくて楽しい!と思うことをやり尽くしてきたからマジでないぜ!っていうところまで来てる自分にとってまだ楽しいと思えることがある!ってのがどれだけ素晴らしいことなのか!ってのを感じるってことだよね。ゲームとかもヤバいよね。まぁペルソナのスクランブルとかすげー心動かされたし楽しかったけどやっぱりあの頃というかさ、ゲームの発売日が楽しみでしょうがない!ぐらいの時には戻れないよね。

 

まぁ戻りたいとも思わないんだけどね。何しろ今はレベルが上がってるからそう思うわけでさ、でも結果的に楽しい!と思えることもそれが世俗的なものであればあるほど無くなってくるよね。あとまぁ慣れだよね。映画にしてもゲームにしても膨大に見てきてるから慣れちゃうわけだ。それでも心を動かされたり「凄かった!」なんて思える作品なんて滅多にないよね。でもまぁ見続けるわけなんだけどね。

 

ってことでまだ続きますんでんじゃまた。